テラーノベル
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嫉妬は御法度🖤💚💙
―君の「エモい」は危険信号―
九色の光が揺れている。
まるで星空みたいだ。
ペンライトの波がどこまでも広がっていて、ステージに立つたびに胸が熱くなる。
すごいなぁ。
こんな景色を、またみんなと見られるなんて思わなかった。
胸いっぱいに吸い込んだ熱気と、耳に残る「ありがとう」の声。
汗ばんだ身体を撫でる風が気持ちいい。
緊張して強張っていた身体も、いつの間にか解けていた。
隣を見る。
みんな笑ってる。
達成感に満ちた顔。
同じ景色を見て、同じ幸せを分かち合っていた。
……そう。
俺だけは、何も気づいていなかった。
ふたりの笑顔の奥に、別の感情が静かに芽生えていたことを。
——数時間前。
ステージの上。
いつも通りのはずだった。
曲終わり。
ファンの歓声が会場いっぱいに響いている。
オレンジkissのイントロが流れる。
会場の空気が、一気にざわついた。
あちこちから聞こえる歓声。
……あぁ、キスガチャだ。
メンバー同士で顔を見合わせて笑っていた、その時だった。
翔太💙「うわっ!」
隣にいた涼太が、不意に俺の頬へ顔を寄せた。
柔らかい感触。
一瞬、何が起きたのか分からない。
翔太💙「えっ、ちょっ……!」
会場がさらに大きく揺れる。
熱い。
頬が熱い。
翔太💙「えっ……おれ?」
思わず頬を押さえる。
すると涼太は満足そうに笑った。
その瞬間。
少し離れた場所で、ふたりも笑っていた。
いつもの笑顔。
いつもの優しい顔。
……の、はずだった。
ステージ袖。
次の立ち位置確認まで、ほんの少しだけ時間がある。
スタッフさんが慌ただしく行き交う中、鏡の前へ向かう。
翔太💙「うわ、ついた!?」
頬を触る。
指先に、うっすら色が移る。
満足そうに笑っている涼太。
翔太💙「めっちゃ口紅ついてんじゃん///」
涼太❤️「どう?新色のリップなんだけど」
わざとらしく顔を近付けてきた涼太が、さっきまで俺の頬に触れていた唇を見せつけてくる。
距離が近い。
思わず両手で口元を隠した
涼太❤️「何期待してるの?」
翔太💙「ちっ……ちがうわ!」
頬が熱い。
でも、ライブでテンションの高い俺はなんだか楽しい。
鏡を覗き込む。
翔太💙「可愛いね。この色……えっ待って」
少し首を傾げる。
翔太💙「ライブでキスマークとか、なかなかなくない?」
蓮🖤「浮かれてるな」
亮平💚「浮かれてるわね」
少し照れながら笑う。
翔太💙「エモっ(//∇//)」
🖤💚「…………」
すると。
隣から低い声が落ちる。
蓮🖤「そのまま出たらどうです?」
翔太💙「え?あり?似合ってる?」
反対側からも声がする。
亮平💚「いいんじゃない」
翔太💙「あはは!じゃあ、このままにしよっかな」
そう言って、次の曲のイントロに合わせて走り出す。
でも。
なんでだろう。
ふたりとも笑ってるのに、少しだけ空気が違った。
……まぁ気のせいか。
勢いよくステージへ飛び出す。
大画面に映った自分の頬を見て、会場から大きな歓声が上がった。
メンバーも面白がるように、ゆり組を囃し立てている。
恥ずかしい。
……でも、嫌じゃない。
こんな風にみんなが笑ってくれるなら、それも悪くないかもしれない。
大介🩷「なぁ翔太!オーラスだし仕返ししちゃえよ舘様に」
翔太💙「えっ、あり?」
大介🩷「ありあり!」
翔太💙「あはは!じゃあ、やっちゃおっかな〜」
無邪気にはしゃぐ子供みたいに、ただただ楽しかった。
オーラス。
そんな特別な空気もあったのかもしれない。
ファンのみんなと。
メンバーと。
この瞬間を一緒に笑い合えることが嬉しかった。
——ただ、それだけだった。
翔太💙「えっ?なに?どうした?」
ライブ終わりの楽屋。
みんな、そそくさと帰り支度を始めている。
〝写真撮ろうよ?〟
〝みんなでご飯行こうよ?〟
〝揃ってインライしない?〟
俺の呼びかけにも関わらず、みんな足早だ。
涼太に限っては……
涼太❤️「翔太……ごめん」
なんて、神妙な顔で言うもんだから、さすがの俺も不安になる。
翔太💙「えっ……なんで?」
涼太❤️「……いや」
翔太💙「えっ?」
涼太❤️「……ほんと、ごめん」
翔太💙「えっ……おれ、なんかした?」
……いや、待って。
した……のかな?
蓮🖤「さぁ?どうでしょう」
蓮と亮平だけは、静かに楽屋のソファに座ったままだった。
……なんだろう。
さっきまで笑ってたのに。
なんか、近寄りがたい。
結局、メンバー揃っての写真も、インライも、お食事会も叶わないままお迎えの車に乗ると、なぜか二人も乗り込んできた。
マネジャーからは、今回ホテルがバラバラだと聞かされていた。
なのに、なぜだろう。
翔太💙「あれ?ホテル一緒だっけ?」
亮平💚「さあ?」
蓮🖤「どうでしょう」
なんて、腕組みしながら言われて……
ライブ終わってからその言葉しか聞いてないんだけど。
それに、いつも段取りを把握してる亮平が曖昧な返事をするなんて……珍しいな。
ふたりの浮かない顔なんて気にも留めず、それでも俺の興奮は冷めなくて、車内でもライブの話が止まらなかった。
翔太💙「でさ!涼太がこの日の為に、新色のリップ選んでくれて、めっちゃ綺麗に付いてたろ?最高に面白かった!」
亮平💚「へぇー」
翔太💙「涼太の唇めっちゃふわふわしてた////」
蓮 🖤「へぇー」
翔太💙「仕返しのキスした時の涼太の顔見た?最高だったなぁ〜」
🖤💚「……」
あれ?
珍しく反応が薄い。
ライブで疲れてるのかな。
オーラスまで、怪我なく九人で走り抜けられたことが何より嬉しかった。
だから俺は、気にも留めずにライブの話を続けた。
翔太💙「でね、涼太に仕返ししてやろうって思って……ねぇ聞いてる?」
静かな車内。
いつの間にか眠ってしまった蓮が、俺の肩口に顔を預けて寝息を立てている。
亮平はというと、車窓から流れていく大阪の街並みを、ずっと眺めていた。
〝ちぇっ……つまんないの〟そんな事を思いながらも、あっという間にホテルに着き、その頃には蓮も起きて、同じホテルで降りた。
ホテルの廊下。
部屋も近いらしい二人が、俺の後方を歩いている。
なんだか無口で、ちょっと怖い。
部屋の前カードキーを翳すと、二人に別れを告げた。
翔太💙「じゃっおつかれ……またあし……」
ガチャ。
〝えっ〟
亮平💚「た♡」
〝ん?〟
振り返る。
そこには、いつもの笑顔の亮平と蓮が立っていた。
……あれ。
なんか、嫌な予感がする。
でも、その時の俺はまだ知らない。
〝嫉妬は御法度〟なんて言いながら、一番御法度なことをしていたのが自分だったことを。
亮平💚「で、涼太の唇がなんだって?」
翔太💙「ふ……」
蓮🖤「ふ?」
翔太💙「ふか……」
蓮🖤「ふか?」
翔太💙「なに?そんなに涼太のふかふか唇にチューされたかったの?」
亮平💚「ふかふかなんだ」
蓮🖤「今チューされたって言いました?」
翔太💙「見てたでしょ!」
亮平💚「見てた。涼太にほっぺにキスされてはしゃいじゃって」
蓮🖤「公の面前でキスマーク晒して、お礼のキスを翔太くんがするところ」
翔太💙「あっ……えっと……」
なんだろう。
二人とも笑ってる。
笑ってるのに、なんか圧がある。
思わず一歩下がる。
……あれ。
すると、二人も一歩近付いた。
また一歩下がる。
また近付く。
……なんで?
気付けば背中に、ひんやりとした感触が触れた。
壁だ。
逃げ場がない。
翔太💙「えっ……なんで近いの?」
亮平💚「なんででしょうね♡」
蓮🖤「さぁ?どうでしょう」
……まただ。今日、その台詞何回目だよ。
翔太💙「えっと……コーヒー飲む?」
🖤💚「……」
翔太💙「お腹空いた?」
🖤💚「……」
翔太💙「えっ……」
なんだこれ。
怖い。
怖いわけじゃない。
怖いわけじゃないんだけど……
翔太💙「なんかの、バグ起きてる?」
亮平💚「翔太、ひとつ聞いてもいい?」
翔太💙「は、はい……えっ、正座した方がいい?」
蓮🖤「今日、一日で何回〝可愛い〟って言いました?」
翔太💙「えっ?」
亮平💚「何回〝エモい〟って言った?」
翔太💙「えっ?」
蓮🖤「何回〝ふかふか〟って言った?」
翔太💙「近くない?」
🖤💚「……」
翔太💙「あの……俺、まだシャワーも浴びてないんだけど」
亮平💚「知ってる♡」
蓮🖤「知ってます」
翔太💙「知ってるんだ……」
ふたりの距離が、また少し縮まる。
蓮の前髪が頬に触れた。
亮平の指先が、まだうっすら残る口紅の跡をなぞる。熱を持った頬に触れたその手は、ひんやりとしていた。肩を窄めると、ふっと笑った蓮の吐息が首筋にかかった。
翔太💙「……近いと言うより……狭い」
亮平💚「じゃあ、広いところに行きましょうか♡」
亮平が親指で示した先には、大きなクイーンサイズのベッドがあった。
翔太💙「えっ……なんでこんな豪華な部屋なの?」
ふたりが、同時に笑う。
……やばい。
本能がそう告げていた。
逃げるように扉へ手を伸ばす。
でも、その指先がドアノブに触れるより先に、大きな手がそっと上から重なった。
蓮🖤「せっかく亮平くんが準備してくれたんですから、ゆっくりしていってくださいよ」
翔太💙「目が笑ってない……怖い……あの、お風呂行ってもいい?」
蓮🖤「あぁ、じゃあ順番にしましょうか」
〝ん?〟
伸びてきた長い腕に左手首を捕まえられ、そのまま頭上へ導かれるように壁へ押し付けられた。
亮平💚「まずは脱がないと♡」
翔太💙「なんでそうなるの////」
亮平💚「お仕置きだからよ♡」
蓮🖤「自覚してもらわないとですね」
翔太💙「そこは、さぁどうでしょうって言ってよ!」
🖤💚「…………」
……あ、だめだ。
おれ、絶対なんかやらかした。
今日のふたり、本気だ。
——終わった。
嫉妬は御法度〜お仕置き編
——終わった。
そう思った瞬間だった。
〝パサッ〟
乾いた音がホテルの一室に響いた。
はらりと俺のシャツが床に落ちていく。
二人に見られている……そのことが何よりも恥ずかしくて、ぎゅっと拳を握りしめる。逃げるように、視線だけが扉横の姿見へ向かった。
その先に映っていたのは、頬を真っ赤に染めた自分自身。
白い肌がやけに目立って、余計に恥ずかしくなる。
行き場を失った俺の視線は、そのまま亮平に捕らえられた。
亮平💚「自分がどんな顔してるか、よく見ておきなさい。涼太にキスされた時と同じ顔してる」
翔太💙「そんな顔……」
亮平💚「してる」
蓮🖤「してますね」
〝無自覚なのが一番厄介〟吐き捨てるようにそう言った亮平は、顎を掬って荒々しく俺にキスをした。
蓮は後ろから首筋に唇を押し当てると、わざとらしくリップ音を響かせた。
翔太💙「ンッ」
口内を押し入るように侵入した舌が、俺の舌を絡めとる。同時に後ろから伸びてきた蓮の手が、お腹から胸の突起へと伸びてきて、背中は舌が這った。
翔太💙「……やめて……っ……んっ」
〝チーン〟
廊下から、エレベーターの到着を知らせる音が聞こえてきた。
誰かが降りてきたのかもしれない。
しばらくすると、壁一枚隔てた廊下の向こう側を、コツ……コツ……と足音が聞こえる。
こんなに近くに人がいるのに。
今の俺には、そんなことを気にしている余裕なんてなかった。
亮平💚「声抑えなさい?聞かれちゃうよ」
翔太💙「じゃあやめてよ……ンンンンッあっあん」
歯を立てながら、胸の突起を舌先で転がされ、立っているのがやっとだった。膝がガクッと崩れるように力が抜けると、蓮が後ろから支えた。
蓮🖤「ちゃんと立ってください。それと、自分で脱いでくださいね」
翔太💙「えっ……ここで?嘘でしょ?」
亮平💚「可愛い子にはお仕置きしなきゃ。どんな思いで俺たちが1日過ごしたと思ってるの?」
翔太💙「やだ//……待ってンンンンッ」
〝コツ……コツ〟
近づく足音に、速まる胸の鼓動。
蓮と亮平の舌が縦横無尽に行き交い、思わず両手で口を覆った。〝早く脱ぎな〟亮平の怒ったような低い声に、下唇を噛み締めて、ズボンに手をかけ、一気に引き下ろした。
亮平💚「いい子」
低い声が耳元に落ちたと思った次の瞬間には、勃ち上がり出したモノを根本から咥えた亮平が、うっとりと俺を見上げていた。
翔太💙「んあっ……亮平!」
廊下の足音が、部屋のすぐ近くで止まった気がした。その後、足音がどうなったかなんて、覚えていない。
水音を響かせ、上下に擦られると屹立から漏れ出る透明な液体を、吸い上げられ絶頂に達する寸前で止められ、膝が震えた。
翔太💙「やだよ……どうして……ンンンンッ……ごめんなさい」
亮平💚「別に謝って欲しいわけじゃないのよ。ただ俺たちが、どれだけ翔太を愛してるか、分かって欲しいだけ」
翔太💙「わかってる!ンンンンッ……ンッ……」
蓮🖤「口ではなんとでも言えますからね。それにしても今日は酷かったですね。公でキスするとは」
翔太💙「お願いもうイかせて……ううっ楽しかったのに……なんで……もう嫌だ。せっかくライブ楽しかったのに!」
亮平💚「あら……やば泣いちゃった」
蓮🖤「話と違います……翔太くんも喜ぶはずでは?」
亮平💚「あんたが責めるようなこと言うからでしょ?」
蓮🖤「は?先輩のテクニックの問題では」
亮平💚「は💢テメェ……」
翔太💙「喧嘩はやめてよ!早くこれなんとかして!やるのやらないの?」
自分でも、どうかしてると思う。
中途半端な身体は熱を持って、悔しいのに、ふたりを求めるように瞳が潤んでしまう。
なんだこれ……情けない。
それでもふたりは、頬を伝う涙を優しく拭うと、顔を見合わせてにこりと笑った。
亮平💚「もちろん、喜んで♡」
蓮🖤「やりますよ♡」
翔太💙「ささっと……い……イかせろ////そっ……その後は、優しくお姫様抱っこしてベッドまで運んで……愛してる証拠見せろよ////」
🖤💚「はい////」
〜お仕置き編につづく🖤💚💙〜
※お仕置き編は気まぐれ更新です🦒
書けそうだったら頑張ります🤭
コメント
8件

この3人は何かの続きではないよね😍😍そしてしょったかわいいよしょった!
本編書かずに何やってんだか🤦 ちゃんと本編も描いてます🐢もうしばらくお待ちください🤣💦