テラーノベル
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sha「で、zmとknって誰なん。」
俺がそう問いかけると、rbrは参道の奥を指さして言った。
rbr「あっちにおんで。zmはこっち側来れへんし、knはこっち来たくない言うて来おへんけど。」
なんでもないことのように言うrbrに、俺は慌てて聞き返した。
sha「来れへんって何?」
rbr「そのまんまの意味やけど。」
当然のように言い放つrbrに、俺は思わず頭を抱えた。
来たくないはまだ分かる。
来れへんは何やねん。俺が出られへんのと同じ?
考え込んでいると、急になにかで頭を軽く叩かれた。
sha「いっ⋯
⋯何すんねん」
rbr「そこで悩んでてもしゃーないやろ。行くで。」
それだけ言って歩き出すrbrに、俺は小走りで追いついた。
sha「励ましてるつもりなん?」
rbr「違う」
sha「じゃあなに」
rbr「俺の都合」
sha「…ふぅん」
相変わらず表情は見えないが、何となく言いたくなさそうな雰囲気を察して、俺は何も言わず後を追った。
少し歩くと、神社の境内が見えてきた。
瓦屋根に木の柱。いかにも神社って感じの見た目だった。
sha「イメージ通りすぎひん」
rbr「イメージ合っててよかったやん。境内が急にネオンみたいになる想像できるん?」
⋯無理やな、うん。
sha「…で、zmとknとやらはどこにおるん。」
話題を変えるようにそう尋ねると、rbrは境内の方を指さして言う。
rbr「knは確信ないけど、zmならそこに──」
いるはず、という言葉は最後まで続かなかった。
??「ちーっす!! zmでーす!!」
zmと名乗った男は俺より頭一つ分背が高くて、緑のフード付きパーカーに黒のスキニーパンツ。迷彩柄なのに、目立つような格好だった。
⋯誰や、こいつ。
rbr「⋯悪い、sha。コイツは──」
zm「お前誰なん!」
俺が疑問に思うと同時に、zmとか言う変な奴からも同じ疑問が飛び出してきた。
そのエメラルド色の瞳には、疑いも何もなかった。あるのは、まっすぐな好奇心だけ。
sha「⋯、」
俺は答えるかどうか少しの間逡巡した。
sha「⋯sha」
結局、真っ直ぐすぎるほどに俺を射抜くzmに負けて、素直に自分の名前を答えた。
zm「sha! ええ名前やな!俺はzm!」
sha「さっき聞いた」
zmは楽しそうに笑う。空を蹴って飛び上がって、
──そのまま静止する。
sha「⋯は?」
rbr「あ」
空を飛んでいる。
冗談じゃなくて、ほんまに。
zm「じゃ、これからよろしくな!sha!」
ニカッと明るく笑ったzmに、俺は諦めの大事さを知った。
コメント
1件
え、ちょっと待ってめっちゃ気になる展開すぎん!?😳 zmくん急に空飛んだんだけどなにこの世界観!?超現実すぎてshaくんが「諦めの大事さを知った」で〆るとこ、ツボったわw でも気になるのはむしろ“来れへん”って言われてたzmくんが普通に来てるトコ…てことは来れへんのはknって子? 伏線濃すぎて次話が待ちきれないよ〜😭💕