テラーノベル
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りー
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昼を過ぎても、らぴすはスタジオに現れなかった。
スタッフ「まだ連絡つかないですか?」
心音「……はい」
ロゼ「寝てるだけでしょ」
らいと「そのうち来るって」
みかさ「大げさ」
メルト「……」
そう言いながらも、誰も作業に完全には集中できていない。
(既読もつかないって、変じゃない?)
(昨日からずっと……違和感がある)
スタッフ「一応、家の方にも連絡入れてみますね」
その一言で、空気が少しだけ動いた。
ロゼ「そこまでする?」
らいと「別にいいんじゃね」
みかさ「ほっとけばいいのに」
メルト「……」
心音「いや」
初めて、はっきりとした声が出る。
心音「一回、ちゃんと確認した方がいい」
その言葉に、少しだけ沈黙が落ちる。
場面は変わって、らぴすの家。
チャイムの音。
ピンポーン。
らぴす「……」
反応はない。
スタッフ「らぴすくーん?いませんかー?」
もう一度。
ピンポーン。
らぴすはベッドの中で、ぼんやり天井を見ていた。
起きる理由が、もうよく分からない。
(行かなくてもいいよね)
(どうせ怒られるだけだし)
(……もういいや)
そのまま目を閉じる。
スタジオ。
心音「……やっぱり、行った方がいい」
ロゼ「は?」
らいと「え、マジで?」
みかさ「そこまで?」
メルト「……」
心音「なんか……嫌な感じする」
心音「いつもと違う」
その言葉に、誰もすぐには返せなかった。
らいと「……じゃあ、行けば?」
ロゼ「勝手にすれば」
みかさ「面倒だけど」
メルト「……」
結局、数人が向かうことになる。
車の中。
心音は窓の外を見ていた。
(なんでこんなに気になるんだろ)
(ただの遅刻じゃない気がする)
ロゼ「大げさだって」
らいと「まあ確認だけでしょ」
みかさ「すぐ終わる」
メルト「……」
でも誰も、完全には軽く考えられていなかった。
車が止まる。
らぴすの家の前。
心音「……」
一番最初に降りる。
(ここに、いるよね)
(ちゃんと……)
そのとき、ドアの前で、ほんの小さな不安が現実に変わろうとしていた。
──第8話 終わり 。
【次回予告】
閉ざされた扉の向こう。 そして初めて、“何も知らなかった”ことに気づく
──。
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コメント
9件

続き楽しみです!
目から塩水がぁ