はい!ライラックの序盤を出そうと思います!なんか色々、世界観とかは、プロローグに書いているので!
てことで!START!
序盤
野球部の朝は早い。君が野球をしているときの僕を見るのが好きだと言われて、中学で野球部に入った。
にもかかわらず、君はそんな僕の気持ちをかき乱すだけ掻き乱して、行方不明になってしまった。
今日は練習試合。とは言っても、僕は前より野球に熱を入れられなくなって、ベンチで応援するだけだけど。
練習試合の会場に行くために、準急列車に乗っていた。そうして窓を見ていると、ふと、桜の木が見えた。
他の人にはただの桜として見えているだろうが、僕は違う。
あのひと夏の思い出を作り上げたのは何を隠そう、君と、桜の木なのだから。
青色に似た少し酸っぱい春とライラック。満開の桜と共に入学した僕たちは、その近くに生えていたライラックの花を良く見ていたよね。
君が少し洒落て、「桜が綺麗ですね」と言ったのを今でも覚えてる。
なのに。君が言い出したことなのに。その約束は守られず、春が過ぎようとしている。
でもね、もう流石に1年もたったら少しづつわかってきたよ。
君はもういない。ここから僕は君のいない人生を歩まなければならない。
だったら、その、人生単位で傷ついてしまう傷も愛おしく思いながら、この先の人生を歩もうも思う。
でも、そうはいっても。君を探すあてもないのに大きくなっていく僕は、何を経て、何を得て、大人になっていけばいいのだろう。
そんな、ぐちゃぐちゃの感情を列車に置いていけずに、そのまま僕は会場へと、足を向けた。
…ちょい長め…?まあ、心做しよりは、ましか。あ、2個目は、まだ書いてすらいないので!ちょっと待っててください!もしかしたら今日中に投稿できない…かも?まあ、なるべく急ぎますけど!
てことでした!ばいばーい!
追記
806文字読んで頂きありがとうございました!次回も楽しみに!
コメント
1件
続き結構遅れます!ごめんなさい!