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うぇへへへへへへへ…… 推しがいっぱい…ゲヘヘ、
番外編43 『主様のことが好きな貴族を撃退する』前編
※執事とは付き合ってます。シチュエーションはバラバラです。姉妹交互に行くよ!
💮
『……。』
(よし、今日こそお慕いしてる麻里衣さんに告白するんだ!悪魔執事の主なんてやめて俺のお嫁さんになってくれ…。)
と、デビルズパレスの門に近付いた時だった。
『ん?』
(庭にいる…。あれは、悪魔執事…!いや距離近過ぎないか?もしかして付き合ってるんじゃ…。)
『っ、ハナマル…。』
『なんだ?』
『近い…。』
『俺たち付き合ってるんだからこれくらいの距離普通だろ?』
『で、でも…』
『いい加減慣れろよ、これから先もっと……。』
俺は主様の耳元で囁く。
『密着するようなことするんだからさ…。』
『っー!!』
私は顔真っ赤にする。
『付き合ってる…のか?いや、怒って顔を赤くしてる。』
※貴族ビジョンです
『やっぱり俺が助けてあげないと…!』
『も、もう分かったから離れて…。』
『えぇ〜?まだいいだろ?今2人きりなんだし……。』
俺は門の外の奴に気付く。
(ん?あいつは確か…前に主様に話しかけてきた奴。話し方からして主様に気があるとは思ってたけど…まさか、諦めきれてなくて告白しに来たか?)
『……。』
『ハナマル?どうし――。んむっ!』
ハナマルに突然キスをされる。
『!?あいつ…っ!俺が見てること気付いて…!』
(き、キス…っ!?)
『ん、んんぅっ…!息、苦し、…んぅぅ…///』
呼吸する暇も与えられず間髪入れずにキスが続く。
『……。』
俺は隙間から門の奴を見る。
『っ…!』
(牽制ってことか…っ。くそ…諦めるか。)
俺はバツが悪そうにその場を去る。
『ぷはっ…。はぁ、はぁ…なんで、急に…。』
『ん〜?ちょっと悪い虫がいたもんで。』
『悪い虫?』
『まぁいいじゃん居なくなったから。それとも主様は俺とキスすんの嫌?』
『…っ。やじゃないわ。』
『それなら良かった。』
チュッとおでこにキスを落とす。
『こ、これから外でするの禁止よ!』
『屋敷の中ならいいってこと?』
『そ、それは……っ。』
(あーもう可愛いな……。)
『言っとくけど今更我慢とかもう無理だから。』
ガバッ!
ハナマルは私をお姫様抱っこする。
『きゃ!』
『今は恋人同士になったから…今まで我慢した分のこと主様にするから。覚悟しろよ?』
『っ……。』
(ずるいわ。こんなことされてもときめいてしまう私…。それほどまでに好きなのね、ハナマルのこと。)
『返事は?麻里衣。』
『…っ。はい。』
『よく出来ました♡』
🦾
『…よし。百合菜さんは今一人だな。今なら話しかけに行ける……。』
エスポワールにいたら道を歩いてくる百合菜さんを見掛ける。
(頑張って今日…告白してみるか…?)
勇気を振り絞り声をかけた。
『あ、あの!』
『?はい、私に何か用ですか?』
『え、えっと…。きょ、今日はいい天気ですね…!』
『え?は、はい。確かにいい天気ですね。』
(何やってんだ僕は……。よし……)
『あの、百合菜さん!』
『あれ、私名前教えましたっけ?』
『初めてグロバナー家のパーティでお見かけした時から、ずっと好きでした!ぼ、僕と、付き合ってくださ――。』
その時だった。
グイッ!
何者かに百合菜さんは手を引かれる。
『わっ!ぼ、ボスキ…っ?』
『なぁ。あんた貴族か?俺の主様に、何か用か?』
『っ……!』
(悪魔執事…!)
『ぼ、ボスキ、大丈夫だから、何もされてないよ。すみません…。』
『…悪いけど、主様は俺のだ。他の誰にも渡すつもりはねぇから。』
ボスキは私の手を取り走り出す。
『わっ!待って、ボスキ…!』
『ボスキ、手…っ。』
『…悪い、痛かったか?少しでも早く…あいつから遠ざけたかったんだよ。』
『どうして?』
『どうしてって…告白されてただろ。』
『?』
『はぁ…鈍いな…。言っとくぞ、主様。』
ボスキは私の頬にキスをする。
チュッ。
『この先……どんな女が現れても、俺は見向きもしねぇ。俺には百合菜がいるからな。だから、主様も…他の男に目移りすんな。』
『ボスキ……。う、うん。分かった。』
『ふん、それでいいんだよ。』
🤍
『…いつ見ても美しいな――。』
グロバナー家のパーティに出席していた私は華麗にピアノを演奏する麻里衣さんを見つめていた。
『お付き合いしてる人とかいるんだろうか…もし居ないのなら…。』
『おい。』
『っ!あ、悪魔執事……っ?』
ソファに座って見つめていたら隣に悪魔執事が座ってきた。
『お前、あやつのことが好きなのか。』
『そ、それは……。』
『…もしそうならやめておけ。』
『な、何でそんなこと言われないといけないんだ。』
『…ふん。麻里衣は我が惚れ込んだ女だからだ。我の麻里衣に話しかけることも。あまつさえ見つめることも許されない。』
グイッと貴族のネクタイを掴む。
『我は嫉妬深い太刀でな。あやつに近付いた者をどうするか分からないぞ。』
『ひ、ひぃっ!』
数分後――。
『あ、シロ。見てたかしら。最後まで綺麗に演奏出来たわ。』
『当然だろう。お前ならば。』
『少しは褒めてくれてもいいんじゃないかしら?素直じゃないんだから。』
『ふん、褒めずともお前の綺麗さは我が1番よく知っている。』
『シロ……。ふふ。ありがとう。嬉しいわ。』
『ふん…。』
⚔️
『悪魔執事のバスティンとかと付き合ってるなんて絶対脅されてに決まってる…っ。俺が助けてやらないと。』
(あ、来た。あいつはいつもここの肉屋に買い物に来てるからな。尾行したかいがあった。そこで決闘を申し込んでやる。)
※ストーカーやん。
『お、来たな。』
俺はバスティンに声をかける。
『お、おい!悪魔執事!』
『ん?お前は……。身なりからして貴族か。俺に何の用だ?』
『俺と決闘しろ!俺が勝てば百合菜さんと別れろ!』
『ふむ……では俺が勝てば今後一切主様に関わるな。』
『くっ、わかった。いいだろう。』
数分後。
『俺の勝ちだな。』
『く……っ。』
『……1つ訂正する。この決闘で百合菜さんが関わっていなくとも俺は負けない。お前みたいな奴に百合菜さんは渡さない。』
『っ……。約束は約束だ…。今後一切関わらないと誓う。くそ…っ。』
貴族は悔しそうに去っていく。
『……腹が減ったな。』
(早く、屋敷に帰って百合菜さんに会いたい…。)
🌹
『主様、美味しいっすか?』
『ふふ、えぇ。』
今日は主様とデート。行きつけのカフェに来ていた。
『…あれが麻里衣さんの恋人の悪魔執事か?』
(ピアスバチバチだし、いかにもチャラそうだな……そんな奴より俺の方が相応しいのに…。)
『ちょっと御手洗に行ってくるわ。』
『了解っす。』
(あ、1人になった。)
『そこのお兄さん、さっきからジロジロと主様を見てるっすけど…もしかして、気があるんすか?』
『っ!』
『残念っすけど……主様は俺のものっすよ。俺は主様を守る薔薇の棘っすから。』
俺は相手の首元に薔薇の棘を当てる。
『っ…。』
『俺だけの薔薇の華に手を出したら……俺、何するかわかんないっすから。』
数分後――
『お待たせ、アモン。』
『大丈夫っすよ、せっかく二人きりのデートなんすからゆっくりしましょうっす。』
『えぇ。』
(俺だけの可愛い主様…他の誰にも渡さないっすよ。)
『アモン?どうかした?』
『いや?主様可愛いなぁって。』
『っ…。不意打ちに照れされるのやめてって言ってるじゃない…。』
『それは無理っすね〜。主様の照れた顔が俺は好きなんす。』
『もう……っ。』
❤️🩹
『なんなく近付けたな。』
(デビルズパレスの近くに来るのは怖かったが門の前まで来ればこっちのものだ。百合菜さんに会いたい……。( *´艸`)グフフ)
※こっちのがストーカーやったか。
『フフ、すみません、主様に御用ですか?』
『っ!い、いつの間に後ろに!』
『おやおや、何をそんなに焦ってるんですか?鼓動が早いですよ。』
『っ…お前は…。』
『百合菜さんの恋人です。もしかして、貴方、前に主様に言い寄った方ですね。振られてましたけど。諦められずに来たってところですかね。』
(こ、こいつどこまで知って……。)
『残念ですが…。』
ピトッ。短剣を相手の頬に当てる。
『百合菜さんは誰にも渡しませんよ?他の誰にも…私だけのものですから。』
『ひ、ひぃぃ!!』
俺は腰を抜かす。
『あれ、ラトこんなところにいた。』
『おやおや、見つかってしまいましたか。』
『何してたの?』
『ふふ、ちょっと汚い豚さんを排除してました。』
『??』
『そんなことよりかくれんぼの続きをしましょう。次は私が鬼ですよ。』
『う、うん。』
(愛おしい主様…誰にも渡したくありません。)
🍷
『…あの、ですから私は悪魔執事のルカスとお付き合いをしてるので貴方とは付き合えません。』
『お可哀想にそういえと脅されたのですね?』
『違います、ルカスはそんな人じゃありませんわ。』
グロバナー家に行った時、貴族に声をかけられ告白されたのだ。ルカスはフィンレイ様と話している。
(少しの間だから平気だと思ったのに…っ。)
『悪魔執事なんてやめて私とお付き合いして下さい。麻里衣様。』
『何も知らないのに悪魔執事のことを悪く言わないで下さいませ。』
(こんな奴、今すぐにでも蹴り倒したいわ。でも、グロバナー家の本邸の中…。何も出来ない。)
と、その時――。
『いけませんね、貴族の方。』
ルカスが間に入る。
『る、ルカス…。』
『グロバナー家の本邸の廊下で人の恋人を口説くなんて。フィンレイ様が見たらどう思うでしょうか。ふふ、聡明な貴族様なら、どうなるかお分かりですよね?』
『っ……。』
顔を青ざめた貴族は去っていった。
『すみません、お一人にしてしまい。』
『大丈夫よ。ありがとう。』
『我慢してくださったんですよね。ほんとなら蹴り倒したいところを。ふふっ。』
『流石、お見通しね…。』
『そんなことをせずとも、私が守りますから。貴方は私の愛しい恋人なんですから。』
『っ……えぇ。ありがとう。』
『帰ったら沢山慰めてあげますよ。』
『もう平気よ…?』
『ふふ、私がしてあげたいんですよ。』
🐾
『主様、ほっぺにクリームついてる。』
『え?どこどこ?』
ペロッ。
主様の頬に指を添えてそれを舐める。
『ここ。クスッ。』
『あ、ありがとう…。』
あるじ様とクレープを食べながら歩く。
『クソ、見せつけるように歩きやがって。』
(あの優しそうな男…きっと何人も女を誑かして来たに決まってる。百合菜さんもその1人だろう。許さない、俺が助けて見せる。)
俺は悪魔執事に話しかけに行く。
『おい、悪魔執事!』
『ベレンになにか用ですか?』
『俺に何か?』
『百合菜さんを誑かすのはやめろ!こんな純粋な人を誑かすなんて…。百合菜さん、こいつなんか辞めて俺にしませんか!』
『え、えっと…』
『何を誤解してるか知らないけど俺は主様を誑かしてなんかないよ。お互い好きでお付き合いしてるんだから。しかも…』
グイッと貴族の男に近付く。
『俺の許可無く主様に話しかけるなんて……。俺、結構嫉妬する太刀だからさ…何するか分からないよ?相手が貴族でも。まぁでも、主様の前で野蛮なことしたくないしさ…わかるよね?』
『っ……。』
『べ、ベレン?』
『ふふ、大丈夫だよ。主様。行こっか。』
主様の手を引いてその場を去る。
『大丈夫だった?』
『うん。俺は何もされてないし。』
『それなら良かったけど…。』
(俺だけの可愛い主様…。誰にも渡したくないな…。)
🍳
『ロノ、買い物これで全部かしら。』
『はい!すみません付き合わせちゃって。』
『いいのよ、ロノと2人きりで出かけられて私は嬉しいわ。』
『主様…。』
『ふふ、早く帰ってご飯一緒に作りましょ。手伝うわ。』
馬車に荷物を詰め込む。
『はい!』
『あれが麻里衣さんの彼氏の悪魔執事…。俺よりガキっぽいな。あんな奴が麻里衣さんの隣に相応しいわけがない。』
俺は悪魔執事に近付く。
『あ、ロノごめんなさい、私買い忘れたものがあるから買ってくるわ。』
『俺が行きましょうか?』
『すぐそこのお店だから大丈夫よ。』
主様はタッタッと走っていく。
『おい、悪魔執事!』
『あ?俺か?』
『お前に麻里衣さんは相応しくない!今すぐ別れろ!』
『はぁ?あれ、前に主様に話しかけに来た貴族か?』
『そ、そうだ。というか貴族に対して馴れ馴れしいぞ。』
『別にあんたの使用人じゃねぇし俺。それに、なんであんたに別れろとか言われなきゃいけないんだよ。』
『そ、それはお前が……!』
ダンッ!
俺は帰属を壁に追い詰める。
『俺だって別に相応しいとは思ってねぇ。だけどな。他人のあんたに言われたかねぇよ。主様はこの今の俺が好きだと言ってくれたんだよ。他の奴に口出しされる筋合いはねぇ。分かったか!』
『く…っ。』
『ふふ、ありがとう。ロノ。』
『え!』
主様がニコニコと微笑んでこちらを見つめている。
『い、いつから……』
『ふふ、内緒。ということですわ。貴族様。私はロノ以外と付き合うつもりはありません。お引取りを。』
『っ…。』
『はっず…見られてたのか…。』
『かっこよかったわよ?』
『か、からかわないでください……///』
『ふふっ。』
次回
後編に続く⬇️