テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
僕は君を救いたい。
僕の名前は佐藤 奏斗
そして、君の名前は佐々木 美空。
僕は中学に入った時に君に一目惚れした。
君は優しくて、よく笑う子だった。
こんなちっぽけな僕にも優しくしてくれて
僕は嬉しかった。
たまたま帰り道が同じ方面で、一緒に帰ることが多かった。
帰り道のいつもの交差点。
僕達が横断歩道を渡ろうとしたらその瞬間
車のブレーキ音が鳴り響いた直後、とてつもない衝突音が響き渡った。
そして、君の方をみると、君は倒れてて、血まみれだった。
「あれ、」
あれは現実じゃない。夢だった_
時計をみると6時。
「なんだ、夢か、」
と、深いため息をついて夢から覚めた。
「やけに現実的でリアルな夢だな」
と、不思議に思った気持ちもあった。
「美空、って名前だったかな、誰だろう」
なんか思いながら、2度目の入学式を迎えた。
先生が出欠をとっている間に、密かに耳を傾けていると、1人の名前が気になったその名は
『佐々木 美空』
たまたまだろうと思いながら入学式を終え、教室に戻り、静かに本を読んでいた。
その、佐々木 美空ちゃんはよく笑う子で、僕にも笑顔で話しかけてきてくれた。
「あれ、夢と全く同じ、?」
よく考えると夢と言っていることが同じだということに気づいた。
気のせいか、と思っていて、あまり重くは受け止めなかった。
帰りのホームルームになって、方面が同じ人は一緒に帰るようにと促され、僕は佐々木さんと帰ることになった。
桜が舞い散る空に手を伸ばしている佐々木さんは、とても綺麗だった。
佐々木さんが、
「あなた、名前は?」
僕は何気に答えた
「佐藤 奏斗」
すると、佐々木さんは、
「奏斗くんね、いい名前。」
と微笑みを浮かべていた
そんな何気ない会話を続け、夢の交差点に着いた。
僕たちは、また同じ横断歩道を渡ろうとした。
夢と同じブレーキ音とともに大きな衝突音が聞こえる。
僕は気づいた
「同じ日を、繰り返してる、?」