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『 その日、俺は天使を見た 』

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『 その日、俺は天使を見た 』

8 - # 08 . そして亡霊 。

♥

555

2024年07月15日

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stxxx . nmmn . 天使もの注意



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桃「 青、一緒に飛ぼう 」

「 …お前は生きてられるだろ 」


青「 …僕は、天使になれたかな 」

「 見てくれだけの天使が 」


桃「 お前は、俺の 」



天使だった。



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青と手を握った。


青と抱き合った。


青が天使だった。



その事実があればいい。



月が出始めて、

紫と橙と赤が混じった色


少し冷たい風が頬に当たる


青の髪がなびく。


俺の呼吸が浅くなる。


最後の太陽が、青の横顔に当たった


美しく、儚い


まるで、月下美人の花のように


最後まで、お前は天使だった



「 …俺は、… 」



聞いたことある言葉


橙くんが死ぬ寸前もそう吐き捨てた


けど桃くんは少し違ってた


僕の頬を触り、撫でながら

笑いながらこう言った



「 …俺は、青を助けるから死ぬんだ 」


「 俺の為に死なない 」



僕は、桃くんの何になれた。


天使か?悪魔か?


それとも、両方か



「 …あの世で待ってろ 」


「 すぐ行く 」



「 …っ、来なくていいッッ゛!! 」


「 来なくていいから、っ… 」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「 生きろよッッ゛!!! 」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



涙は勝手に溢れてきた


声が枯れそうなくらい叫んだ


頭がぐちゃぐちゃになるくらい

色々考えた



「 この景色は、まるで白昼夢だ 」


「 天国か、地獄でも、きっと見れない 」


「 けど、また見たい 」


「 あ、今度は翼も欲しい 」



こんな時でも、まだふざけている


桃くんらしいが、僕は嫌なんだよ


「 死なないで欲しい 」

なんて言ったら君の重荷になる


でも、死なないで欲しいんだ


まだ来なくてもいいのに

無理に来ようとしないでよ


でも、来るんだよね。


僕の目に映った君の寿命は


あと五秒だ。



「 …青、っ!! 」


「 大好きだ!!! 」



ごめんなさい


僕は、やっぱり、

君の魂の強さには僕も敵わないや



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



さぁ、どうなっちゃうんでしょうね!!!



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

『 その日、俺は天使を見た 』

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コメント

2

ユーザー

えぇぇぇ!!続きがめっちゃきになります!!✨

ユーザー

次回 めっちゃドキドキですね !! "俺の為にタヒなない" っていうのが 大好きです 。

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