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🖤サイド
振り入れが始まった。
今回は激しいダンスチューン。
結構疲れるな。
💛「一旦休憩!」
その瞬間あべちゃんがその場に座り込んだ。
🖤「あべちゃん、だいじょうぶ?」
💚「うん、だいじょうぶだよ。」
俺が聞くとあべちゃんがそう笑顔で応えた。
あべちゃんの顔が一瞬歪んだ気がした。
本当にだいじょうぶ?
💛「練習、再開するよ!」
あべちゃんは立ちあがろうとしたけど、
よろけて、その場に倒れ込んでしまった。
地面に頭がぶつかる寸前で俺は支えることができた。
💚「はぁ、はぁ、はぁ。」
苦しそうに息をしているあべちゃんの額を触れると
🖤「熱っ‼️」
驚くほど熱かった。
💛「阿部、大丈夫か‼︎」
すぐメンバーもその場に駆け寄る。
💜「とりあえず救護室に運ぼうぜ。」
【救護室】
とりあえず、あべちゃんをベットに寝かせた。
相変わらず苦しそうにしている。
練習も今日は中止になった。
俺以外みんな仕事があったから、帰った。
だから、この部屋にはあべちゃんと俺しかいない。
なんで、あのとき無理にでも休ませなかったんだろう、俺。
あべちゃんの大丈夫は大丈夫じゃないって分かってたのに。
朝だって元気ないことも気づいてたのに。
思い浮かぶのは後悔だけ。
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