テラーノベル
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「あぁ翔太…。好きだよ愛してる」
男がモニター越しに、画面に近づき手を添える
そこに映る、翔太は撮られているなんて夢にも思っていないだろう
普段通りの可愛い笑顔…
しかも、その犯人が…今の恋人【阿部亮平】だと言う事に…
「翔太。おはよう、ここ座りな」
先に来ていた阿部に、椅子を引かれて素直に応じる
「阿部ちゃん、おはよう。席ありがと…」
鞄を下ろして、席に座る
『今日も、翔太は可愛いなぁ…///』
「ん?何?どうしたの?」
視線に気付いて、首を傾げる…
そんな仕草も愛らしい
「翔太に、これ。買い物ついでに、お土産買って来た」
目の前に、いつも飲んでる缶コーヒーを差し出すと
嬉しそうに、お礼を言って受け取ってくれた
「俺も阿部ちゃんに、何か返したい…。最近貰ってばかりだし」
今日はコーヒー、昨日は…おにぎり
ついでに、その前は…海鮮丼だった
たまたま朝の仕事で行ったスーパーに、美味しそうな海鮮丼が売っていて
俺はスグに、翔太の事を思い出した
そうなれば、当然購入する以外の選択肢は無く
2つ買って、2人で食べた…
「阿部ちゃんの、喜びそうなモノ…ん〜何だろ…」
必死に考え始める翔太の方に
鞄についた、チャームを向けた
それはキラリと鈍く光り…
よくよく見ると、真ん中に針で開けた様な…小さな穴が開いている
「俺は、良いよ。気にしないで…。翔太が居てくれるだけで充分だから…」
「でもそれじゃ…俺が貰いっぱなしになっちゃうし…。今週中に考えておくから、阿部ちゃんはそれまで…楽しみにしてて」
こういう所が弄らしい…
こんなに俺を夢中にさせて、どうするつもりか
「うん、分かった。楽しみにしとく」
「あぁ、俺…今、自分でハードル上げたよね」
「確かに、凄く期待しゃうかも」
他愛もない会話まで、翔太とならば凄く楽しい
「それじゃ、俺は仕事行くね」
このまま話していくたて、仕事が憎い…
しかし、行かない訳には行かない為
渋々、重い腰を上げて立ち上がる
「お仕事、いつも…お疲れ様」
「翔太だって、もうスグ仕事だろ?俺も応援してるから、頑張って…」
皆んなに見えない様に鞄で隠し…
頭を下げて、顔を寄せた
「こんな所で…んっ…阿部ちゃん!///」
翔太が叫んで視線が集まる
「それじゃあ、お仕事行ってきま〜す!」
俺は、翔太に手を振り…そのまま颯爽と仕事に出て
翔太が1人で残された
勿論、鞄は置いたまま
チャームも翔太の方を向いている…
マネージャーの運転する車に揺られ
スマホのファイルをソッと開けた…
耳にはBluetoothのイヤホンを着け、声まで聞こえる様に設定してある
「もう…阿部ちゃんのバカ…///あんな事して、俺を1人で置いてくなんて…。何だか、急に寂しくなって来た」
小さな声で呟いて…
俺から貰ったコーヒーを握り締める
『あぁ…何て可愛らしい///』
マネージャーにバレない様に、俺はソッと生唾を飲み込んだ
【完】
コメント
7件

頭脳の使いどころ間違えてない?🤣 重めの愛(?)しんどい💚💙

変態だった〜😂😂愛されてればなんぼでもいいんすけどね🥰🥰