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「ん…?」

天井…

起きるとベットの上だった。

視界が狭い。

あぁ、左目を打たれて…それから無我夢中で走り続けてたんだっけか。

起きあがろうとすると、何故か体が重い。不思議に思い目線を下に向けると、メリアが寝ていた。疲れて寝てしまったのだろうと微笑ましく思った。それと同時にずっと看病をしてくれていたんだという感謝の気持ちも込み上げた。メリアに触れようとする。が、うまく遠近感が取れず、空振りしてしまう。

そんな事をしていると、メリアが起きてしまった。

「ん…え、アニス!良かった…」

とメリアは俺に抱きついた。

戸惑った。

「ほんと、もう目覚めないんじゃ無いかって…」

メリアはそう言った後はっとして俺の体から手を離した。

「ごめん…つい、嬉しくて…」

とメリアは少し恥ずかしそうに謝った。

「いや…」

俺が言葉をかけようとした時ネモフィラがやってきた。

「え?え?起きてるじゃ無い!皆ー!アニス起きたわよ!」

ネモフィラの大声で皆が駆けつけてきた。

「アニス…良かった…」

フレークは俺を見て安堵したようだ。

「ほんと良かったです。丸3日も眠ってたんですよ?」

「そうか…」

少し間をおいて

「フレーク招待状はどうするんだ?」

あぁそれはなとフレークが持っていたバックから何か紙切れをだす。

よく見てみると2枚の招待状だった。

「2枚手に入れた。あちこちいってこれだけな。これで3人は入れる。アニスは残ってくれ。」

…どうせそんなこったろうなと思った。

もう…俺は足手纏いか、遠近感覚も失っちまったし今は仕方がないか。

「わかった。」

「それと、メリアもここに残るそうだ。」





舞踏会当日

「皆準備オーケーか?」

俺は皆に声をかける。

「えぇ。」

ネモフィラはとっても綺麗で、まるでどこかの王女みたいだ。

「大丈夫ですよ。」

皆の事を確認した後、俺はアニスとメリアの方に目を向けた。

アニスはベットの上で剣の手入れをしている。

その様子を隣でメリアが伺っている。

「メリア。本当に行かなくてよかったのか?」

話しかけるとメリアがこっちを見てコクンと頷く

2人に

「じゃあ行ってくるよ。」

そう声をかけるとアニスは顔を上げ

「あぁ。気をつけろよ。」

「うん。気をつけてね。」

俺たちは出発した。

白い貴方の見た世界

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