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私
にはもう何も残っていない。
私が失ったものは、あまりにも大きい。
何故、こんなことになったのか。
誰がこんなことをしたのだ? ああ、そうだとも! 全て奴らが悪い!! 許さんぞ……絶対にッ!!!……と、ここまで書いてきたところでふと思う。
いや待てよ? ひょっとしたら私にも責任の一端があるのではないか? 例えば、いつものように一人で執筆作業に没頭していた時に、うっかり居眠りをしてしまって――
そんな時に限って何故か決まって近くに居る。
何故だろうね? どうしてだろうねぇ? 答えは簡単さ! だってキミ達は……友達だからだよ!!
―――ああ、今日も僕達の周りでは、いつものように誰かが叫んでいるよ?
「俺達の戦争はまだ終わっていない!」とか、「お前らなんぞにゃあ負けねえんだよ!!」なんて言ってたりしてるけど、大丈夫なのかい? きっと今頃、彼らは必死になって逃げ回っている最中だと思うんだけどね……。
そんな状況でもまだ強気でいる彼らだけど、もうそろそろ諦めたらどうかと思うよ。
だってさ、君たちにはもう打つ手が残っていないじゃないか。
それでもなお、抗うっていうのかい? 無駄なことだよ。それじゃあ、意味がない。
だってそうだろ? 君はあの時、『俺達』と言ったけれど、それは違う。
あの時の『俺達』の中に、君は入っていないはずだ。
なのになぜ、君の言う『あいつら』なんかのためにそこまで頑張る必要があるんだろうねぇ。
ああ、わかった! つまりあれだよね。
君にとって大切な人が『奴ら』に殺されたんだろう!? だから君は復讐したいと思っている! だったら俺と共に来いよ!! だって俺はお前の仲間なんだぜ!!!??? さぁ行こうぜ!!! 共に殺戮しようじゃねぇーか!!! 復讐したくないのかよッ!!!??? あ~ん? ビビッてんのかテメェ?? そんなんじゃ何もできねーぞ!!!??? はぁ……まったく、情けねえ野郎だなァ!!! でも大丈夫だよ……安心しろって……
お前には俺がいる……俺がずっと傍にいる……
だから怖くないんだよォ!!! 分かったらとっとと行くぞコラァッ!!! もう逃げられねーんだからよぉおおお!!!! うわあああああんっ! ママどこ行ったのおおおっ!? ぼくを置いてどこに行っちゃったのおおおおおっ?? ママアアアッ! ママッ! ママーーーーーッ!! 助けてええええええええぇっ!! ぼく怖いよおおおおおおおっ!! 誰かあああっ! お願いいいいっ! ここから出してええええええええええっ! お願いいいいいいいいいぃぃいいいいいい