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学校にて
ガラガラ(ドア)
春「おはようございます(ボソ)」
いつもながら、一人で席まで歩いていき、静かに座った。
ニナ「あ、春おっはよー!」
横からうるさい………いや、元気いっぱいの声が聞こえた
春「ニナ、おはよ」
この子は、鈴矢 ニナちゃん。人を信用できない私がたった一人、信用している親友。
引っ込み思案な私とちがい、ニナは明るくて皆に好かれてるんだけど……何故か私の近くにずっといる。
ニナ「ねぇねぇ聞いて!今日ね、下駄箱にすとぷりの莉犬くんがいたの!」
春「……ソウナンダ−ヨカッタネ」
1ミリも感情がこもってない声で返事をする。
だって、そんな有名人が兄だなんて、絶対言えないし、信じてもらえないからね
ニナ「ちょっと!反応薄い!推しと会えるんだよ?もっとテンションあげようよー!」
春「ニナほどはあげられないかな」
もちろん、ずっと憧れだった莉犬くんと話せたことはすごく嬉しい。
でも…………『家族』っていうのがまだ受け入れられてないんだよね……
それに、女性が苦手みたいだし……
(この世界の生放送で言ってたってことにしてください!by.主)
そして全て授業が終わった。(早くない!)
ニナ「ねぇ、春ー!帰ろ!」
春「いいよー」
ニナ「よし!じゃあ、莉犬くんに会いに行こう!」
…………え
春「ど、どうして-」
ニナ「はい、いくよ~」
ちょっ
ニナに引っ張られ、2年の下駄箱にやってきた
ファン「莉犬くん、一緒に帰ろ!」
莉犬「あー……ごめんね、帰る約束してて…」
そんな会話が聞こえてきた。
ニナ「あ、あの!莉犬くん!」
莉犬「ビク……あ、春ちゃん…?」
春「………スゥ……………」
………やばっ
そう思ったのもつかの間、周りの視線が一斉に私に注がれてきた
ニナ「え、知り合いなの?」
春「………あ、アハハ」
バッ!
春「ニナごめん!明日ジュース奢るから、今日帰れない!バイバイっ!」
莉犬「ちょっ」
私はすぐさまお兄ちゃんの腕をつかんで、超猛スピードで家に走っていった
〜〜〜家(玄関なう)〜〜〜
はぁ……はぁ…………
莉犬「えっと……いつまでつかんでるの?」
春「あっ!ご、ごめんなさい……」
莉犬「いや……別にいいけど、急にどうしたの……?」
えーーーーっと
春「………それはお兄ちゃんが私の名前呼ぶから……」
莉犬「お、お兄ちゃん……?」
……あ
春「ご、ごめんなさい!」
莉犬「いや別に………実際そうだし」
あーーやっぱり莉犬さんって呼んだほうがいいのかな………
莉犬「それで、名前呼んだのはごめん!思わず……」
春「ま、まぁ今回は…でも、外ではなるべく他人の振りして下さい!」
お兄……莉犬さんは困惑した顔だった。でもそれを振り切って、玄関前の階段を登る-
ガタ(階段踏み外した)
春「あ」
落ちる…もうダメだーーー!
……
………………
…………………………………あれ?
落ちてない……というか、至近距離に顔がある
莉犬「だ、大丈夫?(囁く)」
そう、受け止められた。推しに。バックハグみたいな感じで。顔の距離5センチぐらい。
春「……はっ!」
我にかえった私は、無意識に顔が赤くなっていたと思う
莉犬「……ぷっ」
え………?
莉犬「…アハハハ!やばい………ツボにはまったwwww」
春「えーーー」
いや、笑いすぎじゃありません?
春「あのー」
莉犬「あ、ごめんごめん………いや、ドシだなっておもってww」
春「ちょっ!流石に失礼…すぎません?w」
莉犬「笑ってんじゃんww」
無意識に笑っているのを指摘され、慌てて真顔にした
莉犬「……えっと、ちょっとまってて?」
春「?」
ドタドタ(階段)
莉犬「あ、あの、これあげる……」
春「え?」
そう言われて、小さな包みを渡された。
中には、可愛いハンカチが入っていた。
莉犬「高校生の女の子が好きな物が分かんなくて………気に入らないかもだけど……」
春「可愛い………ありがとっ!」
ぎゅ
莉犬「へっ」
春「お兄ちゃん、大好き!………って、あ」
嬉しさがかって、抱きついちゃった………
莉犬「……wwこれからよろしくね、春!」
ーーーあとがきーーー
なんか展開進まんなー
とりあえず、ここまで読んでくれてありがとう!
あと、絶対無理だろうけど、次の物語、いいね70行ったら出します!
まぁ、多分行かないと思うけど………w
無理だったら勝手に出します!((え
それじゃあ!また次でお愛しましょう!