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好きの向こう側

81 - フリータイムは朝まで

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2025年11月05日

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蓮 side

翔太💙『ねぇココお袖捲ってくれない?汚れちゃう』

蓮 🖤『ねぇわざと?わざと触らせようとしてない?』


甘い匂いが立ち込めるキッチン。暫く居候する事になった翔太はニヤリと笑いながら長袖を捲るように仕向けた。〝フンそんなんじゃないよこれはOKにしておくから…早くして〟阿部ちゃんの誕生日をリミットに置いた翔太はこのどさくさを勝手に〝料理教室合宿〟と名付けて精神を保っている。彼の為だと言うことが翔太の心をより強く保っているように見える。


蓮 🖤『ちょっと違う卵白が先だよ。あぁまたやり直しだ…はぁちょっと休憩しよう』


平静を装っているつもりだろうけど、一人でスポンジが作れるようになっていた筈の翔太はうちに来てからずっと上の空で失敗を繰り返している。


翔太💙『ごめんなさい…』


頭を撫でようと伸ばした手が彷徨い握り拳に変わるとだらりと床に向かって力なく落っこちた。

悲しい表情を見られまいと咄嗟に笑顔を作って笑った。お互いに窮屈な時間過ごすことに意味なんてあるんだろうか。


大介🩷『はあ?意味わかんねぇ』


2日前の夜うちを訪れた阿部ちゃんは、佐久間くんの背後に回り込み腕にしがみつきながら怯えるように俺を見ていた。まさか入れ違いで二人が来るなんてね…翔太はどうやらスマホを置いていったようで連絡もつかない〝そのうち戻ってくる〟と告げると益々佐久間くんは激昂した。


大介🩷『何でここに戻ってくるんだよ💢あの荷物なんだよ!』


客間に置かれた翔太の荷物のことを言っているのだろう。俺から話すのは違うだろう…〝ぶっ飛んでるからね僕達のお姫様は〟3人分のコーヒーを差し出すとゆっくりとふぅーふぅーしながら阿部ちゃんはコーヒーを啜った。佐久間くんは砂糖だ、ミルクだ騒がしい。


亮平💚『翔太に何言ったの?きっとあの子に酷いこと言ってここに連れて来たんでしょ?翔太は渡さないから』

蓮 🖤『何も言っちゃいないよ?自分からあの荷物を持ってここへ来たんだ』


嘘は言っちゃいない…信じてもらえていないようだけど、仕方がないそれくらいの酷いことをした自覚はある。タイムリミット15分前に息を切らして戻って来た翔太は二人の顔を見ると膝から崩れ落ち泣き出した。帰るぞと言う佐久間くんの腕を無理やり引き剥がし涙を拭うと静かに椅子に座った。

心変わりがしないように堰を切ったように坦々と話を進める翔太に、開いた口が塞がらない佐久間くん、泣きながら真剣な顔で聞き入る阿部ちゃんは…時折俺を睨みつけた。


翔太💙『そう言うことだから//暫く待ってて亮平』

亮平💚『駄目こんな所に置いて帰れない。俺は大丈夫だから一緒に帰ろう』

翔太💙『ちゃんと分かってもらいたいんだよ?蓮を救ってあげたいんだ』


救う?そんな事俺は頼んでいない。一歩前へ踏み出すと佐久間くんが胸に手を当て阻止した〝二人の大事な時間だ邪魔するな〟沸々と湧き上がるこのイライラするものは?二人と別れてからも尚この関係性を保っている佐久間くんに苛立った。俺と何が違うって言うんだ…二人きりになりたいと言って翔太と阿部ちゃんは客間で暫く話をすると再び椅子に座った。


亮平💚『蓮、お願いがある。翔太の誕生日は二人きりで過ごしたい』

蓮 🖤『この突拍子もない提案をしたのは俺じゃない翔太だ。俺に触れられる距離に居る必要がある筈だけど?君達に随分と都合の良いお願いだね?』

亮平💚『じゃあ誕生日が終わってからここに居候するとか…ダメよね』


片時も離れ難い?ずっと手を繋いだままの二人は、俺に今から1ミリも翔太に触れるなと言う。それも誕生日までは待って…ふざけるなよ


蓮 🖤『三人とも帰って!こんな屈辱的な事はないだろう?何がしたいんだよ…』

翔太💙『悪かったよ蓮。往生際が悪いね…ごめんね亮平//もう…帰って』


玄関まで見送ると永遠の別れを惜しむかのような大袈裟な二人に佐久間くんも呆れ顔だった〝早くしろよ〟と言いたげなその顔と視線がぶつかった。


翔太💙『照にお願いしてベタベタ亮平を触るダンスの振り付けに変えてもらおうか?抱きついたりキスしちゃったりしてさ///ふふっ』

亮平💚『それは名案だ////THRULOVEなら出来かもよ♡……元気で…ちゃんとご飯食べてメールしてね…あとは…アイシテル』


小声でコッソリ言ってるつもりだろうけど玄関ホールに響いてますけどね〝僕もアイシテル〟


蓮 🖤『聞こえてるんだよ💢早く行きなさいよ!今日が終わっちゃうだろ』

翔太💙『???』


翔太くんは努めていつも通りの笑顔で見送ると、バルコニーに飛び出して阿部ちゃんを探した。車で来た二人は翔太に気付く事なく車を走らせ足早に帰って行った。空を眺める翔太の肩に触れ〝寒いから中入ろう〟と言うと人差し指を空に掲げた。


翔太💙『明後日は満月スーパームーンだよ…僕の誕生日特別な満月になる筈だった』


背中を摩ってリビングに戻ると思い出したように大きな声で叫んだ〝お前触ったな!俺に今触った〟掬うように抱き抱えると足をバタつかせて暴れている。寝室に運んでベットに下ろすと枕を掴んで〝こっちへ来るな変態〟いやぁこれ以上の暴言は絶えられないねぇ。


蓮 🖤『悪いけど変態発動だよ?俺は明日から始めようってちゃんと言いましたからね!明日までまだ1時間と45分♡たっぷり味合わせてもらうよ//最後の晩餐だ。明日からは頭脳戦だろ翔太12時跨ぐまで君の身体は俺のものだよ?』

翔太💙『イヤァー////今からに変更します!はいスタート♡キャァ〜やめて//』


何だかんだこの人楽しそうなんだけど…

取り敢えず俺もこの状況を楽しむことにした。時計の針を1時間遅くしておいて正解だった。正確には残り45分だが翔太は全く気付いていない。我ながら機転が効く。

俺の付く最後のウソだよ。

この馬鹿げた提案を受け入れた時点で恋の行方は俺に託されている。そうだろう翔太…最後まで君は優しく残酷だ。


蓮 🖤『キスしても良い?』


翔太 side

こういう所が俺のダメな所だ。寂しそうな蓮を放っておけない。救いたいだなんて言って邪険にできないだけじゃないか…


翔太💙『聞くなよ…変態』

目を瞑ると幾度となく重ねた唇が優しくそっと触れる。頰が濡れた感触がして目を開けると涙を堪えきれず右腕で顔を覆う蓮の姿が飛び込んできた。結局亮平を傷付け、蓮を傷付けている。〝れん…〟二人の視線がぶつかると蓮は逃げるようにベットから降り部屋を出て行こうとドアノブに手を掛けたその背中に突進した。お腹に腕を回すと幅広い背中には似つかわしくない華奢な身体は手が前で組めるくらい細くて心配になる。〝ちゃんと飯食ってんの?〟今それ聞くかな?とクスクス蓮は笑った。


翔太💙『まだ1時間と40分。もて遊べるぞ俺の事』

蓮 🖤『自分で言うかな?』

翔太💙『俺、蓮を救いたい…だからっ!』


〝救って欲しいだなんて俺がいつ言ったよ〟足が竦むくらいには怖かった。急に激昂した蓮は不愉快そうな重低音でそう言うと、俺の両腕をグッと力を込めて握った。思わず顔を歪めてしまうくらいには痛かった。腰を屈めて視線の位置が同じになると涙を流した蓮は〝惨憺たる有様だお互い似たもの同士だね〟イヤミたらしくそう言うと俺の頭を優しく撫で、いつの間にか頰を伝う涙を舌先で舐めとると大事な物を扱うように優しく抱き抱えると再びベットに戻された。


翔太💙『俺のエゴだった? 蓮を救いたいだなんて言って、俺のせいで亮平を傷付けて…結局救われたいのは自分じゃないか』

蓮 🖤『いつだって自分を責めるんだね…俺にしか理解してあげられないんだよ翔太の事は。俺が一番分かってる//おいで忘れさせてあげるから』


この手を取ったらいけないんだ。優しく伸びてくる腕は俺の好きな人の手じゃない。背中に差し込まれた蓮の腕が俺を抱き上げ上半身が起き上がると、蓮の膝の上に抱き抱えられ唇を貪られる。静かに忍び寄る手がズボンの中に侵入し下着の上から膨らみをなぞった。 抵抗しないなら蓮の手を取ったも同じじゃないか。されるがままに蓮の腕の中で横たわるとシャツを掴んで押し返すことも逃げることもせずに胸に顔を埋めた。


蓮 🖤『可愛いお顔ちゃんと見せて?』


蓮の顔も目も見れなかった…服を剥ぎ取られると蓮の腰にしがみ付いた。引き剥がされ視線が合うと〝ちゃんと俺を見なさい〟と言って顎を掴まれた。穢れた俺が蓮の瞳に映っている〝大丈夫翔太が思ってる程酷くない////可愛いよ〟溢れる涙で何も見えなくなった。


翔太💙『どうして?俺の事…』

蓮 🖤『一番分かってるっていったでしょ?似てるんだよ俺たち…』

翔太💙『何処がだよ💢』

蓮 🖤『変態なとこ』

翔太💙『ンンンンッ////やだ…駄目なのに』


言葉に反して身体は正直で、掌で先端を扱かれた屹立は糸を引いて愛液を垂らすと俺は快感の波に攫われていく。ビクビクと腰が振れるたびに蓮はクスクスと嘲笑った〝いいよ翔太…素直な反応だね〟意地悪く指だけで屹立を扱かれ長く続く静かな快感に俺の喘ぎ声が虚しく響いた。


翔太💙『んっ//もうやめて…あぁンンンッ!時間!時間だもう明日でしょ』

蓮 🖤『おっと危ないまだ10分もある//ふふっもうスピードで済ませるからごめんね…それとも時計止めちゃおうか?うんそうしよう』

翔太💙『はあ💢テメェそれは反則だろ//ンアッヤァッ////』


いきなり後孔に指が侵入してきて中を激しく掻き回された。思考が止まり慌てて蓮のシャツにしがみ付いた…かなり痛い〝激しくされるのと時間延長どっちが良い?〟そんなのズルいよ…


翔太💙『延長でお願いします////カラオケ屋か💢ンンンンッ//やらぁ…あんっ痛い…』


蓮のお膝の上に乗せられたままうつ伏せになるとローションを垂らしてゆっくりと後孔に指が再び侵入してきた


蓮 🖤『お客さんフリータイムの方がオススメですよ?』

翔太💙『ふざけやがってこのインチキ店長め💢』

蓮 🖤『残念…じゃあ少し我慢しな』

翔太💙『んっ痛いって💢やめてよお願い…フリー…フリータイムで優しくして!』


あぁまたやっちゃった…墓穴掘った〝全く素直じゃないんだから♡〟興奮しちゃってるし…

いつもどうして何でなの?俺の思うように事が運ばないのは何故なんだ。漸く強張っていた蓮の表情が柔らかくなった、と同時にすごく楽しそうに俺の身体を相変わらず甚振っている。楽しそうでなにより…いや違うだろ


翔太💙『お前いい加減にしろぉ////んっあん…』

蓮 🖤『良い加減♡OK任せて』


翔太💙『やらぁ〜////バカ変態クソ野郎!』

蓮は仰向けに寝かせると上から跨りおでこに優しくキスをした。愛おしそうに上から見つめられ恥ずかしくて顔が赤らむ。唇が重なると割り入った舌が俺の舌と抱き合わさった。

同時に胸の先端を弄られて甘い吐息で鳴けば蓮は嬉しそうに目尻を下げて頭を撫でた〝これで最後だなんて言わないで翔太////〟両手を繋ぐと蓮の舌が身体を這う。

下へと降りていく快感に勝手に腰が振れた。花茎に差しかかり先端に舌が這えば愛液に塗れたその場所はジュルジュルと音を立てて吸い上げられ、鳴き叫ぶ俺の声が絶頂を知らせると蓮の口内に白濁が放たれた。恥ずかしい程に広げられた足の間に舌を這わし後孔を舐めとると、 押し広げられた隘路にすんなりと熱塊が侵入し飲み込むと蓮は言葉通りの良い加減で、優しくゆっくりと奥を突き抽挿を繰り返した。折り曲げられた膝の隙間から見える蓮の愛おしく、大切に抱くその姿は亮平と重なって映った。白濁が俺の中に注がれると後孔から流れ出た蓮の欲はお尻を伝って流れシーツを汚した。

いけない事と分かっていながら受け入れてしまう。以前付き合っていた頃とは違う…俺を求めてくれる蓮に期待してしまう自分がいる。あんなに追いかけても俺の元に戻る事はなかった蓮が今は俺を欲している。身体を貪られ繋がり感じ合いまた享楽の沼に堕ちていく。

翔太💙『何やってんだオレ…はぁ蓮今の今から指一本触れるな💢分かったな!』

蓮 🖤『はぁ〜い♡指一本ね了解!舌で舐めてもいい?指2本は?足スリスリはOK?』


ダメだこりゃ先が思いやられる…自分に都合のいい解釈で変態を発揮しようとしている蓮と明日の朝ちゃんと話し合う事にした。今日は沢山のことが一度に起きて疲れた。ウトウトと睡魔に襲われスマホを握り締めながら深い眠りつく間際、スマホをチラリと見ると深夜2時の文字が見えて…ん?可笑しくないか?部屋の時計と見比べて首を傾げると隣でクスクスと笑う蓮が〝まだまだフリータイムだよ?〟と言って再び覆い被さった。


蓮 🖤『最後の晩餐に相応しい…朝まで愛してあげる・・・』


蓮は自分の運命を受け入れているのだろうか…愛おしそうに俺の頰を撫で最後の晩餐と言った蓮の表情はスーパームーンを間近に控えた神々しいほどの待宵まつよいの月に照らされて寂しそうに笑った。

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しょっぴー💙が大好きだ。 しょっぴー💙を大好きなめめ🖤も大好きだ。バースデー動画の💚💙最高でした。 みんなでいつまでも💙を取り合って欲しい。愛してます…🫶

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happy birthday💙 日付と1日遅れてしまった😭何だかスランプ中です💦遅れてしまいますが本編で誕生日を祝いたいと思います♪まだ1文字も書いてないけど😭とにかく33歳おめでとう🎂フラゲもできて幸せいっぱいの朝💙サンシャインドリーマーのお久しぶりの技披露も素敵だった💙💙💙最高の推し素敵な一年になる事を心から祈っています😆

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