ナイトレイブンカレッジ
《鏡の間》
ユウside
「それにしても学園長はどこに行っちゃったのかしら?式の途中で飛び出して行っちゃったけど……」
「職務放棄……」
「腹でも痛めたんじゃないか?」
校長先生は勢い良く扉を開けた。
クロウリー「違いますよ!」
「あ、来た」
クロウリー「まったくもう。新入生が一人足りないので探しに行っていたんです。
さあ、寮分けがまだなのは君だけですよ。狸くんは私が預かっていますから、早く闇の鏡の前へ」
「あの、学園長リリスは?先程から姿が見えないのですが」
クロウリー「あぁ、彼女なら明日戻ってきますよ。まぁ、ご家族に緊急で呼ばれているとのことでして私が許可しました。そんな事より、さぁ!貴方は闇の鏡の前へ!貴方が最後ですよ!」
そう言われて僕は鏡の前まで歩いた
すると、鏡から不気味な顔が浮かび上がった
『(気持ち悪っ)』
うわぁ、何か見たくなかったな。どうすんだよこれから鏡見るときコイツ思い出すじゃん←
闇の鏡〈汝の名前を告げよ〉
『…ユウです』
闇の鏡〈ユウ…汝の魂の形は……〉
すると闇の鏡は顔をしかめてこう言った
闇の鏡〈わからぬ〉
『え』
クロウリー「なんですって?」
闇の鏡〈この者からは魔力の波長が一切感じられない……
色も、形も、一切の無である
よって、どの寮にもふさわしくない〉
は?魔力?ナニソレ?
すると、周りが騒つく。
ク「魔法が使えない人間を黒き馬車が迎えに行くなんてありえない!生徒選定の手違いなどこの100年ただの一度もなかったはず。
一体なぜ……」
こっちが知りたいわ!!
グリム「……ぷはっ!
だったらその席、オレ様に譲るんだゾ!」
クロウリー「あっ待ちなさい!この狸!」
グリム「そこのニンゲン達と違ってオレ様は魔法が使えるんだゾ!だから代わりにオレ様を学校に入れろ!魔法ならとびっきりのを見せてやるんだゾ!」
「みんな伏せて!」
赤髪の男の子がそう叫んだ瞬間あのモンスターが口から青い炎を吹いていた
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