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テラーノベル(Teller Novel)
短編集〜

短編集〜

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8

約束はいつか果たされる

♥

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2023年05月14日

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「またな」

そう告げられてから会えなくなって早5年。

ある日突然、俺がずっと会いたかった人に会った。

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らっだぁside

「いや〜ひまだねぇ。暇暇。任務は全部終わらして無くなったし、皆んなもほとんど

終わってて後のちょっとは専門的なやつばっかで手伝えないしさぁ。」

「らっだぁ〜。」〈ガチャッ〉

「なに〜?きょーさん。」

「手紙来てんで。ちなみに一週間前のやな。」

「んん〜??、、、まぁいいや。誰からぁ〜?」

「我々だ国から」

「えっ?あの?あの我々だ国?」

「おう。」

「えっ、ちょっ、ちょーだい。」

「ん。」

「ありがと。」

「え〜と、、、なんだって、、、、んー、、、あぁ〜、、きょーさん明日の

予定空けておいてね!あと運営全員に言っといて!よろしく!」

「は?」

「明日、我々だ国で外交しようってさ。」

「えぇ〜、、、めんど。」

「だってあちらの総統様直々にきたんだもーん。断れないよー」

「、、、、、、言ってくるわ。」

「よろしくね〜」

「、、、、しかも誰か勝手に開けて行くって返事しといたって言うコメント

まで残してたからねぇ。うわーめんどくさ〜、、、行きたくないよ〜。」

、、、、あの人に会えるといいなぁ。

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ゾムside

「ゾムー、今日の外交護衛よろしく頼んだで。」

「え?今日外交?」

「え?」

「聞いてないねんけど?」〈圧〉

「え?」

「ん?しかも俺が護衛?もっと聞いてないねんけど?」〈圧〉

「ん?え?伝えたんやけど、、、」

「はぁ?言ったって?誰が?」〈圧〉

「え、あの、、、コネシマに、、、」

「コネシマ?いつそれを伝えに来させた?」〈圧〉

「ヒェッ、、、3日前ですぅ、、、、」

「ん?3日前?」〈圧〉

「俺この三日間シッマと話してないねんけど?」〈圧〉

「え、、え、、、あの、、、あの、、」

「聞かされてないのにわかるわけねぇよなぁ?」〈圧〉

「「ヒェッ、、怒るならシッマに言ってくれ。」」

「はぁ、、、、んで?今日の何時?」

「11時なんだゾ。」

「は?あと30分やん何考えてんの?ほんとにアホちゃうん?殺すぞ。」

「殺すならシッマを殺して下さい。」

「はぁ、、、、まぁええわ準備は十分でも怒られん時間帯やからな。」

「適当に準備してくるわ。」

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トントンside

「はぁーだっっる。なんで俺がこんなことしないといけないんや?俺がじっと

出来るわけないやろ。途中でイライラしすぎて外交先を殺したらどうするんや。」

単刀直入に言おう。ゾムが死ぬほど怖い。まじで圧だけで殺されそう。助けてくれ。

コネシマお前だけは絶対に許さない。待ってろあとで絶対に締めてやる。

ふざけんなめちゃくちゃ怖い無理こんな空気感で外交なんてしたくないしまじで無理

帰りたい。今すぐに帰りたい。今外交するくらいなら今溜まってる書類仕事片付けたい。

助けてくれ誰でも良いから助けてくれ。怖い怖い怖い無理無理無理無理無理無理。

「ゾムそこをなんとかっ!ゾムが一番グルッペンを守れるやんっ!」

それでも俺は必死に頼んだ。だってゾムが一番この軍で強いから。

どれだけ努力しても元暗殺者のゾムには誰にも勝てない。ゾムの暗殺人数や、これまでの

殺害対人実績は誰も越えられない。ゾムの暗殺技術は正直言って凄いのだ。

ゾム独自が考えたゾムにしか出来ない芸当だから。自分のことを理解している

ゾムが考えた”それ”は誰にも真似できない。しかもその暗殺技術は普通の戦闘にも使用出来る。

だからこそゾムには誰も勝てないのだ。実力で勝てなかった奴らはゾムに文句を言ったり

不満をぶつけたりするが口頭でもゾムに勝てたものはいない。ゾムは正論しか言わないのだ。

だからこそ俺たちの心に深く刺さる。この軍には武力口頭ゾムに勝てるものはいない。

あのグルッペンでさえ。

「あ”?だからと言って予定を伝えられずに当日にしかも30分前に言われて

承諾できるやつなんてショッピ君ぐらいしか居らへんで。アホちゃうん?

俺はそんなに優しくないし、現実を甘く見過ぎや。出直してこい。」

怖い怖い怖い無理無理無理無理無理帰りたい帰りたい帰りたい。

ゾムは元々暗殺者だ、それをグルさんが勧誘して、勧誘して、勧誘しまくった結果が

今だ。ゾムは正直いつ辞めてもおかしくない。ゾムは入る直前に言ったのだ、

【面白くなかったり退屈だったり、不快だったら即座に抜けるからな。】と。

俺が一番恐れているのはゾムがこの軍から抜けること。

俺たち幹部も他の国の軍人よりは強いがゾムが他の国に着いてしまうと絶対に勝てない。

ゾムの実力は俺たち幹部全員が一斉にかかっても勝てるものではないから。

そしてゾムは薄情なのだ。仲間ではなくなったと判断したら接触も許さない。

ゾムの中で判定が下されれば即座にあいつは心を閉じる。話しかけるのも許されない。

誰も踏み込めなくなってしまう。仲間判定でもゾムは中々に冷たいが。

だが、ゾムのこの性格だからこそあのしつこい、、、愛情深いグルッペンを受け流せている。

「、、、、、すんません。」

ゾムの癪に障るものは殺されてきた。いつか、、、いや、今でもおかしくない。

俺からが殺されるのは、、、、いつだろうか。

「はぁ、、、早く連れて来て。そんではよ終わらして。俺が外交先に手を出す前に。」

早く終わらせなければ。

「はい。」

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「運営国総統幹部様方でよろしいでしょうか?」

「んー?あっ、こんにちは〜そうですぅ〜」

「我々だ国書記長のトントンと申します。今日はよろしくお願いいたします。」

「よろしくお願いします〜」

「それではこちらです。」

「みんな行くよ〜」

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「こちらです。」〈ガチャッ〉

「失礼します〜」

「ようこそ。我々だ国総統のグルッペン・フューラーだ。今日はよろしく頼むゾ。」

「よろしくお願いいたします〜」

「自己紹介を」

「、、、、、我々だ国特殊工作部隊兼暗殺部隊隊長のゾムです。よろしく。」

ゾムが自己紹介をした途端、運営国総統、幹部が反応した。次の瞬間。

「、、、、、ゾム?」

いきなり運営国総統がゾムを呼び捨てにした。

「、、、、、あ”?」

いち早くゾムが反応した。

「今ゾムって言った?」

「、、、、、、、らっだぁ?」

新たな事実発見。2人は知り合い説。

「なんでお前がこんなとこにおんねん。」

「いやこっちのセリフだよ!なんでここにいるんだよ!」

「勧誘されたから。」

「ゾム〜、、、なんでだよー」

「さぁな。」

「なんでぇ、、、、」

「まぁもうじきお前の所に行くと思うで?」

「え!」

「えっ?」

「ぞ、、ゾム先生、、、?」

「俺は入る前に言うたはずやで。」

「忘れたか?」

「すみませんでした!!!コネシマ締めていいんでやめてください!!!」

「、、、、、らっだぁ。」

「なにぃー?」

「みどり君は元気?」

「オレハゲンキダヨー」

「お!おったんか!すまんなぁ気づかんかったわぁ、、、気配消すのやっぱり上手いなぁ」

「無視しないでくださいゾム先生!!!」

「コンちゃん元気?」

「元気元気ぃ〜」

「きょーさんは?」

「元気やで」

「ゾム先生ぇ〜!!!」

「レウさんは?」

「うーん、、、元気だよ〜」

「ゾム先せ、、、」

「らっだぁ、あの子らは?」

「元気にしてるよ〜」

「あの子は?」

「いるよ〜」

「らぁ〜!」

「らだお君!元気にしとるか?」〈なでなで〉

「らぁ!」

「そっかそっかぁそれは良かった」〈ニコニコ〉

「ゾムぅ、、、、」

「しつこいなお前は。」

「当たり強くないか!?」

「うるさい奴としつこい奴と、キモい奴は嫌いなんだよ」

「らっだぁじゃん」ボソッ

「はぁー????誰今言ったの!!」

「とにかくグルッペンはひとまず黙れ。いいな?」

「、、、、はい。」

「んで、お前はやっぱり国を作ったんやな。」

「そうだよ〜でもゾムを誘おうとしたらあと一歩で取られてマジで萎えてたんだけどね〜」

「あ〜すまんすまん」

「ずっと会いたかったんだよー?」

「寂しかったんだからーあの日約束してから会えずにさぁ?しかも他国に取られるし」

「すまんって」

「みんなも寂しそうにしてたし。ねぇ?」

「「「「ここで言うことないでしょ」」」」

「ごめんって」

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