恋をしているのは。/桃→紫→橙
ー注意ー
ご本人様とは一切ご関係ございません。
地雷 純オタの方は今すぐお帰りください。
“腐”作品となっております。
誤字脱字頭で変換お願いします。
通報禁止。
※学パロ
唯織さんからのリクエスト3つ目!!!
今回は片想いですっ!!!
実はクリスマス前に投稿するつもりだったんですが、結局クリスマス後になってしまいました(
めちゃめちゃ長いかもしれないですがどうぞお楽しみください!!!
オールオッケーな方のみどうぞ!!!!!
ーーー
桃side
いつだって君の目に映っているのは俺じゃなくあいつだった。
でも、あいつの目に君は映ってないこと俺は知ってたよ。
…だから、俺にしてればよかったのに。
桃side
桃「おはよう紫くん」
紫「おはよ~!!桃くん!!」
毎日挨拶を交わして、
紫「あ、ちょっと聞いて!?桃くん」
桃「ん~?どうしたの~、」
毎日ちょっとした会話で楽しんで、
あいつが登校してくるまでは、幸せな時間なのに。
橙「紫くんおはよう、」
紫「!!、橙くん!!おはよう!!」
…最初から君はあいつが好きなんだって、わかってたけど。
いつもこんな反応見せられちゃったらもう勝ち目ないな。
橙「なんの話ししとったん??俺も混ぜて~や」
紫「いいよいいよ~!!あのねあのね、!!」
楽しそうに話す君がかわいくて、
君と話す時間が好きなのに、
2人っきりにはなれないみたいだ。
…2人っきりで会話したかったのにな。
桃「…」
紫「でね!?でね!?ww」
橙「www」
いつの間にか俺は置いてけぼり、
2人での会話が弾む。
…俺は邪魔者だな、
俺からしたらあいつが邪魔になるのに、君からすれば俺が邪魔なんだよな。
でもまだ諦められないのはなんでなんだろうな。
…はぁ。
「「ありがとうございました~。」」
やっと放課後。
俺はあの2人の邪魔者にならないように、君に嫌われないように、さっさと帰ろう。
紫「桃くん??もう帰っちゃうの??」
桃「っぇ…」
紫「今日俺放課後暇なの、なにか一緒に話そうよ」
桃「…ッ、」
紫「たまには桃ちゃんと帰りたいしね、橙くんも部活行っちゃったしぃ…、」
桃「…」
紫「い、嫌だったら全然いいんだけど…」
桃「…いいよ、俺でいいなら全然、」
紫「ほんと!?やったぁ!!!!」
桃「…うん、」
紫「じゃあここここ、座って!!2人で話そう!!」
桃「…うん、いいよ、」
君の顔がぱぁっと晴れて笑顔になる。
かわいいなって思う。
…いいな、こんな笑顔、あいつはいつも向けられて。
なのにあいつの目に君は映ってないのが嬉しいとか…本当は思っちゃいけないんだけどな。
紫「…桃くん最近ちょっと暗いよね、なんかあったの…??」
桃「え?」
紫「なんか、ちょっと苦しそうだよ。」
桃「…ッ」
このまま気づかれてしまえば君はどんな想いをするの??
ここで言ったら、伝えてしまったら、君はどんな顔をするの??
…まぁ、言わないけど。
君があいつと絡んでるのが嫌なんて、口が裂けても死んでも言ってやんないよ。
…俺が君を好きなこともね。
桃「そうかな、」
紫「うんうん、橙くんも言ってたし、」
…またあいつか。
桃「俺は元気だよ」
紫「…桃くん、最初の頃はめちゃめちゃ楽しそうだったのに、なんか最近暗いよねって、」
桃「…元気すぎて困っちゃうくらい」
紫「んはwなにそれww」
俺にも、あんな笑顔、向けられたらな。向けてくれたらな。
すっごい元気になって飛び跳ねて喜ぶのに。
桃「…紫くんさ、橙のことが好きってほんと??」
ただ、知りたかっただけ、聞いてみたかっただけ。
紫「…え、な、なな、…ッ!!///」
「な、なんで、わ、わかったの!?///」
…わかりやすいな、そして反応がかわいい。
でもその顔は俺に向けられたものじゃないんだなって思うと、また心の底で黒い渦が巻いた気がした。
もやもやした。
桃「…紫くんわかりやすいよ、だいぶわかりやすい、」
紫「ふぇ!?まじで!?///」
桃「まじまじ、」
俺が君を見すぎなのが悪いんだよ。よくわかってしまう。
嫌になるほどあいつが好きだって、よく思い知らされる。
君の見すぎで。
紫「う~…本人にばれてたらどうしよう…///」
桃「…ばれないよたぶん、だってあいつ鈍感だもん」
紫「…うぅ、まぁ橙くん鈍いもんね…、」
桃「そうそう、」
2人が結ばれるように、俺は恋のキューピットになれって、神様に言われてるのかな??
俺は邪魔者??
…君に俺は、必要ない??
桃「…そうだ、俺が恋の相談乗ってあげよっか」
紫「桃くんそういう経験ありそうだもんね」
桃「…もちろんあるよ??だから乗ってあげてもいいよ??」
紫「え~じゃあ聞いてもらおっかなぁ~~!!!!」
桃「…俺も聞きたいし、聞かせて聞かせて、」
俺も聞きたいなんて嘘。経験なんてもっと無いし。
…ただ、君があいつを好きになるより前に、俺は君が好きだった。
でも俺は君にとっては邪魔者だから、ただの友達から変わることは出来ないから。
こうすれば俺の好きなあの笑顔も、楽しそうに話す君も、何もかも、俺が独り占めできてしまう。
…話してる内容が、あまり好めないけれど
放課後、俺だけの特権になってしまえばいいのに。
紫「俺ね~、高校に入ってから初めてできたお友達が橙くんでね、…実は初めて好きになった人が橙くんなの、」
桃「…ッ、」
紫「…でねでね!!俺、橙くんの性格とかほんと橙くんって一緒にいるだけで楽しいし、いっつも笑わせてくれるし、ほんと、好きだなぁって思うの、」
…君のこの気持ちが全部嘘になってしまえばいいのに、
あいつへの気持ちが無くなってしまえばいい、
おれに、俺に全て向けて欲しい。全部全部…おれなら、君のなんだって愛せるのにな、
君と俺の方が、友達の歴は長いのに。俺の方が、君のことすきなのに。
紫「…橙くんってほんと、かっこいいよね、女の子にももてもてで、面白くて、…橙くんがいるだけで周りが楽しくなっちゃうんだもん、そういうとこ、俺めちゃめちゃ好きなんだよね」
桃「…いいねぇ紫くん、橙のことめちゃめちゃ好きじゃん、」
紫「そりゃあね!!」
桃「…」
紫「…桃くんは好きな人いないの?中学ん時はいないって言ってたけど、」
桃「…う~ん、そうだね…、今そんな人はいないかな、」
紫「え~中学ん時からずっといないってこと!?」
桃「そういうことになるね、…まぁ、恋愛は別にまだいいかなって」
紫「青春の1つじゃん!!ほら~気になる人とかいないの~~!?」
桃「いないってばwいたとしても紫くんには言わないですぅ」
紫「うぇ~!!ひどぉい!!」
桃「紫くんそういう経験なさそうじゃん」
紫「むッ、ばかにしてるな!!」
桃「逆にいんの??てかいた??」
紫「い、今いないだけ!!」
桃「いないんじゃんww」
紫「今はだから!!いまは~~!!!!」
桃「はいはい、w」
…君と話すと楽しくなるのに、君の笑顔を見ると嬉しくなるのに、
ずっと嫉妬してもやもやして、…俺には一生向けられないのに、
嬉しいのに苦しくなるのは、やっぱりあいつがいるから??
紫「…ッあ、桃くん、そろそろ帰ろう!!」
桃「…もう、そんな時間なんだね、」
紫「久しぶりに桃くんと色々語ったなぁ、楽しかったぁ~~~!!」
桃「…俺も楽しかったよ、ありがとね、」
紫「え~嬉しい!!」
桃「…また、いつでもなんかあったら話してくれたらいいからね、」
「俺、紫くんのためならなんだって相談とか乗っちゃうから」
紫「桃くんは頼りになるぅ~~!!また橙くんのこととか相談させてね!!」
桃「…うん、いいよ、」
紫「さッ、帰ろ帰ろ!!明日は金曜日だよ!!」
桃「そうだね、金曜日は嬉しいね~」
紫「それな~!!」
ちょっとした会話でいいから、君といさせて欲しい。
その笑顔も、君も、独り占めできなくても。
…1秒でも長く、君といさせてほしい。
そう思うのは、よくないかな、
桃side
あれから数ヶ月たち、もう季節は冬。
数日前まで暑かったのに、なんか今ではくっそ寒い。ふざけんな。
あれからちょくちょく君とは放課後に話をするようになった、あいつのことだけど。
冬になって周りのカップルの距離が一気に近くなって
君も恋人ほしいなぁ~、なんていつも呟いているのを俺は知っている。
紫「橙くんも恋人ほしいとか思わないの~??」
橙「…まぁ~そりゃほしいやろ~、今年もクリぼっち決定かもしれん、」
紫「そんときは俺が一緒に過ごしてあげるよ!!」
橙「ふは、そうやな、3人で今年は過ごすか~男3人でクリパ決定やな!! 」
紫「うん!!」
…俺も入れてくれるんだ、
君はあいつと2人がよかったんじゃないかな??
さすが鈍感男。何も分かってないな、
…まぁ、本当は嫌だけど、君があいつと2人っきりでいて、幸せになってくれるならべつにおれはクリパなんて行かなくてもいいんだよな、
桃「…あ~…、俺クリスマスは予定ありかな~」
橙「なんや桃、裏切り者か!?!?」
桃「ちげぇよw他んとこから誘われてるから」
橙「うぇ~ずるいやんかぁ、じゃあ今年は2人っきりやなぁ紫くん、」
紫「そ、そう、だ…ね…/」
君の顔が少し赤くなるのがわかる。
やっぱり2人っきりがよかったんだな。
…もう俺はこの選択肢しかないんだもんな、
仕方ない。
それぞれが部活へ行き、教室に誰もいなくなった時、
また、俺たちの秘密の話し合いが始まる。
紫「…桃くんほんとにクリスマス予定ありなの?」
桃「さぁ?ご想像にお任せするね」
紫「…まさか。俺の事おもってとか!?」
桃「…そうだって言ったらどうなんの、」
紫「今度なにか奢らせてもらうね!? 」
桃「え、まじ!?じゃあそうだよ!!!!」
紫「うわ、なんか嘘っぽ~い、」
桃「ははww冗談冗談、クリスマスはほんとに予定ありだから」
紫「そうなの?…まぁそういうことにしとくね?」
紫「てかね、俺、そろそろ告白してみよっかなって、思ってる…んだけど、」
「…桃くんからみて、どう思う??」
桃「俺から見て??」
紫「…うん、付き合えるとか、なんか、…アドバイスみたいなのがほしいな、って思って」
桃「…どうかなぁ~、橙なんかわかりずれぇんだよな、」
「…まぁ、紫くんなら絶対いける!!!!」
紫「…そうかな、」
桃「もし振られたら俺が慰めてあげるって」
紫「振られる前提はやめてよね」
桃「そんなんじゃありませぇん」
紫「ふふ、」
桃「いつ告白するの??」
紫「…クリスマスの日、桃くんが俺たちを2人っきりにさせてくれるから」
桃「おぉ~いいじゃんいいじゃん!!紫くんなら絶対いける!!かましてこい!!!!」
紫「ん~~…どうかなぁ、いけるかなぁ、…まだまだ時間はあるのに、不安になってきた…、」
桃「あ、俺が告白練習に付き合ってあげよっかww」
紫「大丈夫で~す」
桃「うわ振られちゃった」
紫「www」
「まぁでも桃くんにその時の服とか色々選んで欲しいかもしれない、」
「桃くんセンスいいし、」
桃「お~、俺でいいなら全然、なんでも付き合っちゃう」
紫「!!ほんと!?さっすが桃くん!!!!神じゃん!!」
桃「神の桃って呼んでよね」
紫「…それは嫌だけどね」
桃「なんでよwww」
紫「でも桃くんが背中押してくれるなら頑張らなきゃだよね!!!!」
桃「そうだよ~??絶対付き合って帰ってきてよね」
…俺が、早く諦めきりたいから。
桃「じゃなきゃ俺が許さない」
いつまでも、ずるずると引きずっていた感情と早くおさらばしたいから。
紫「…どうかなw…でも俺頑張るね!?」
…振られたらまだあるかもしれないって、思ってしまわないように、早くこの恋とはおさらばしよう。
桃「…うん、頑張ってね、応援してる。」
俺は、君のことがだいすきだよ。
紫side
桃『紫くんなら絶対いける!!かましてこい!!!!』
紫「…いけるかなぁ、」
桃くんからのメッセージを見て彼を待っていた。
今日はクリスマス当日。
2人っきりで、過ごすらしい。
嬉しすぎて舞い上がって、昨日なかなか寝付けなかったことは内緒ね、
橙「紫くんおまたせ~~!!待たせてごめんな~…」
紫「うわぁ!?橙くん!!」
橙「wwごめんごめん、びっくりした??w」
紫「い、いやいやw」
イケメンすぎてびっくりした!!!!
すごい、やっぱ私服かっこいいなぁずるい、なんでも似合うじゃん…イケメンかよ…
橙「紫くん今日服めっちゃオシャレやね?」
紫「そうかな~?まぁクリスマスだしね!!」
橙「そかそか、じゃあレストランでも行こか!!」
紫「うん!!行こ行こ~~!!」
2人でレストラン行くの!!!本当はどっちかのおうちでクリパする?って話だったんだけどせっかくだからって橙くんがレストラン予約してくれた…いやぁほんとにイケメンだよね
レストラン行って、イルミネーションみて、もうこれはデードじゃん…
あ、帰り際に告白するんだ、橙くんに、すきですって…うわぁ緊張してきたぁ!!!
でも、桃くんが背中押してくれたし、頑張るって、言ったし…、頑張るしかない!!!かますぞ!!!
桃side
ヴーッヴーッ
桃「あ」
『ふられちゃった、』
と、君からのメッセージ。
その瞬間、よかったと思ってしまったのは気のせいにして
…ふられたんだ。紫くん、
ヴーッヴーッ
『桃くん、ちょっと、おはなしきいてほしい、』
と、また君からのメッセージ。
『いいよ、俺ん家今から来る?』
と送れば
かわいいねこのスタンプで『ありがとう』と返ってくる、
俺ん家来るんだ、ちょっと嬉しいとか、思ってない
全部気のせい
桃「紫くんいらっしゃい」
紫「…ん、ぐす、おじゃまします」
桃「…紫くんよく頑張ったね」
紫「…ふられ、た」
桃「うん」
紫「…橙くん、おれのことれんあいたいしょうとしてみてないって、」
桃「…うん」
紫「ごめんな、って、」
桃「…うん、」
ぎゅっ
桃「…紫くん?」
紫「ちょっとだけでいいから、こう、させて」
桃「うん、いいよ。」
つい嬉しくて口角があがりそうになって、君があいつに振られて嬉しいとか、思っちゃだめなのに思ってしまって
あぁおれ悪いやつだな。振られてんのに、目の前で泣いてんのに、喜んでしまう俺がいる、
紫「…っぐす、ぅ、ッぅ」
鼻をすする音と泣き声を殺そうとする声しか聞こえなくて
俺の前くらい泣きたいだけ泣けばいいのになって思う、まぁ言えないけど
桃「…紫くん目擦らないの、」
紫「…桃く、ッ」
桃「うんうん、紫くんはよく頑張ったよ、えらいえらい」
俺なら、君にそんな顔させないよ。
紫「…ぅぅ、」
桃「うんうん、朝まででも付き合ってあげるから、ゆっくり話しな。紫くんは告白できただけすごいんだからさ」
今からでもいいから、俺に、おちてみない?
俺に、してみない?
桃→紫→橙 片想い
END。
コメント
5件
桃くん視点好きすぎる、 こう諦めようにも諦めれなくて2人で話せたら嬉しくて、でもその笑顔が自分じゃない人に向けられてるって考えたら苦しくて振られたら喜んじゃうって言うなんかなんとも言えないもどかしさというかめちゃくちゃに好きでした。! 俺にしてみないってもう言って欲しいって見てるこっちがもどかしくなりましたw いろんな感情が混じり合っていて青春って感じが最っ高でした!!✨