テラーノベル
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前回、前々回の後日談です
「…あ……」
また目が覚めた時、そこはいつもと同じ、見知った天井と、見知った部屋。ベッドの隣には椅子に座ったまま眠りこけたアイツがいて、同じベッドにはレイチェルが眠っていて。
「…ふふ……いつもと同じ…」
確かに、いつもと違うところはあっても…いつも通りの家でいつも通りの朝を迎える。
「…ふたりとも、ありがとう…これからも…ずっと一緒にいてね」
いつもなら恥ずかしくて言えない言葉だって、ふたりが寝てる時なら言えてしまう。
「…お、起きてるって……言えない…」
ふと聞こえるアイツの声。驚いてアイツの方を見れば、バッチリその目は開いていて目が合う。アイツはまずいとでも言うかのように手で口を抑える。
「…あ、あんた……き、聞いてたの……」
声も、アイツを指さす手も震える。
「え、えっと〜……」
キョロキョロと目を逸らしながら弁明しようとしているけれど、今の私にそんなもの聞かない。
「お、起きてたなら言いなさいよこのバカ!!マヌケ!!!人たらし!!」
「言い過ぎじゃないかい?!?!」
唐突な罵倒に慣れてないのか、お互いそう叫ぶ。そんなことをしていたら、いつの間にかレイチェルまで起きてしまった。
「……痴話喧嘩…?」
いきなりそんなことを言い出すものだから、理解するまでに時間がかかってしまった。
「ち、違うわよ!!!誰が夫婦か!!」
「…違うの……」
「違うよ!!」
朝からものすごく騒がしい家だと、自分でもよくわかる。
ああ、こんな平和が毎日続けばいいのに。
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花桜月華
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コメント
1件
**はる。だわ。** 読み終えたわ…! もうね、朝からこの平和な空気が沁みた。 寝言みたいな本音を聞かれちゃって慌てるところ、爆発するツンデレと「言い過ぎじゃない?」って返すゆるっとした掛け合いが最高だった。レイチェルの「痴話喧嘩?」もナイス刺し! バトルとかダンジョンがど真ん中の私だけど、こういう生きてる日常のぬくもり、めちゃくちゃ好きよ。この平和がずっと続きますように、って心から思った。続きも楽しみにしてる🔥