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あの後
私たちは無言だった。
点滴後、処方された薬を飲み
弔くんにおんぶしてもらって、病院から部屋に戻った
鎖は外してくれたままで
今日は玩具等で私を犯す事なく
弔くんは丁寧に熱で汗ばむ私の体を何も言わず拭いてくれた____
優しく、優しく接してくれた____
さっきのが何だったんだと思うくらいに優しい。
頬は少し腫れていて、まだズキズキと痛む。
私は疲れて眠ってしまった____
____
ふと、目を覚ます。
と
私の横で眠る弔くん____
疲れて寝てしまったのだろう。
……
あんな事を言ったけれど
スースー
寝息を立てて眠る弔くんを見ていると安心する自分がいる____
ふと
殴られた頬に触れる
と
『腫れてる……』
痛い
痛い____
抑えると痛む____
……
今なら逃げれるかもしれない
鎖はない
心做しか点滴と薬のおかげで随分と身体は回復したようだ
私は____
そおっと部屋を抜け出した