テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
402
いつの間にか眠っていた。
ゆっくり目を開けながら体を起こして教室を見ると、目の前に担任が立っていて目が合う。
秋「なに?」
また説教でもされると思いだるそうに顔を逸らす。
翔「…別に。気持ちよさそうに寝てるなと思って。」
秋「は?きもい…。」
そう言って立ちあがる。
翔「さっきさ、隣のクラスの佐山と一緒にいたでしょ?」
…見られてた…?
さっき裕としていた事が脳裏にチラつく。
翔を睨むように見る。
秋「それで、…なに?」
翔はすこし呆れてため息をつく。
翔「ここ、学校だよ…?そんで、俺は担任。言いたい事分かる?」
普段の笑顔の翔から出たのは軽い脅しのような言葉だった。
当たり前のことだが秋にはそうとれた。
でも表情は変わらないまま…
秋「謹慎でも停学でもすれば良いんじゃない?」
翔「…言わないよ。内緒にしとく。…でも、条件がある。」
いつもの先生の様にこりと微笑んで、腕に挟んでいたファイルからプリントを一枚出して、
翔「これ、明日の昼休みに職員室に持って来て。わからなくても良いから。」
そう言って教室から出て行った。
プリントを見ると学校では見覚えのないプリントだった。
…なんでこんな事。めんどくさ…。
いつもよりさらに気だるそうに学校を後にした。
学校を出てバスを待ってる間、大学生の隼人からメッセージが届いた。
『今日の夕方、会わない?』
秋は軽く返信をして日が沈み始めた街に消えて行った。