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私の家系は不思議な死に方をする人が多かった。
体にあるホクロが全て消えると突然事故や不治の病にかかり死んでしまう..と。
月に1回体のどこかのホクロが消えていくのだ。
私もその症状が現れた。
段々とホクロが消えていく恐怖、普通の人ならホクロはあまり良くないイメージだろうが、私たちは違う。ホクロそのものが寿命を表しているかのようでとても怖い。寿命が見えるというこれほど恐ろしいことはないだろう。
1年が経ち、とうとう私のホクロの数は1つとなった。私の母親は心臓病で死んでいるらしい。私は苦しくない死に方がいいと、もう人生を諦めている途中だった。会社を務めていたのだが、もう生きていくことはできないと、退職を提示した。
残り1ヶ月をどう過ごすかを計画する準備になった。とにかく夢のでかい事をしていきたいなと思ってまずは富士山を登ってみた。
その次は世界旅行、その次は高級レストランで食事…
残りのお金を贅沢に使っていき、丁度1ヶ月で無くなるように計算したので困ることなく人生を満喫していき、遂にその時がきた。
特に何も起こることなくベットに入り、眠りにつこうとした。
「あぁ、眠りながら死ねるのなら悪くないのかもしれない…」
そう思い、安心して目を閉じた。
目が覚めた時、明るい何かを浴びているようだった。目を向けてみると眩しい光が目に当たる。
周りを見てみると我が家だった。
「…死んでない?」
何か違和感を感じつつも生き延びたという幸運に喜びを感じた。
ぐーっと背伸びをして今度は人生の復帰を計画することになった。
耳の後ろにあるホクロを知らずに…