悪魔執事と黒い猫 番外編 その1
『主様が幼児化してしまった!執事達はどうするのか。』(幼児化は一時的なもので、中身も幼児化している。)
🫖の場合
『ふふ、子供になっても可愛いですね主様。私の名前分かりますか?』
『べ、べ…?』
『ふふっ。ベリアン・クライアンですよ。』
『べりぁん、くらいにゃん?』
『❥ー(♡ω♡ )ー➤ズギュンッ』
ベリアンは子供になった主様を抱っこする。
『私が立派に育てますからね。』
母親になろうとする。(過保護)
🍳の場合
『主様!?ちっせぇ…!』(うわぁ、昔いた妹達を思い出すな…。)
『お腹空きませんか?なにか俺作りますよ!』
『おむ、おむ……。』
『オムライスですね!分かりました!』
(妹達にも作ってやってたな〜懐かしい…。)
『出来ましたオムライスです!食べられますか?』
『ろにょ、あーあー。』
『えっ!あ、あーんしろってことですか?うーん、それは執事としていいのか…?でも今主様は子供だし…。』。まぁ、いっか!)
『主様、あーん。』
『もぐっ。』
『どうですか?』
『おいちいっ。』
『っ…!』(可愛過ぎる…っっ!)
ロノの料理魂に火がついた瞬間。
数分後――。
『デザートにプリンとホットケーキとゼリーとクッキーを作りました!好きなだけ食べていいんですよ!』
『…。』
子供ということを忘れて沢山作ってしまう。
⚔️の場合
『おばしゅ。』
『ん?…主様か?なんでそんな小さく…?』
『おうましゃっ!』
『馬が気になるのか?乗ってみるか?』
『乗る!』
バスティンは私を抱えあげ、馬に乗せる。
『たかーい!』
『そうか、良かったな。』(どうしたものか…俺は子供の扱いに慣れてないし…。普段通りに接すればいいのか?)
『おばしゅ、おばしゅ。』
『ん?どうした?』
『ぱかぱかっ!』
『走りたいのか?分かった。』
俺は主様を一旦降ろして一緒に馬に乗る。
『俺に捕まっててくれ。』
『うん!』
パカラッパカラッ…。
『楽しいか?』
『うん!』
『ふっ…そうか。良かった。』(主様が楽しいならまぁ、いいか。)
特に困ったことは無い。いつも通りである。
✝️の場合
『あ、主様!?』
『ハウ!』
『どうして子供に…?』
主様は首を横に振る。
『分からないですか…うーん、どうしましょう。』
『ハウ!抱っこ!』
『抱っこですか?』
俺は主様を抱っこする。
『えへへっ。』
『…ふっ。』(懐かしいな。トリシアをよく抱っこしてた頃を思い出す。)
『主様、お菓子食べますか?』
『おかしぃ!』
『今作りますからね。』
『あぃ!』
この後用事か主様は後悔することになる。
数分後――。
『あ、あ…っ。』
幼児化主様は床に倒れ込みダイイングメッセージを残す。
ハウ
『うわぁっ!?おいハウレス!何してんだよ!まさかお前子供の主様になにか……。』
『ち、違う!俺はただおやつを…』
『何かしてんじゃねーか!』
妹のように可愛がるが最後はやらかす。
🦋の場合
『ふぇねしゅ!次こっちも読んで!』
『分かりました。昔昔…。』(案外慣れるものだな…。お姉ちゃんもこんな感じだったのかな。)
『こうしてお姫様は王子様と幸せに暮らしました…めでたしめでたし。』
『(๑´ω`ノノ゙✧』
『わたしもお姫様になれる?』
『!主様もなれますよ。』
『えへへ〜///ふぇねしゅ、じゃあお姫様抱っこちて!』
『え?俺でいいんですか?』
『ふぇねしゅが王子様になって!』
『主様…っ。』
『たかいたかーい!』
『楽しいですか?』
『うん!』
(主様が楽しいならいっか…。)
『ふぇねしゅ、ありがとう!』
チュッ
ふぇねしゅのほっぺたにキスをする。
『(/ω\*)プシュ—♥ 』
最初は戸惑うけどじきに慣れる。(対応力🙆♀️)
🦾の場合
『ぼしゅ、ぼしゅっ。』
『あ?何だこのガキは…って、主様か!?』
『ぼしゅ、あそんで!』
『めんどくせぇ…。俺より他のやつで…。』
『ぼしゅがいい!』
『はぁ、分かったよ。何して遊ぶんだ?』
『鬼ごっこ!ぼしゅが鬼!』
タッチ!
『数えるから逃げろよ。』
『わ〜!”⊂( っ`-´)っ”』
数分後――。
『主様どこだ〜。これじゃ鬼ごっこじゃなくてかくれんぼだな。ん?』
ぴょこっ
『…ふっ。』
茂みの中から主様の頭がひょこっと出ていた。
『見つけた。』
『な、なんで分かったの!』
『さぁな。』(まぁ、たまには悪くねぇかもな。)
最初は面倒くさがるけど主様だから遊んでくれそう。
🌹の場合
『うわぁ〜!可愛いっすねぇ♡』
『?』
『今主様は中身も子供なんすか?そしたら戻った時記憶は戻るんすかね…それとも忘れちゃうんすかね。』
『あも?』
『…。』(そしたら今のうちに既成事実を…。)
にやっ。
『主様。俺はアモン・リードって言います。』
『あも、りーど?』
『主様の未来の旦那様っす。』
『旦那様…私結婚するの?』
『そうっすよ。この俺と。』
俺は小さい主様の手を取りキスをする。
『今から俺のことはダーリンと…。』
ゴツンっ!!
『主様。こいつのことは気にするな。主様の未来の旦那は俺だ。』
『??』
『ボスキさんだってちゃっかり既成事実作って…。』
既成事実を作ろうとする。
🍷の場合
『ん〜。どうして子供になっちゃったんだろうね。』
『るかしゅ、何するの?』
『大丈夫ですよ、主様の身体に異変がないか検査をしてるんです。』
『けんさ?』
『はい。』(にしても…子供の主様か…可愛いな。)
『熱はありますか?身体が重いとか。』
『ない!』
『じゃあなんででしょう…。』
『るかしゅ遊ぼ!』
『特に身体に異変は無いし…。分かりました。では未来の話をしましょうね。』
『みらい?』
『はい。主様は将来とてもいい男性と結婚しますよ。頭が良くてお医者さんで、かっこよくて優しくて髪の長いそんな人に。』
『それって?』
『もちろんわた――。』
『ルカス。』
『!み、ミヤジ、どうしてここに…。』
『主様。あんな男のことを好きにならないようにね。あれはただの危険な男だ。』
『そんなに睨まないでくれよ…。』
通報…。
🗝の場合
『なんて可愛らしいことでしょう!子供の主様とは…。』
『にゃく?』
『私の名前はナックですよ。ナック・シュタインです。』
『なっく、しゅたいん?』
『そうです!ありがとうございますっ!主様に名前を呼ばれるなんてこれ以上嬉しいことはありません!小さくなった主様はまるで花を咲かせる前の蕾のようで可愛らしいですね!その赤い頬も採れたてのリンゴのようで麗しくて素敵です。(早口)』
『?……???』
『(ナック節)』
『すぅ、すぅ…。』
主が可愛すぎてナック節が止まらない。
⭐️の場合
『可愛すぎる!子供の主様!さぁ、遊びましょう!何をしますか!鬼ごっこでもかくれんぼでもなんでもいいですよ!』
『ん〜。こにょこにょ。』
『ん?僕の好きな事?分かりました!ではイタズラしに行きましょう!』
『いいですか?あそこでナックが曲がってくるので、このびっくり箱を渡してください。そしたらあいつ驚きますから!』
『わかった!』
コツコツ……。
『今だ!』
『にゃく!』
ぼふんっ!
『おっと、これは……。』
『にゃく、びっくりした?』
『主様でしたか。えぇ。びっくりしました。ところでこれを提案したのどなたです?』
『ん。』
私はラムリを指差す。
『…そうですか。分かりました。主様はここにいてくださいね。』
─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
『?』
一緒にイタズラをして楽しそう✨
🕯の場合
『主様…どうして子供に?』
『分からない…。』
『困ったな…。』(まぁ幸い私は子供の扱いには慣れているから良かったけど…。)
私はしゃがみ主様の目線に合わせる。
『主様、私はミヤジって言うんだ。よろしくね。』
『みゃじ?』
『あぁ。なにかしたいことはあるかな?』
『したいこと…。!みゃじとお昼寝!』
『お昼寝かい?ふふ、わかった。そしたら読み聞かせをしてあげよう。』
私は子供の主様とベットに入り、読み聞かせをする。
『ある日のこと貧しい女の子がいました。その女の子は心優しく、周りから好かれていました。』
『𓂂(՞っ ̫ _՞)𓈒 𓂂𓏸』
『その女の子は、ある日1人の男の子と出会います。お互いに一目惚れをした2人は毎日のように会っていました。でも、彼は一国の王子様でした。』
『(´-﹃-`)むにゃむにゃ…』
『それでもこの想いを諦めなかった女の子は王子様に会いに行きます。』
『(*˘꒳˘*)スヤスヤ𓈒 𓂂𓏸』
『…寝てしまったね。ふふ、おやすみ。』
圧倒的安心感
❤️🩹の場合
『おやおや…こんなに小さくなって。可愛らしいですね。』
ひょいっと主様を抱っこする。
『ふふ。子供の主様もすてきですね。』
『らと?』
『鬼ごっこでもしますか。私が鬼です。追いかけますから逃げてくださいね。』
『うん!』
数分後――。
『うわぁぁん!(´;ω;`)』
『おや、泣いてしまいました。』
『ちょっとラト!?主様になにしたの?』
『私はただ鬼ごっこをしてただけですよ?』
『主様、大丈夫ですか?』
『らと、が、怖い顔で追いかけて…。』
『それが原因じゃん!』
『だって鬼ごっこですから。鬼のように怖い顔でないと意味が…。』
『鬼ごっこって形まで鬼ごっこにしなくていいから!』
『そういうものですか…。』
子供の扱い慣れてなくて泣かせそう。
🪡の場合
『はい、出来ました。』
『かわいいー!』
(最初は戸惑ったけど、主様は主様だし…。それに子供の服作るの案外楽しいな。)
『ありがとう!ふるーれ!』
『ふふ、喜んでくれて良かったです。』
『みんなに見せてくる!』
『あ、待ってください、いきなり走ったら――!』
c⌒っ>_>)っ
『いたぁい!(´;ω;`)』
『主様!』
『あ…、ふ、ふるーれ、服…ごめ、なさい。破れ…。』
『服なんてまた直せます。主様の方が心配ですよ。』
『ふるーれ…。ありがとう…。』
『いいんですよ。手当てしましょう。』
『うん!』
子供の主様には最初戸惑うけど子供の服を作る折角の機会だから喜びそう。
💮の場合
『おっと?この子供は…。』
『はにゃまる!』
『主様……なのか?』
『!』
『へぇー?こんな可愛くなっちまって…。』
俺は主様の頭を撫でる。
『可愛いなぁ…まぁ大人の主様も俺は可愛いと思ってるけど。』
『大人?』
『あぁ。大人の主様はそれはそれは可愛くてな。ついからかってドキドキさせたくなるんだよな。照れたとき黙り込むのがまた可愛くて。』
『へぇ〜!』
『フッ。まぁ子供の主様に話しても仕方ねぇか。俺は子供の主様も好きだが、大人の主様ももっと好きだ。』
『すき?』
『あぁ。』
『わたしも、はにゃまるのこと好き!』
『へぇ、嬉しいねぇ。』(既成事実GET( *˙ω˙*)و グッ!)
ここにもいた。通報予備軍。
パパまるさすがの対応力。
☂️の場合
『これはこれは……可愛らしくなって。主様。分かりますか?ユーハンですよ。』
『ゆは…?』
『んぐっ。(か、可愛い…。)』
『ゆは、ゆは。』
『はい、ゆはですよ。』
(なんて可愛らしい…ずっとこのままでもいいかもしれません。)
私は主様を抱っこして屋敷を歩く。
『ゆは、ゆは。』
『?どうしましたか?』
『ん!』
『外に出たいんですか?そしたら庭へ行きましょう。』
『わーい!』
『ちょうちょー!』
主様は屋敷を走り回る。
『……。』(無邪気で可愛いですね……。主様の子供時代はこんな感じだったのでしょうか。
私の知らない主様の子供時代…。)
『お花ー!』
『…。』(可愛すぎます。もうずっとこのままでいてください。)
全肯定ゆは、ここにあり。
主様の可愛さにやられてずっとこのままでいてくれと願う。
🧸の場合
『わー!主様子供になってるー!』
『?』
『あ、俺はテディ、テディですよ!』
『てで?』
『( ´ཫ`)وウグッ』(俺今日からてででいいや…。)
『何して遊びますか?あ、何か食べますか?ストロベリータルトがありますよ!』
『たべる!』
『分かりました!キッチンの冷蔵庫にあるので食べましょうね。』
『『ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”』』
『美味しいですか?』
『うん!』
『あ、ほっぺにクリームが…。』
俺は主様のほっぺに触れ、クリームをとる。
『てで?』
『クリームがついてました。』
『あはは!てでも、ほっぺにクリームついてる!』
私はてでのほっぺを舐めた。
『……_:( _* ́ཫ`):_』
『てで?』
(主様にキス(ほっぺです)してもらえるなんてラッキー!)
テンションが上がって色々したくなると思う。
🐈⬛の場合
『主様……なの?可愛いな…。』
(でもどうして子供になったんだろう。なにか理由があるのかな?)
俺は主様を抱っこしてベリアンのとこに連れていく。
『それが私には分からなくて…。一時的なものだと思いますけど…。』
『べりぁん、この人は?』
『この人はベレン・クライアンですよ。』
『うん。ベレン兄さんって呼んでね。』
『べれ、に?』
『–( ‘-’ )→グサッ』
ひょいっ
俺は主様を抱っこする。
『俺が育てるよ。』
謎の使命感を感じて育てようとする。
🤍の場合
『……お前、主か?』
『うん。』
『なぜ子供に?』
『分からない。』
『…。我ではどうもできん。ルカスの所へいけ。』
『や!』
『?』
『しろといる!』
『我は子供は苦手だ。離れろ。』
『いや!いや!』
『はぁ……。』
我は主を抱っこする。
『わがままな奴だな……フッ。』
なんだかんだ面倒見てくれそう。
後日談
主様は元に戻った。
『ご迷惑をおかけしました…。』
(なんか私恥ずかしいことを沢山した気がする。)
『あの、みんな、私が子供だった時のことは忘れて頂けますかね……。』
『……。』
『え、あの……?』
『( ̄▽ ̄)ニヤッ』
『お願いだから忘れてー!!!』
次回
番外編 その2 『執事の好き嫌いを直すためアーンしてたべさせてみた!』
コメント
7件
最高、この一言に尽きるっ!
エグすぎる、次も楽しみでやばいです!
ありがとう(?)w