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次の日
ダブルベッドの中布団の中でモゾモゾと動いた。部屋中に鳴り響くアラームを布団の中から手を伸ばして消した。
百瀬「んっ、、、今何時?、、8時30分か」
スマホで時間を確認した。
百瀬「、、ダル、、んっ、、起きるか、、」
身体を起こして、洗面所に行き顔を洗い、コーヒーを淹れパンをトーストで焼いた。
黒い髪を手でかきあげて、スマホでいつも通り殺しの依頼を見ていた。
百瀬「…あっ、やば、癖で見てた。」スマホをソファに投げコーヒーをマグカップに淹れて飲んだ。パンにホイップクリームとチョコソースをかけて食べた。
百瀬「あー、、幸せ!美味しい」
やっと、目にハイライトが入りニコニコしながらパンを食べていた。
百瀬「さて、準備するか」
着替えて髪を整えてからベランダに行き、ポケットからタバコを取り出し火を付けた。
百瀬「ふぅー」と片手でタバコを持ち死んだ魚のような目で街の人を上から見ていた。
百瀬「タバコ買いたそう」と一言呟きタバコを消した。
バッグを持ち、黒のトレンチコートを羽織り家を出た。
お店のドアを開け
百瀬「おはようございます!今日からよろしくお願いします」と笑顔で挨拶した。
百瀬の姿を見るとニコッと笑い
笹野「おはようございます!百瀬さん」
愛想良く百瀬に笑いかけた。
黒い瞳で話しかけてきた笹野を見た。
百瀬「おはよう。あみちゃん!」
ニコッと笑った。
笹野「百瀬さん、今からクッキーとプリンとシュークリームを並べるから手伝ってください」
百瀬「はーい!早く仕事覚えたいから、なんでも言って。」
笹野は洋菓子が入った箱を置き、ここの冷蔵庫ケースに綺麗に陳列します。やり方を見せ
笹野「こうやってやるんです!」
百瀬「わかった。」
百瀬は、言われたことを黙々とやっていた。
笹野「百瀬さん、以前は何していたんですか?」
百瀬「、、、うーん、、以前はね、、人に頼まれたら相手をお説教する仕事してたんだ」
ハイライトが消えた目で、シュークリームを冷蔵ケースに陳列しながら言った。
笹野「お説教?えっと、、なんかの先生とか?」
百瀬「、、うん。そう、それ」
優しく微笑んだ。