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(???)「なんていえばいいだろうな……」

(???)「あたしにとってお嬢は」

(???)「大切な妹みたいなものだ。」

(あみかママ)「あみか、この人はあなたの」

(あみかママ)「従姉よ。」

(あみか)「え?」

(あみか)「私に従姉がいたの?」

(???)「ああ、嘘じゃない。」

(???)「……まぁ、無理もないか」

(???)「なぜなら、最後に会ったのは」

(???)「16年前だからな」

(あみか)「16年前……?」

(???)「それから会ってない。」

(あみか)「どうして?」

(???)「その頃は色々があったから。」

(あみかママ)「そういう事よ。」

(あみか)「ママは知ってたの?」

(あみかママ)「ええ」

(あみか)「……」

(あみかママ)「竜生、あみかに紹介して」

(???)「ああ」

(???)「あたしの名前は」

(???)「及川竜生」

(及川竜生)「よろしくな」

(あみか)「……本当に従姉?」

(及川竜生)「ああ」

(あみか)「……分かったわ信じる。」

(あみか)「よろしく」


(あみかママ)「さてと、本題よ」

(あみかママ)「単刀直入に言うわよ」

(あみかママ)「あみかはこれから竜生と一緒に事務所に来ること。」

(あみかママ)「いわゆるボディーガードよ」

(あみか)「え?」

(あみか)「ちょ、ちょっと待って」

(あみか)「どういうことよ?」

(あみかママ)「そのままの意味よ」

(あみかママ)「竜生はあみかのボディーガードになるってこと。」

(あみか)「それって、竜生さんは……」

(及川竜生)「知ってる。」

(及川竜生)「それに、さんには堅苦しいから呼び捨てでお願い。」

(あみか)「……竜生はいいの?」

(及川竜生)「ああ、いいよ」

(あみかママ)「大丈夫。いい人だから」

(あみか)「……」

(あみか)「……分かった。」

(あみか)「あなたを信じる。」

(あみかママ)「それじゃ、決まりね」

(及川竜生)「改めて、よろしくな」

(あみか)「よろしく」

あなたのためならあたしは

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