青「っはぁ、はぁッ」
ないこは、魔法使えるから、俺の居場所なんてわかってるんやろうな
逃げても絶対意味ないってわかっとるのに
逃げなきゃ行けないとか思ってしまう
青「ん、は、はぁっ」
さっきの頭痛のせいなのかわかんないけど
息がどんどん苦しくなる
出来損ないなんだよ、俺は
だからもう、いいんだ
青「ぁ、れ、、」
気づいたら、なんにも知らない場所。
青「海って、、どんだけ走ったんや、、、」
このまま海の波と一緒に、、、
《おかーーーさんっ!!》
青「、、、え、俺っ!?」
手を握ったのは青色の髪、桃色の目をした少女だった。それも、お母さんと呼びながら俺の手を握る。
《おとーさんが待ってるよ!ほらあっちっ!!》
青「ちょっ、俺お母さんなんかじゃ、、」
《まろーーー!まかなーーー!!》
マカナ。
夢の中で何度も聞いた名前だ。
俺とマカナを呼ぶ声はいつも同じ
透き通っていて、でも情熱もあって、愛に満ち溢れた優しい声。
その声の主は、分からないけど。
《おとーさn、、、》
《こっちに、綺麗なところがあったy、、》
だんだん、2人の姿は薄くなる。
声も聞こえなくなる。
《まろ、?》
青「っ!?」
なんだこれ、ものすごい聞き覚えがある
わかんない、わかんないのに、、知っている
桃「まろっ!!!!!!」
青「ぁ、、、」
ないこの、声、、
桃「まろ!!!危ない!!!逃げろっっっ!!!」
青「へ、?」
ないこの言葉に驚いていた時
大きな波が、押し寄せた
青「っ!!!」
ザバーーーーーーーンッッ!!!!
青「ん、ぶ、」
あぁ、せっかく、声の主がわかったのに
このまま死ぬのかな
《おかーーさんっ!!まだ生きて!お母さんならできるから!》
海の中でもマカナは声をあげる
何ができるっていうの、、
青「ぁ、、、」
お願い、海の精霊さん
俺の声を聞いて
海「申し訳ない、今すぐに神皇族様の元へお返ししましょう」
青「ん、っぷは、!はぁッ、ん、、」
桃「、、、まろ、(抱」
青「わっ、ないこ、、濡れてるから、、」
桃「良かった、ほんとに、、どこ行こうとしてたのばか、、、」
青「ねぇ、ないこ」
桃「なぁに」
青「ないこは一体、誰なの」
桃「前に言ったはずだよ、まろの夫」
青「そうじゃない、そうじゃないんよ」
青「全部を教えて欲しい」
青「俺らがどうやって出会ったか、どんな人生を過ごしたのか」
桃「でも、それを知ったらすぐにまろは!」
青「信じて、お願い」
桃(そんな真剣な目で見られたら、言っちゃいそうになるじゃん)
青「まろは、」
青「まろはきっと、思い出せる」
桃「、、、」
桃「俺が10歳の頃だった」
桃「見たこともない綺麗な青色の目で、サラサラの髪で」
桃「何より、すっごく優しい笑顔と声だった」
これが世間の言う一目惚れというやつか
もう、俺の心はまろの色に染められてた
桃「それから10年、まろが俺の屋敷で働くようになった」
桃「はっちゃかめっちゃかな6人で、楽しく生活して、w」
桃「俺が王になって、まろは妃になって」
桃「子供が、生まれてね?」
青「、、、まかな」
桃「!」
桃「俺と出会った時から、まかなの名前だけは覚えてるんだね」
青「おん、それだけ」
桃《この子の名前は?》
青《漢字がいいなぁ、昔の文字やけど、、しっかり意味があって、かっこいい名前がええ》
桃《っはは、wまろらしいね》
青《そう?w》
あー、なんだろう
会話が、ゆっくり、
青「ポタッポタッ、」
なんで、なんでやろ
青「なにか、引っかかってる」
あともうちょっとなはずなのに
桃「生まれ変わっても、また出会える」
青「!」
桃「世界のどこにいたって」
桃「まろを探すよ」
あ、あ、、、
桃「まろ」
桃「まーろ!」
桃「ふふ、愛してる」
桃「大好き」
桃「また、出会えるからポロッ」
その、優しい笑みと、声と、ふわっとした桃色の髪と、芯のある目。
ないこは、助けてくれただけじゃない
最愛の、彼だ
青「ない、、こ、、ッポロポロ」
桃「、、、まろ、ポロッ」
あぁ、全部、全部戻ってきた
そうだ、俺は生まれつき病気を持って
役立たずのまま人生を終えるただの人間じゃなかった
こんなに素敵な人に愛される人生を送っていたんだ
なんで忘れてたんだろ、、ほんと俺ってバカ、
青「な”ぃこ、ないこっ、、、ポロポロ」
何度も彼の名前を呼んでしまう
愛しくて、久しぶりで、嬉しくてたまらない
桃「会いたかったッ、、!(抱」
青「うわぁあああっないこぉっ!!ポロポロ」
青「うぅ〜ッ、、グスッ」
桃「いつまで泣いてんの〜、(撫」
青「らって、らってぇ、、ッポロッ」
桃「んもー泣かない!!会えたんだから笑って?」
青「うん、ぐしゅっ、、」
「あのっ、、」
桃「、、?」
青「女の子?」
髪長いな、、でも青色や、染めたんかな
顔は帽子で隠れとってあんま見えないけど、、
「い、いれいすのっ、いふさんとないこさんですかっ!!!」
桃「、、、」
青「、、、」
このタイミングでまさかのファン登場、、
桃「あの、、えっと、、」
青「、、そういうものではないです、」
「いや、言い方が違ったかも、、」
「おふたりはっ、」
「私のッ、、、」
「私のっ、お母さんとお父さんですかッ、?」
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コメント
4件
うおおおおぉぉぉぉおぉ ここでまかなの生まれ変わりがァァァ登場かぁぁ?
おおお?まかなかな?( ᐛ ) 続きが楽しみ◜ω◝