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主要登場人物一覧
望月輝人(27)…3代目主人公 近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
片倉陵(22)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
河内慶六(24)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
松山和也(22)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
新島雄士(20)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
森田瑛人(19)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属準隊員
伊山新介(19)…近畿方面隊警備科所属
松浦風雅(34)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班主任
水島慶太(31)…近畿方面隊警備科第4区域機動第1作戦班所属正隊員
赤木龍一(48)…近畿方面隊警備科第4区域第4区域機動第1作戦班班長
三島和志(51)…近畿方面隊長
岸田正龍(39)…国家保安庁2代目長官
……………………………………………………………
「銃をおろせ。国家保安庁だ。」
松浦が怒鳴った。
松浦の言葉を聞き男たちはその場で手を挙げた。
「なぜ交差点に突っ込んだ?信号見えなかったのか?あ?酒でも入ってんのか?」
そう言いながら松浦は男たちに銃口を向けつつ炎上しているトラックに目をやった。
「これはひでーな。ボロボロじゃねーか」
水島が呟いた。
その時だった、水島に目を向けていた松浦の傍から男たちが走り出した。
「おい待て」
松浦は男たちを直ぐに追いかけた。
男たちは覆面をその場に捨てるとそのまま近くの駅構内に入っていった。
そして男たちはそのまま近くの男子トイレに入っていった。
「おらっ待て」
松浦もそのままトイレに入っていった。
トイレに着いたその時、後ろから後頭部を金属のような物で叩かれた。
「あっ……」
松浦はその場でうずくまるような姿勢をとった。
「うははは。あーおもしれぇー。のこのこと1人でやってきやがって笑おもしれぇな笑」
「き、貴様は……相馬……か?」
「あーそうだよ。俺の事知ってんのか?」
そう言うと相馬は近くにいた男たちに銃口を向けた。
「もうお前らに用はない。じゃあな」
3発の銃声と共に男たちはその場で倒れた。
「なぁー。松浦、俺とタイマンしねーか?」
「っざけんな。俺はな…お前に構ってるほど暇じゃねーんだよ。国保隊員である俺に逮捕権は無い。だがな、特例による殺害は認められてんだよ。」
そう言いながら立ち上がろうとした松浦に相馬は拳銃を突きつけた。
「おい動くなよ笑、こっちはチャカ持ってんだぜ?国保のしょぼい銃じゃねーぞ?殺傷能力の高いかなり丈夫な代物だ。国の税で買う銃とは大違いだ笑」
「くそが…」
「手をあげろ。聞こえなかったか?手をあげろ」
相馬に言われ松浦はその場で跪き手を挙げた。
跪き手を挙げた松浦を見て相馬は大声で笑った。
「おい、後は任せた。お前らの好きな通りにしろ。」
相馬が言うとトイレの中に警棒を構えた男たちがやってきた。
「頼んだぞ」
「へい」
相馬はスキンヘッドのひとりの男の肩を軽く叩きその場から立ち去って行った。
「さぁーてやりますか…」
男たちが松浦を包囲した時だった、松浦はさっきまでの弱々しさを忘れたかのように目の前にいた数人の男を蹴り倒しそのまま後ろを振り向くと後ろにいた男の胸ぐらをつかみ頭突きで倒した。
「オラッ来いや。舐められちゃ困るな。俺は国保のエースだ。国保の松浦だ。嫌でも覚えさせてやるよ」
そう言うと松浦は次々と降ってくる警棒を交わしながら倒して行った。
数分後、ふらつきながらも何とか男たちを倒すことに成功した。
「つえー笑さすが、でも、その強さはどこまで続くかなー」
相馬が言うと窓からまた警棒を構えた男たちが出てきた。
「さっさとやれ。1人相手にてこずんなよ」
「へい」
相馬が言うと男たちは松浦を一斉に包囲した。
「何人湧いてきても一緒だ。ゴラ」
松浦は再び男たちに襲いかかった。
その時だった、後ろから急激な痛みが襲いかかってきた。
「あ……」
腹から湧き出てくる血液を目にしながら松浦はその場で倒れた。
「オラッさっきまでの威勢はどこに行った?笑おい笑笑」
男たちは警棒を構えると倒れた松浦を何度も何度も殴りつけた。