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渡辺said




こんにちは、しょっぴーこと 渡辺翔太です。

最近梅雨の時期に入って雨が激しく降るようになりましたが、絶賛、偏頭痛中です、、、、

有難いことに忙しくさせて貰っているんだけど、寝不足でさらに頭痛が酷くな っています。

薬を何回飲んでも効かない最悪な状況でして😞




1週間経ってもずっと痛いのは変わらなくて、、、



しかも今日のこれからの仕事はメンバーで眩しい光の中で撮影



出来ればもう休んじゃいたい所だけど他のメンバーも忙しいのもそうだし、スケジュールに穴空けて周りに迷惑をかけたくないし。


俺自身、頼るのは大の苦手で

(なんかプライドが許さないってゆーかね、、、 )

一人で痛みと戦うしかないな、、、、、、、






渡辺「はぁー、、、、」

佐久間「んー?どったのー?? 」

渡辺「ん?何が???」

宮舘「大きなため息出てたよ笑」

渡辺「え、うそ笑」

阿部「なんか嫌なことでもあったー?」


渡辺「いやいや、そんな事じゃ無いんだけど」


深澤「『じゃ無いけど』なによー」


渡辺「いやー、、、そのーちょっとだけ疲れたなーって笑笑」


向井「確かに最近しょっぴー忙しいもんな」

「ちゃんと休むことも大事やでー」


渡辺「そうだよなー、ありがと。笑」

「ちょっとトイレ行って帰るついでに自販機で飲み物買ってくるわ」


8人「はーい / いってらっしゃーい」






トトトトト、、、




バタン、ガチャ(トイレのドアが閉まる音)



便座の蓋を閉めてそのまま座る。



渡辺「ふぅーーっ、、、、」



ここなら誰の目を気にせずに済む。



楽屋の光が今の俺にはとてもキツくて。



頭がドクンドクン脈打ってる感じで、それにすごく重くたい。油断したら頭から倒れそうなぐらい。




渡辺「ふーっ、ふーっ、、、、、、」



ズキン!!


渡辺「っ!!」



あまりの痛みに縮こまって頭を抱える。



渡辺「いっ、ふっ、、ハァ、ハアッ、、ゔっ、、 」



今までの痛さとは全然違う、、、


なんか重たい何かでずっと殴られる感じ、、、




渡辺「ハァ、ハァ、、ん゛っ、、、あ゛っっ、、、、」 




しばらく激痛に耐えてえたら、少しだけ痛みが和らいだ。どのくらい時間が経ったのかを知りたかったのでスマホで時間を見る。なんとトイレにこもってから15分ほど経っていた。



急いでトイレから出て、自販機でドリンクを2本買う。どの飲み物を買うか迷っていたという言い訳をするために。




トトトトト



ガチャ(楽屋のドアが開く音)





向井「あ、しょっぴー遅ーい!!何しとったん?」


渡辺「近くの自販機に飲みたいのが無くて笑 」

  「違う自販機行ったら逆に飲みたい物がありすぎて迷って結局どっちも買った笑笑」

岩本「全員揃ったー?」


渡辺「おう、多分俺が最後。」


岩本「おっけ。わかった。」


スタッフ「SnowManの皆さん、メイクするので移動お願いします!」



SnowMan「わかりました!」




楽屋から出る前に自分のカバンから頭痛薬を探す。

そういえば、頭痛薬飲むの今日の内で何回目かな。4回目?5回目?今回は痛みが強すぎて時間の間隔なんてちゃんと取れない。うわ、これでラストじゃん。つい最近買ったばかりなのになー。

他のメンバーには見えないように最後の2錠を飲む。






メイク準備室にて



どうしても室内の光が辛くてメイク中も目を瞑ったまま。周りのメンバーから「え、寝てるの?笑」 などとからかわれ、目は瞑ったまま「起きてるわ、笑」って返したらなぜが皆爆笑。

目を開けたらすぐ真横で向井が変顔をしている。向井も「バレへんと思ったのにー!!」と悔しそうながらも嬉しそうな表情で言った。

本来なら俺も変顔し返してやる所だけど、今は元気が無くてただハハハと笑うことしかできない。

また目を瞑り直して少し時間が経って耳元で

宮舘「最近、梅雨で雨降ってるけど偏頭痛、大丈夫なの?」


その言葉に驚いてしまって目が開いてしまう。



渡辺「あー、確かに痛くはなるけど頭痛薬飲んだらすぐに治まってる。」



少し怪しまれたかな?と思ったけど



宮舘「そっか。今回はあまり悪くないんだね。」



と追及される感じはなく安心した。


いや、今回が過去でいっちばん痛いんだけどね。





メイクが終わる頃には珍しく頭痛薬が効いてきて、これなら撮影も何とか乗り越えられるかな。なんて考えていた。

この後の最悪な状況になるとは知らず。

撮影が始まって個人で撮影をしている。俺は結構早めに撮って今は他のメンバーの撮影が終わるのを待っている。頭痛薬の効果が切れてきてもうキツイ。

まだ全体撮影まで時間があるから少し楽屋に戻って机に伏せたり、ソファに横になってみたりするけど楽になる事もなくすぐに全体撮影の時間がくる。

カメラマン「はい、皆さん笑顔お願いします!」

カシャ。と音が響くが、頭が痛すぎて今ちゃんと笑えているのか本当に分からない。

カメラマン「次、こちらに目線お願いしまーす」



と急に光が強くなる。



その光の強さに耐えられなくて目をぎゅっと瞑ってしまう。



カメラマン「すみません、光強すぎましたか?」



渡辺「いや、少し驚いただけです。すみません、大丈夫です。」

その後も順調に撮影は続き、カメラマンさんからOKを頂き終了した。

ここの撮影場所は4階で、自分たちの楽屋はその下の3階にある。それで行きはエレベーターで来たんだけど、エレベーターが点検中らしく階段で降りて移動する。



にしても頭が痛い。


一段降りる度に痛みが強くなる感じがしてゆっくり降りてもキツイと思ったから少し速めに降りていた。あと少しで降り終わろうとしたその時。

ズキッズキッ

渡辺「い゛っ、、、、 」

またあの強い痛みがきて一瞬視界が真っ暗になってそのせいで足を踏み外し、俺は階段から落ちた。


階段から落ちたわりには身体の痛みは無く、ただ頭が痛い。割れそうな痛みを通り越して全方向から重たい物で殴られて押し潰されそうなそんな痛み。




渡辺「ゔっ、いっ、、、、ハァ、ハァあ゛っ、、、」




痛みは一向に引く気配を見せずにその場でうずくまって頭を抱えてただ呻くことしかできなかった。








目黒said



楽屋へ帰るために階段で3階へ降りている時に横に居たしょっぴーが階段から足を踏み外して落ちそうになっていた。腕を掴もうと手を伸ばしたけど、思ったより落ちるスピードが早くてしょっぴーを抱き抱える状態で一緒に階段から落ちた。


幸い残りの段数も少なかったから少ししか痛まなかったけど、しょっぴーの様子がおかしい。


身体を丸めて頭を両手で抱えて

「ゔっ、いっ、、、、ハァ、ハァあ゛っ、、、」

と呻いている。


慌てて降りてきたメンバーから「目黒大丈夫か?!」って心配されたけど、一言「大丈夫!」と言って自分はすぐに起き上がってしょっぴーに「頭痛いの?大丈夫?」と聞いてみるけどずっと


渡辺「あ゛あ゛っ、、ん゛っ、、、、い゛っ、、、」


とにかく頭がとても痛そうだ。



岩本「渡辺、偏頭痛かな?」



宮舘「多分偏頭痛だと思う。メイクの時に聞いてみたら頭痛はあるけど、薬が効いてるから大丈夫って。切れちゃったのかな。」


深澤「よし、俺と阿部ちゃんで頭痛薬と水取りに行こう。もっさんは念の為車出せるようにしといて。舘さんは渡辺についてあげて、佐久間は目黒たちお願い。」


阿、岩、舘、佐「りょーかい  / 了解。」

深澤said

(楽屋です。)


深澤「渡辺のカバン、、、、あ、あった。」

中を漁ってみるけど、どれも錠剤が空のゴミばかり。それと、頭痛薬を買った時であろうレシートも見つかった。買った日は恐らく5日前。5日で飲み切るほど痛かったんだな。

阿部「頭痛薬空だね。どうしよっか。」

この、市販薬なら確か、、、、、

もっさんも偏頭痛持ちで同じ頭痛薬を使ってるはず。


もっさんのカバンの中を見たら、やっぱり同じ頭痛薬で、LINEに


「渡辺の頭痛薬が空で、同じ市販薬だったから勝手に借りるよ」


と一言送って頭痛薬を取った。



その後、とりあえず水と阿部ちゃんの毛布もお借りして渡辺の元に走る。






深澤「舘さん!渡辺どんな?」



宮舘「痛みは少し和らいだっぽいけどまだ辛そう」



深澤「じゃあ頭痛薬飲ませたいから、体起こすの手伝ってくんない? 」

宮舘「分かった。翔太。体起こすよ。」








渡辺said





どれぐらい強い痛みに耐え続けていたのか分からないけど、強い痛みは治まった。目を開けたら涼太がいて、とても心配そうな顔で見ていた。



渡辺「ごめっ、おれ、、、、」




宮舘「いいよ、翔太。今は休むことだけ考えて」 




しばらくして深澤と阿部ちゃんが走って俺の所に戻ってきてくれた。その手には水と、阿部ちゃんのかな、毛布と頭痛薬、、、、、?あれ撮影前に飲んだのが最後なはずなんだけど





体がふわっと動く感覚して、涼太が体を起こしてくれたっぽい。



深澤「これ、頭痛薬と水。飲めそう?」



渡辺「俺、多分ぜんぶ、のんだ、はず、、、」



深澤「これはもっさんの。いいから早く飲んでゆっくり休も。」




本日多分6回目の頭痛薬を飲んでしばらく楽な体勢になっていたら眠くなってきて、そのまま俺は眠りについた。


深澤「あ、寝たかな?」


宮舘「寝たっぽいね。」

深澤「楽屋のソファで寝かせてあげたいんだけど、、、、」


目黒「俺、しょっぴーを楽屋まで運びます。」


深澤「お、助かる。ありがと。」



向井「なぁ、しょっぴー大丈夫なん?」


ラウール「うん、すごく痛がってて辛そうだった、、、」



佐久間「多分寝れてるから大丈夫ダイジョウブ!」



深澤「よし、じゃあみんな楽屋に戻ろう。」







in楽屋



深澤「渡辺まだ寝れてる?」



宮舘「うん。今も寝れてる。」

  「今回はそんなに悪くは無いって言ってたけどもしかして無理してたのかな。」

深澤「渡辺のカバンの中の頭痛薬空だったよ。しかも5日前に買ったであろうものが。相当ガマンしてたかもね、、、、あー、なんで言ってくれないのかねぇ。」



阿部「でもこんなに痛がってるの初めてだよね。効果が切れただけでこんなに痛がってたっけ?」

ガチャ!

岩本「渡辺は、!」



深澤「シーッ!今寝てるところだから!!」



岩本「あー、良かった。」

  

  (渡辺の顔を覗き込む)


岩本「あ、目の下のクマすごい。こんなに寝不足だったらそりゃあ、頭痛も酷くなる訳だ。」



深、舘、阿「あー。そういう事ね。」



渡辺「パチッ(目が開く)」



渡辺「うわっ、びっくりした」



岩本「あ、起きた。どんな?少しは楽になった?」



渡辺「ん。だいぶ楽になった。」



向井「しょっぴー!!むっちゃ心配したんやで泣」



渡辺「ごめんな、もう大丈夫だから。」



深澤「康二、今から渡辺とすこーし話があるから向こうで待っててね?」



向井「(察し)分かった。ちゃんと説教しといてよ!」



深澤「はいはい。わら」





深澤「渡辺さん ?」




渡辺「、、、、、、はい。」




深澤「この空の頭痛薬はどう言うことかな?」

  「なんでこーなる前に言えないのかなー」



渡辺「ほんとスミマセン。」



阿部「周りに隠してたら一人で我慢して余計に辛いでしょ?言ってくれればみんなでカバー出来るところはちゃんとカバーするから。」

渡辺「はい。これからはちゃんと言いますタブン、」

宮舘「最後何て???ニコッ」


渡辺「いえ、ちゃんと言います」


宮舘「よろしい。」


岩本「まぁ、まぁ。笑」








おしまい!

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