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この鈴の音を、あの海へ。

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この鈴の音を、あの海へ。

1 - この鈴の音を、あの海へ。

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2025年08月22日

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「凪砂さんは、あと一週間しか持たないかと。それも、」頭が真っ白だ。何も考えられない。聞こえない。現実になってほしくなかった。これは、これだけは夢であってほしかったのに。思い返せば、前にも、こんなことがあった。

凪砂の入院している部屋に行くと、凪砂がいた。安心と切なさで、見た瞬間泣いてしまった。

病室に凪砂がいるのは当たり前。だと思うだろうけど、あの忠告を聞いたあとだと、これが本当に現実なのか、本物かどうか確認したくなる。

「聞いちゃった?あの話。」

「う、ん」

「泣かないで?一時的に元気になる薬を入れてもらって、1週間は持つから!」

一時的、一週間。どれも聞きたくない言葉たちばかりだ。誰だよ、こんな言葉作ったやつ。誰だよ、ウイルス生み出したの。なんで、なんで凪砂が。なんで、凪砂から、俺から何もかも奪うんだよ。

「ねえ、京。あたしのお願い、一週間だけ聞いてくれない?」

「何でも聞くよ。思いで増やそうな。」

「やった!ありがとう。そうだね、思い出たくさんもって、行きたいな」

凪砂はやっぱり、なんでもないことのようなイントネーションで、俺に向かって話す。生きたくないの?喉のすぐそこまで浮かび上がってきた言葉だけど、凪砂には凪砂なりの決意があるんだ、とぐっと我慢した。

「じゃあ早速。記念すべき一回目のお願いしてもいいかな?」

ごくりと、唾を飲む。

「荷物まとめるの手伝って!」

「え?あ、そんなことか。記念すべき一回目なのにいいん?」

「そんなことて!大切なことだよ!片付けないと、京の家行けないじゃん!」

「それもそか。てか、俺の家に泊まるん?」

「京がいいなら!どうせ自分の家に行っても、誰もいないし、、一週間泊まらしてほしいな」

「そやね、もちろん。」



ちーん。

父さん、母さん、咲、元気?俺は、体は元気よ、凪砂も、

いつも通り、俺らは家に帰ってきたら、父さんと母さんと咲に挨拶をする。

「やっぱり、京の家は落ち着くなぁ」

安心した声で、独り言のように呟いた。

「そう?いつも静かすぎて、俺は落ち着かんなぁ。」

「あ!いいこと思いついた!」

「急やね、どないした」

「日記こうよ!思い出を言葉にするの、あ、シールとか貼ってもかわいいかも!」「それはちと悲しくなるかも、」

「えーでもでも、それ持ってたら、あたしが近くにいるみたいじゃない?」

「それに、あたしのお願いなんでも聞くって言ってなかった?」

「あ、、」

「ねっ!日記書こーー!!!」

そういった凪砂は、どことなく俺の妹に似ていた。

「しょうがないなぁ、ちょっと待っとって。ノート取ってくるから」

「やったー!あ、できれば二冊ほしい!」「別にいいけど、、」

「えへへ、ありがと!じゃあお願いします!」

俺は人のお願いに弱い。それが凪砂となると、もっと弱くなる。

「ほい、取ってきた」

「やったー!んーとて、京が一冊いて、もう一冊はあたしがく!」本当に楽しそうだ。さっきの出来事なんかなかったかのように。

「よしっ!早速くぞー!!」

なにをどういうふうにいたらいいんかな。日記やから、そのまま1日のことを書く、、いや、でも、、それから数分後、凪砂を見ると、その目はまるで陽の光に当たっている水面のような。夢中になっている目。そうだ、凪砂はどういうふうに書いとるんかな。

「ねー、どんなふうに言いとるん?」

「あ!まだ見ちゃだめ!最後まで内緒なの」

「あー、おけ、ごめんな、」

「でも、どんなふうに告いとるんかなって、気になってさ。」

「んー、普通にいてよ!日記なんだし」それもそうか、と俺は頷いた。

「りょーかい笑」

「京は優しいね」

「え、、、は、?なにきゅうに、」

「あっははは笑顔真っ赤!笑いつもクールなのに〜笑」

「う、、うるさい、、茶化すなよ、、、」

「ほんと、そこは昔から変わらないよねぇ〜」

「、、、、」

はずい。シンプルに恥ずい。急に言われるもんだし、、

「凪砂以外にその顔、しないでね、?」

「、、、、はい。」

なんだよそれ、プロポーズみたいじゃん。


つぎの日、俺たちはカフェ巡りに行った。

凪砂はこう見ても、カフェとかそういうお洒落なものが好きだ。

「お待たせ致しました。」

頼んだのは、ホイップマシマシカフェラテと、さっぱりレモンのパフェ。

「やっぱりこう置かれるよねぇ、、、」

机には、凪砂の方にパフェ、そして俺の方にカフェラテが置かれた。しかし、パフェを頼んだのは俺で、カフェラテを頼んだのは凪砂だ。可愛らしいルックスの凪砂がパフェだと思ったんだろう。

「ねぇ、、、パフェ1口ちょうだい!!」

「言うと思っとった笑そんまま食べていいよ」

「食べさしてくれないの、?」

言われた途端、俺の時は止まった。

「あははっ笑また顔赤くなった!!笑」

「そんなのいいけんはよ食べ!はい!」

茶化されると余計恥ずくなる。凪砂の口にパフェを突っ込んだ。

「ん〜!!美味しね!!夏バテ防止にもなるし、甘すぎない!」

「もうちょい食べる?」

「そしたら京のぶん少なくなるから大丈夫!」

「俺は別にいいけど、、」

「でも食べたいから頼んだんでしょ!それに、あたしは京の笑顔が1番みたいもん!」

「…照れるから辞めてや、、」

「残念やめません!照れるの見たい笑」

「え〜、、、」

「今日はいっぱい仕掛けるからね!!」

その後、歩いてる時とか、2件目のカフェとか、色んな場面で、ほんと色んなことされた。周りからの様々な視線が俺らをさし、なんともいたたまれない気持ちだ。


3日目、今日は水曜日だ。医者に告げられた日が1日目としてカウントされ、その日は月曜だった。

「ねー!今日は遊園地行きたい!!」

「えっ、俺も同じこと思っとった笑」

「まじ?!すごい奇跡じゃん相思相愛?って言うんだよねそう言うの!!」

「あれ、相思相愛って言わんでも分かるみたいな言葉の意味やなかったっけ?」

「それ、以心伝心じゃない?」

笑いあった。お願いだから、こんなところで奇跡起こすんじゃなくて、あと4日後とかに起これよ。なんで、なんで。

「あ!京いま良くないこと考えてる!!」

「い、いや考えとらんよ」

「幼なじみ兼彼女騙せると思ってるんですかー?」

「、、、すみません、、」

「で、何考えてたの?」

「なんで今奇跡起きるんかなって、、」

「あー、ね?ってそんなしょうもないこと考えてたの笑」

凪砂は少し、呆れ顔で笑って言った。

「しょうもないじゃないやろ!今1番大事なこと!」

「やめてよ、もう分かっとるんよ、お願いやから、そんなこと考えんで今は楽しまな、そのために来たんやろ、」

凪砂が、方言を出しとる。滅多に出さないので、少しびっくりした。

「そうやな、、ごめん。今日は楽しも、もう考えんよ」

「うんっ!!それでよし!!」

「さ、いこか。」

謝罪と感謝をこめて、手を握る。そしてお互いの存在を確認した。

「やっぱ夜の遊園地を見るには観覧車!」

俺らは今観覧車に乗っている。ちょうど今は頂上くらいだろうか。

「上からってこんなかんじなんだぁ、」

力なく凪砂は言った。

「ちょっと高すぎん、」

「でもこれくらいじゃないと一望できないよ?」

「それもそか、、」


「あ、もうすぐ下に着く、」

「お土産みにいこか」

「うん!」

その日凪砂は、何故か3回ほど転んだ、


4日目。

「今日どする?」

「んー、」

「家にするか、足痛いやろ」

「え気づかれた!なんで?!」

「男の勘でーす」

「すご、、」

「朝ごはんなん食べたい?」

「オムライス!一緒に作るー!」

具合は悪くないのだろうか。少し空元気な気がするが、昨日あれだけ歩いたのだしその疲れだと思う事にした。

湯気がたっている米をフライパンに入れ、その中に切った玉ねぎとウィンナーとケチャップを加え、よく混ぜる。少し薄めの紅緋のような色になったら、皿に盛り付ける。もう何十回とやっている作業だ。小さい頃はよく母さんが作ってくれていた。それを凪砂と食べて。

「卵できたよー!」

「ん、上のしていいよ」

「はーい!」

最後の仕上げは凪砂だ。

「んんー!!やっぱ美味しいね!」

「母さんには叶わないけどな」

「なんでだろ、直々のレシピなのに!」

2人して首を傾げて考えた。またそれと当時に同じことしてる!と吹き出す。これがずっとずっと続けばいい。

その日は映画をみて、ポップコーンを食べて、ダラダラして。ゆったりと過ごした。

「なぁ、明日行きたいとこある?」

「行きたいとこかぁ、」

「あ!はいはーい!海行きたい!」

「お、最高やん」

「でしょでしょ!海のね、あの鈴のところ行きたい!」

「いつものとこ?」

「うん!そういや行ってなかったなって思ってさ!大切な場所なのに」

「たしかに、じゃあ明日行こうな」


5日目。

「着替え持ったー?」

「うん!持った!」

「よし、じゃあ行くか」

俺の家から海へはそう遠くはない。むしろこの1週間の中で一番近いだろう。

「んー!やっぱ夏は暑いねー!」

「目が痛い」

「あとで水いっぱいかけてあげる!」

「俺も負けんよ」

そうこうしているうちに、鈴の場所に着いた。この場所は、願いの鈴緒と呼ばれていて、神社にあるような本坪鈴と門が立派に建っている。

「ここで願ったこと、ほんと叶うよね!」

「そうか?」

「京の願いは現実離れしてたんじゃないのー?笑」

「いやいや、めちゃくちゃ現実的だよ」

「逆に現実的すぎたってこと?!どんな願いなの笑」

「ほら、いいから」

「誤魔化した笑んー、何願おうかな」

「俺はもう決まっとるよ」

「え!何願うのー?」

「それ言っちゃダメなやつやん」

「あ!そうだった笑」

「よし!決まったよ!」

「じゃあ鳴らそうか」

太く重さのある紐を二人で両手で持ち、鈴の音を鳴らす。じゃらんじゃらん。

「…」

「…」

目を薄く開けて、凪砂の方をちらりと見ると、まだ真剣に願っていた。俺の願いはもちろん、まだ凪砂といたい。ただこれだけ。普通のカップルが願うような、当たり前に思われること。でもそれは、当たり前じゃないから。神頼みするしかないのだ。

「よし!願ったよ!」

「よし、じゃあ海だな、次は!」

「よーし!!」

階段をおりて砂浜に足をつけると、微かに沈む感覚。きめ細かい砂が足に張り付き、少し気持ちが悪いがすぐに慣れるだろう。

「海風気持ちー!!」

「やっぱ涼しいな」

「だねー!あ!綺麗な貝殻がある!」

「こんな綺麗な状態の貝殻、あるんやね」

その瞬間、パキッと音がした。

「はい!半分こ!」

「えいいん?」

「もちろん!これ、2人のお守りね!」

「ありがとう。大切にする」

凪砂と半分こしたこの貝殻は綺麗な純白の白で、キラキラと輝いている。とても今拾ったものではない、作り物みたいに綺麗だった。

「よし!では只今より、水掛け合戦を初めます!!」

夏というのに、この海には誰もいない。オレと凪砂の2人だけ。

水を掛け合っている時の凪砂も、あの貝殻に負けないくらいの眩しい笑顔だった。やっぱり死ぬなんて嘘なんじゃないのか。だって凪砂は今日も、昨日も、一昨日も、隣で笑顔で笑っていた。それも薬のお陰じゃなくて、そもそも余命すらも嘘なんじゃないのか。

「京、ありがと!ずっとずっと、今まで」

「急にどしたん」

「ほら、あたし達物心着く前から一緒じゃん?ママもパパも、京の両親も結婚する前から4人で仲良かったんでしょ!だから、その、なんて言えばいいのかな」

「お礼をいうのは、俺の方だよ、ありがとう。」

「じゃあお互いさま?ってこと!?」

「そう。お互いさま。だってお互いで支え合ってきただろ?」

「そうだね、京いなかったら、あたし今ここにいないもん」

「俺もあの時、凪砂止めれてなかったら、今ここにいない」

「え、どうして京が?」

「彼氏失格やん」

「じゃああたし達、一緒じゃないとダメってこと?笑」

「そうなるな笑」

それから、しばらく海を眺めた。やっぱり、憎しみは消えない。でも今日凪砂と沢山笑った思い出の場所で。

「あ!めっちゃ空綺麗!」

「夕暮れやね、俺は夕暮れが一番好き。」

「夕暮れも綺麗で好きだけど、あたしは夕焼けが一番好きかな!」

「明日夕焼け見に行く?」

「ううん、ちょっとゆっくり寝たいな明日は笑」

「たしかに、今日こんだけはしゃいだしな笑」

「じゃあ帰るか!」

「うん!」

手を繋いだ。離さないように。


その日の夜。俺は夢を見た。凪砂がおばあちゃんになる夢。凪砂に言ったら絶対怒られるけど、俺はめちゃくちゃ嬉しかった。だって、それを見てるってことは、俺も隣にいるってことだ。これは正夢になるだろうか。



6日目

がちゃと音を立てて、扉を開ける。

「凪砂ーもう10時になった、、は?」

机の上に、一枚の紙。

『リビングの机!』

これ、探せってこと、なのか?取り敢えず行ってみるしか。階段を駆け下りた。そこには、ちいさい箱。は?と小さくか細い声がでる。今すぐ探しに行かなきゃ。今日は6日目、まだあと1日ある。大丈夫、大丈夫。

咄嗟に走り出てきてしまった。凪砂が行きそうなところ、そうだ海。海ならまだ近い。走れ、走れ。

走りながら見てみた、けど、凪砂はいない。それどころか、人すらいない。そうだ、もしかしたら検査の日かもしれない。例えば、薬をもう少したす、とか。可能性のあるところには行かなければ。幸い、スマホは持っていたので、電子マネーで行ける。

ぴっと、呑気な音を鳴らして、改札を通る。電車が来るまで、あと1分、走れば間に合う。しかし駅のホームに着いた時にはもう、電車が来ていた。本当は絶対にしては行けない、駆け込み乗車をしてしまった罪悪感を持ちながら、昼前のほぼ空っぽ状態の電車の席に座った。本音を言うとこんなにじっとしてられないけれど、降りた時にまた走ることを考えると今は安静にしておいた方がいいと思った。体感1時間の壁を乗り越え、やっと俺の降りる駅に到着した。ドアが開いた瞬間にはもう、体が勝手に動き出す。時々ぶつかりそうになりながら、なんとか改札を抜けた。病院まで、徒歩15分。走った方が早いな、

足が痛い、普段走ってるのに。あまりにも体が重すぎる。そんなこんなで、病院にやっと着いた。体も脳もまともに動かないせいか、ホールの受付の人に凪砂来てませんか?!と叫んでしまった。

「え、あ、凪砂さん、」

ほら、困ってる。何してんだ俺は、

「身内の方ですか?」

「はい、彼氏です」

「着いてきてください」

やっぱり凪砂はここに来ていた。


案内されたところに行くと、凪砂はベットに横になっていた。首には貝殻のネックレスをつけている。しかしその姿は、まるで海から陸に干された人魚のような、まるで眠っているような。

「あの、これいま眠ってるだけですよね?」

近くにいてくれていた、いつもの医者は、何も言わない。

「触っても、いいっすか、」

そういうと、医者はやっと口をひらく、

「おすすめしません、」

どうゆう事だよ、しかしダメとは言ってないので、触ることにした。

「は、冷た、」

今は8月中旬、真夏だ。

「心して聞いてください。」

いやだ、聞きたくない。辞めて、夢だよな。

「先ほど、息を引き取りました。」

そこからの記憶は無い。


気がつくと、家にいた。昨日まで隣にいたのに。あそうだ、あの小さい箱。

綺麗に結んである紐を開けると、また中から小さい箱が出てきて、その上には、

『海で開けてね!』

と書いてあった。その言う通り、俺は海に向かって歩く。昨日と同じ場所に座った。

もう1回、リボンを解く。中には、ネックレスにしてある貝殻。それと分厚い手紙。

『海に着いて開けてるよねー?じゃないと読んじゃダメだよ!その貝殻のネックレス、昨日拾ったやつ!意味はね、、調べてみて!』

俺は即座に調べた。

[贈り物 ネックレス 意味]

『ネックレスをプレゼントすることには、「永遠の愛」「一緒にいたい」という意味が込められています。また、古くは、ネックレスは魔除けや幸運を願うお守りとして使われていました。そのため、プレゼントすることで相手の幸せを願う意味も込められます。』

ああ、凪砂はぜんぶ考えていたんだ、分かっていたんだ。だから、海に行って、願い事をして、貝殻を拾って。全部全部、凪砂が仕組んでいたことなんだ。

『あたしがね、鈴の場所で願ったこと、そのネックレスの意味と全くおなじだったの!きっと京もそうだよね、?そうだと嬉しいな!』

当たり前だ。同じ、同じ願い事だ。俺だってまだ、ずっと凪砂と一緒にいたい。

『京。幸せになってね。いっぱい笑ってね、あたしの為に泣いてね。あたしの分まで生きてね。あたしのこと、忘れてね。これはお願い以上の、命令です!!破ったら向こうでお仕置だからね!!あー、あと、これはその、命令とかお願いじゃない、けど、、、出来れば薬指は誰にもあげんで欲しいな、、なんてねー!』

矛盾している、でもこれが凪砂だ。痛いほど伝わってくる。凪砂が、心から俺を想ってくれていること。

『京。ありがとう、でも沢山迷惑かけたよね。ごめん。でも、それよりも感謝の方が沢山あるよ!!!!大好きだよ、京。ありがとう、愛してる!また来世で出会えたら、その時は一緒に年取ろうね!』

それはこっちのセリフだ。沢山迷惑かけて、沢山救われて。もっと、ずっとそばにいて欲しかった。一緒に、歳をとりたかった。でも、それは叶わないから。きっと、来世でも会える。多分あの夢は、次の人生の最期に目に映る光景だ。だから、正夢になる。きっとなる。

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