テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第2話 悪夢
僕はアズサと一緒に公園のベンチに座る
今日は日差しが強くて、明日黒焦げになってそうだ。
アズサと会話していると、突然睡魔がやってきた、
「で、今日はが……っ、こ…ろで…た…」
眠すぎて、アズサの言葉が聞こえない、
なんだろうこの感じ
僕はこの睡魔耐えれない、いや耐えようとしていない…
夢を見た、変な夢だ
大通りを1人で歩いてた
そうしたら目の前にお父さんが現れて、
お父さんは倒れた。
僕は必死に叫ぶ、助けを呼ぶ、そしたら視界が真っ黒になってお父さんは消えた
最初は現実だと思っていたけど、この出来事は夢だったらしい、目を開けたらさっきのベンチに座っていた。
「なんだよ、夢かよ」
見渡すとウルナはいなかった。
腕時計を見ると5時だった、寝た時は4時だったため1時間寝ていたことになる。
「だから居ないのか」
僕は今日ウルナと全然話せなかった、
正直寝た自分を殺したい。
歩こうとすると、足が重たくて歩けなかった。
「寝相が悪かったのかな」
僕は重たい足をなんとか地面につけて、歩き出す。
「今日の夜ごはんは牛肉がいいな、やっぱ卵料理でもいいな〜」
そんなこと思いながら家に帰る。
「なんか今日は疲れたな」
体はいつもよりも重い、ただ寝ただけなのに、やっとの思いで家に帰ってきた……
チャイムを鳴らすと誰もでてこない。
「車はあるのにな…」
僕は自分で持っている家の鍵でドアを開ける。
「は?なんでだよ」
目の前に映った光景は最悪だった。
玄関でお母さんが、死んでいた。
まだ死んで間もない感じだった、
「ちょっとまて、今日はお父さんは家にいる日だよな…」
リビングに行くと、荒れていた。
本棚は倒れていて、食器などは割れていた。
「強盗が入ったんだ、しかも人殺しの…」
僕は許せなかった、お母さんを殺したなんて、
その時ソファーの後ろに影が見えた。
恐る恐る見ると、兄が殺されていた。
「……………許せない」
兄の体はボロボロだった。
頑張って強盗と戦ったんだろう
僕は兄が持っていたスマホを取り、警察に電話する。
その後、たくさんのサイレンが鳴り、家の中に人が入ってきた。
監視カメラは壊されていて、指紋なども取れなかった、まぁ僕が犯人ならばそうする。
だか、ずっとお父さんとは連絡が取れない。
僕は薄々感じていた。もし僕犯人ならば、
お父さんを確実に殺すなら埋めるだろう。
なぜならお父さんは上位魔術師だ。
犯人もその情報を分かっていたのなら刺すだけじゃないだろう、
僕は倉庫からスコップを取り出し、庭の地面を掘る。
その時、「がんっ」と何かにあたった音がした。
もう少し掘ってみると、まだ殺されて間もないお父さんの死体があった。
「うわぁーーーーー」
叫ぶことしか出来なかった。
「朝はあんなにも幸せだったのになんでだよ、こんなの悪夢だ!」
その後僕は保護され、施設に入った。
僕には夢が出来た、
犯人を捕まえること
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!