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attention
・nmmn
・nohr
・微svna
・警察×おめがば
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展開早いし謎エンドです。それでも良い方はどうぞ
私の世界のおめがばの説明
この世界には男女の他にバース性(二次性)がある。人口の85%がβと呼ばれる普通の人。10%がαと呼ばれる、容姿が整っていて能力が高い人。5%がΩと呼ばれる、生殖器官が発達した人。
αはΩを求め、Ωはαを求める共依存関係にある。Ωは月に一回ヒートと呼ばれる発情期が来て、本能からαを誘い出す。αはΩのフェロモンを感じ取ることができ、フェロモンに当てられるとΩを襲いたくなる。強いフェロモンを浴びるとラットと呼ばれる暴走を起こすことがある。
しかし、番のいるα、Ωは他のα、Ωのフェロモンの影響を受けにくくなる。
また、α、Ωの中にも格があり、より格の高いαは格下のαや、他のαの番に言うことを聞かせられる。より格の高いΩは、番のいるαやβまでも誘惑することができる。
α、Ωには運命と言われる、本能から惹かれ合う人々がいる。運命のフェロモンに当てられると、ほぼ確定でヒートやラットを起こしてしまう。
一度番になると解消することはできないが、複数の人と番になることはできる。番の人数が増えるほど、フェロモンに耐性がつく。
#side h
俺の名前はひろ、警察官だ。サイバー犯罪対策課に所属しており、自分で言うのもあれだがそれなりの成果は上げており、同期の中では上の方だと思っている。
けれど、これ以上上の役職に就くことはできない。理由は単純、俺が番を持っていないからだ。
たったそれだけの理由だが、それでも警察にとっては十分すぎる。更に、様々な情報を扱う俺の部署なら尚の事。それほどまでに、二次性は大きいのだ。
Ωはαの、αはΩのフェロモンで情報を奪われたり、利用されたりする可能性があるからだ。
「ほんと、面倒くさい」
大体、二次性があるからこんなルールがあるんだ。俺がΩじゃなければ、こんな事で悩む必要はなかったのに。もっと上を目指せたかもしれないのに。
俺は、自分の性別、バース性が嫌いだ。月に一回発情期が来て、αを求めてしまう。自分の意見とαの意見がぶつかっただけで萎縮してしまい、悲しくなる。番を持てば、番以外のαの影響を受けにくくなるらしいが、それでも全く影響がないと言う訳ではないらしい。
今日、上司のじゃぱぱさんから、番を作らないのか、と聞かれた。俺に期待してくれているからこその言葉なのだが、今までΩである事を隠していた…というより、αだと勘違いされてきた俺は、組織内で番を作ることは難しいだろう。色々な人にカミングアウトするようなことでもないが、人に言わないと当たり前だが番は作れない。だが、自分の性別を言うことはそれだけでリスクが大きいため、今はどうしたものかと思い悩んでいる。
「ひろくん番作んないの?」
「作りたいのは山々なんですけど…」
「あんまり広めるようなものでもないし、難しいので暫くはこのままだと思います」
「難しいか、苦笑」
「本当は役職上げたいんだけどね〜」
じゃぱぱさんがそう言ってくれているのは素直に嬉しい。βであるのにαよりも優秀だと言われているじゃぱぱさん。そんな凄い人に自分が認められていることが分かって、とても誇らしい気持ちだ。
「近いうちに誰かに頼んでみようと思います」
その期待に応えたいと思うのはごく自然なことだろう。
「ほんと?無理しないで良いからね」
「大丈夫です。もっと上を目指したいので!」
♢
そんなこんなで家に帰ってきてしまったが、実際のところ目星はついていない。いや、正確にいえば居るのだが、それでは友情にヒビが入る。当の本人に許可を取らないわけにはいかないので、ダメ元で電話をしてみる。当たって砕けろ、だ。
「あ、どったのひろくん」
同期のゆあんくん。俺よりも優秀で、番もいるΩ。
「絶対に怒られるような相談なんだけど」
「なにそれ、こわ」
「ゆあんくんの番の人に項を噛んで貰いたいんだ」
「え、俺を噛みたいんじゃなく?」
「そこ!?もっと別にツッコミ所あるでしょ」
「役職上げたいとかでしょ?ひろくんが人見知りなのは知ってるし、頼れる人少ないんでしょ」
「いや、まあそうなんですけど」
もっと「俺の番だ!」系で怒られるかと思ってたから、なんて言うか拍子抜けしたっていうか、。
「で、ひろくんΩなの?」
「、うん。今まで言ってなくてごめんね」
「それはいいよ。でも、友達と番を共有するのは嫌」
肯定と拒否が同時に来て、体が強張る。
「そ、っか。無理言ってごめんね」
「ん、いーよ。力になれなくてごめん」
「いや俺が迷惑かけたから…。」
「それじゃ、また明日」
「俺明日非番」
「まじぃ?」
「まじまじ。じゃねー」
明日顔を合わせないのは良かったのか悪かったのか。でも、これで当てはなくなった。残りの知り合いのαは、α同士で付き合っている、番は要らないと言っている人と、フェロモンを武器に情報を集めている、番は要らないと公言している人だけ。
「ッはー、詰んだ」
昇進、流しちゃったなぁ。チャンスなのに、もっと使える情報増やしたいのに。ダメ元でお願いしてみるしかないか、。
♢
「のあさん」
「なんですか?」
「あの、番になって貰えませんか?」
「え、私αですよ?それにシヴァさんと付き合ってます」
α同士のカップルの1人、のあさん。科捜研の、とても優秀な人。お互いの運命が出たときを思って遠慮していたが、一向に出てこないため、そろそろ付き合うか、と告白した話は有名だ。それと同時に、番は作らないと言うことも公表している。
「承知の上です。俺、Ωで、役職を上げたいんです。番らしいこともしなくていいし、ヒートの時もほっといてくれて大丈夫なので、番っていう肩書きだけ貰えませんか?」
とても不誠実な理由を全て曝け出した。引かれるのは別に良いが、嫌われるのは避けたい。我儘を言っている自覚はあるんだ。
「ごめんなさい。番は作らない約束なので…。」
「すみません、無理言って。」
「それは大丈夫ですけど…。まさかそんなことをいろんな人にお願いしてる訳ではないですよね?」
「まだのあさんが2人目です」
「はー…。流石に人は選んでると思いますけど、このまま無鉄砲にやるのはよくないですよ。」
正論すぎて何も言えない。言い返さない俺を見て、のあさんは言葉を重ねた。
「次は誰にお願いするんですか」
「なおきりさん…の予定でした」
「あ、ならいいんじゃない?」
予想外の言葉に固まってしまった。その沈黙を肯定と捉えたのか、はたまた話すことがなくなったのか、のあさんは俺に背を向けて歩き出した。
(なおきりさんなら受け入れてくれるかも)
そんな、不確定な淡い期待を胸に、なんでも課へと歩みを進めた。
♢
深呼吸をしてからなんでも課の扉をノックし、中に入る。
「こんなところまでどうしたんですか?」
「なおきりさん」
様々な裏の組織に潜入し、情報を集めたり、組織を潰したりしている潜入のエリート、なおきりさん。αのフェロモンを使って情報を得ているため、番は要らないと公言している。
「俺を番にしてください」
「ごめんなさい。番を作るつもりはないんです」
「ヒートのときは放っておいて構いませんし、一緒に暮らす必要もないです。役職を上げるために、番という肩書きだけください」
俺の要望を伝えると、もともと大きい目を更に大きくして驚いていた。そりゃあそうだ。こんなにαに無礼なΩは他にはいないだろう。もしくは、俺がΩだったことへの驚きかもしれない。
「この先の情報を扱うには番が必要なんです。もう、なおきりさん以外に当てがないんです。お願いします」
俺より少し上にある顔は、困ったような顔から一変、フェロモンが漏れて、怒ったような顔になった。
「僕の前にも誰かにお願いしたんですね」
フェロモンが強すぎて、後ろに後退る。それでも彼は俺に近づいてくるから、壁際まで追い詰められてしまった。強い圧をかけられ、思わず泣きそうになるも、踏ん張ってなんとか耐えた。
「ゆあんくん、の彼氏さんとのあさんに頼みました。断られましたけど」
「ふーん、」
もう一歩近づかれて、両手を頭の上で固定される。逃げようと試みても、抑えつける力が強くて少しも動かせない。人格が変わったような彼を前に、冷や汗が流れた。
「僕は3番目なんですね。しかも最後。」
まるで氷のように冷たいトーンで、静かに俺を支配していくその様は、まさにαだった。怖い。頑張っても追いつけない性別の差をひしひしと痛感した。声すら出させてもらえない。
「いいですよ。お望み通り噛んであげます。でも、一緒に住みますし、ヒートの時は離れません。そういうこともしてもらいます」
想像とは違う答えに驚く。先ほどとは違い、高圧的な話し方なのに支配されている感じがしない。
「ずっと我慢してきましたけど、もう必要なかったみたいです」
「僕、ひろくんが好きです。」
突然αから与えられた愛情に思わず涙が出てきた。今までの人生、Ωに誘惑されることはあっても、αから直接、こんなに大きな愛情を貰ったことはない。
「ごめんなさい!嫌でしたか?」
「違う!嫌じゃない!!」
「おれも、俺もなおきりさんが好き」
途端に俺のフェロモンが漏れた。いつも複数の薬を服用して、完璧に隠していたフェロモンが。
「_運命ッ、?」
俺のフェロモンを間近で浴びたなおきりさんは、またもや目をまんまるにしながら呟いた。運命。人口的に、αの半分は得ることができない運命の人。
「ねぇ、なおきりさん。噛んで?」
項を見せて誘えば、すぐに噛み付いてきた。ちくり、とした痛みと共に、今まで感じたことのない多幸感がどっと押し寄せた。
「ひろくん、順番が違うかもしれないけど、僕と付き合ってくれませんか?」
「お願いします。なおきりさん」
♢
その日は結局フェロモンが暴走してしまい、なおきりさんの家に泊めて貰った。初めて貰ったαからの愛情はとても大きくて、溺れてしまいそうで、こんなに満たされるのならαとΩがくっつくのは当たり前だよなと思った。何度も好きと言って、好きと言われて、おかしくなりそうなくらい幸せだった。
「じゃぱぱさん。これ、おねがいします」
市役所でもらってきた、番証明書。
「え!番見たかったの!?おめでとう!」
「へへ、ありがとうございます」
「そしたら、ひろくんも昇進だね。ゆあんくんが扱ってる情報のセキュリティでもお願いしようかな〜」
「はい!任せてください!」
_end
おまけ
「あのー、なおきりさん?」
「どうしましたか?シヴァさん」
「この部署を移動すると言うのはどういうことなんでしょう?」
「可愛いい恋人ができたので、悲しませないためにハニトラやめます」
「あのねぇ!拗らせた片想いが叶ったのはおめでとうだけど、辞めるのは聞いてないって!!」
「あれ?言ってませんでしたか?」
「言われてないわ!半年は我慢しなさい!」
「えー、。半年後には普通の捜査に行きますよ?」
「それでいいから、まだ待って」
「はーい笑」
コメント
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第2話、読み終わりました!まずはひろくん、番が見つかって本当に良かったね…!Ωであることを隠して昇進のために必死に番を探す姿に胸がぎゅっとなりました。なおきりさんが実は前から好きだったって展開、ずるいです、最高でした。おまけのシヴァさんとのやり取りもクスッとして、世界観が広がって楽しかったです。続きも楽しみにしてます🌷