第2話「夜更かしー灰伊地ー」
灰伊地(灰原&伊地知)
※学生時代の頃、灰原が生きていたなら…って話
※ちょいとSっぽくなった。
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「早く寝てくださいよ、灰原、伊地知君。」
「分かってるよ七海!」
「帰るんですか?おやすみなさい、七海先輩。」
「…伊地知君、おやすみ」
そう言い七海は、伊地知の頭をくしゃくしゃと撫で、それに擽ったそうに笑う伊地知を見てそして僕を見て嘲笑った。
「じゃ」
それだけ言い残して、七海は部屋を出ていった。少し寂しいようにしょんぼりとした伊地知を横目にゲーム機を手に取る。
“本当に馬鹿だよなぁ…”
七海も伊地知も、僕が伊地知を襲う事なんてちょちょいのちょいだよ。
それに、今は夜だし泣き叫んでも誰も助けに来ない…あぁどうしよっかなぁ〜!どう虐めてあげようか…
「灰原先輩?」
「んー?」
「死んでますよ」
「…あ」
話しかけられてふと画面を見ると、目の前には【GAME OVER】と映されていた。
「あー、ごめん伊地知やってくれない?」
「ぇ、わ、私あんまり上手く出来ない…ですよ?」
おどおどとした表情も可愛い。
いいから、そう言い無理やりゲーム機を持たせて開始した。
「ぇ〜…難しい…」
ゲーム機を一生懸命握る伊地知をベッドの上で眺めていた。床に座る伊地知の項はベッドからはよく見える。
「伊地知」
「はい。」
「死んだら罰ゲームね」
「え”!?」
戸惑い焦る表情もまた良い。
可愛いなぁ
そう思っていれば気付かぬ内に伊地知を抱きしめるように床に座っていた
「…はい、ばら先輩?」
「んー?」
「何を…」
「ほら、死んじゃうよ」
「は、…はい!」
元気よく返事した伊地知の背中をすぅー、となぞる様に撫でていけば擽ったいのか少し甘い吐息を漏らした。
「はぁ、あの灰原先輩」
「なにー。」
「…ぁ、擽ったい、ので」
「頑張れ」
「…あ!」
そう言い画面を見ると
【GAME OVER】
と、映し出されていた。
「あ、死んじゃったね伊地知」
「罰ゲーム…です、か?」
「うん、」
「痛いのは嫌ですよ」
「何にしよっかなぁ…」
考える様に言ったが、もう決まってある。
1時間目をつぶって居ればいい…その間に僕はもう抜けるし伊地知も気持ちいいでしょ
「1時間、目瞑ってて」
「え、何…なんで?ですか」
「いーからさ、ほら」
そう言いベッドに乗っけて目をつぶらす。
怖いのか、それとも寒いのか…肩を震わせていた
「頂きます。」
そう言い伊地知の唇に自分の唇を重ねた。
「!?は、いばら先輩!?」
驚いたように目を開き抵抗しようとしたので、目は抑え、手はそこにあった充電コードで拘束した
「い、たい!…せんぱ、!」
部屋に響く叫び声が途切れ代わりにいやらしい水音が響いた
「チュ…ん、…ヂュゥクチュ…」
「ん、んぅ…は、い…先輩」
やがて、口を離してキスだけでとろける伊地知の顔をまじまじと見る
「…可愛いね、伊地知」
「や、だ…離して下さ、い!」
「えー?でも罰ゲームだよ」
「だからって!こんなの!…ぅ、うぅこんなのあり、得ないです」
「よしよし、泣かないで伊地知」
「ぅ、うポロポロ」
「大丈夫…伊地知、最初は痛いかもしれないけど…後々気持ちよくなるから、安心して!」
そう言い恐怖に満ちた伊地知を抱きしめた。
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