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ずっと前から観させてもらってました!フォローと初コメ失礼します!…神作品過ぎません?
はっ😳前のrp目線だと?? ありがとうございます( ; ; )
前回の続きです
視点は全く変わるので混乱するかもしれませんが同じ世界観のお話なので安心してください(?)
話すこと思い付かないので今回はさっさとしましょうか
では、どうぞ……
rpem①【懸想の音色】
それは正に
青天の霹靂と言うべきか
この目に
耳に
焼き付いて二度と離れぬ感動
ありふれた雑居ビルの中で
僕は美の完成を見た
何故、僕は今スケッチブックも、カンバスもっていないのだろう
嗚呼、悔しくて堪らない
この空間を
美を
僕の絵に閉じ込めてしまいたい
そう思った
自分は今、この瞬間の為に
この光景を見る為だけに産まれてきたのではないかと思う程の感動が我が身を包む
鼓膜を震わすその音色に
網膜を焼く絶景に
身体の芯が震えるのが解った
手足も、指も、唇も、喉も
感動に打ち震え、欲望に呑まれてしまいそうだった
己の意に反しボヤけだす視界を無理矢理に拭って
僕はただソレを見ていた
『無伴奏 ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』
ずっと昔、何気なく聴いていたこの曲に
ここまで心を揺さぶられるなど、思ってもみなかった
ふと、ヴァイオリンの音が止む
静まり返る部屋の中
けれど、いつも五月蝿いくらいの音は何一つ聴こえなかった
あの日以来、決して訪れることの無かった静寂がこの身を包んで離さない
身体の震えが止まらない
未だ色濃い余韻が続いている
伏せられていた亜麻色の睫毛が揺れ
緩慢にその瞼が開く
暖かな日差しの中に
2つの満ち月が浮かぶ
はっと息を飲む音が重なった
刹那の永い沈黙の後
震える手を叱咤し、やっとの思いで拍手を紡いだ
疎らな間隔
ひとりきりの喝采
けれどそれでも
ただただ美しい”彼ら”に賞賛を
「きれい」
「…ぇ」
「すごく、きれい…でした」
震える喉で精一杯思いを伝えた
感激に浸る脳味噌は、子供のような言葉ばかりを繰り返すのだ
見開かられた白銀の瞳が小さく揺れて
ひと粒の雫を零す
そして彼は胸に手を当て
また美しい所作で頭を下げた
それはこの美しい世界の閉幕を告げる合図
僕の中には
ただ一抹の寂しさと、大きな大きな希望が残るばかりだった
はい、いかがでしたでしょうか
短いですね、かなり
書いてた時は凄い楽しくてめっちゃ達成感あったんですけどねぇ
ああ、そういえば皆様もう9月に入りましたが夏らしい事は出来ましたか?
作者は家の近所で花火が上がったのでそれ見たくらいですかねぇ…あとスイカ食べたり
なんかいつも雑談パート作っちゃってすいません
そんな話したいなら雑談部屋作れよって思われると思うんですが…なんと言うかそこまでして話したい訳でも無いと言うね
作者の我儘です
まぁ真面目に読んでる人ほぼ居ないとは思いますけど
それはそうとして順調に2パート目は上げれましたね!
3パート目もなるべく早く上げれるよう頑張ります。
1週間以内には上げれる(多分)と思います
それでは、また次の作品で……