俺たちを強制的に旅館へ連れていくとゴッドの菅田は消え、声だけが聞こえる状態になっていた。そうしてゴッドは
「皆さんはここの旅館で数日過ごしてもらいます!」
と言い、目の前にとても綺麗な旅館が現れた。そうして中から浦島太郎に出てくる、乙姫のような人が出てきた。
「遠くからお越しいただきありがとうございます。ここは太平洋の中心でございます。心ゆくまでお楽しみください。」
周りの霧が晴れ、周りを見ると魚たちが泳いでいた。
「すげぇ!周りが海だ!」
「凄。めっちゃ綺麗」
「おい!ゴッド!なんで俺たちは息ができるんだ?」
「MeがYouたちに少しだけ神の力を分けました!だから息が出来るんです!」
と言うことらしい。前を見るとみんな乙姫について行っていた。俺はここに取り残されていた
「ってちょっと待てよー!」
俺がそう言うとかやのが振り向いて
「たかっしー!早く来てー!」
「リーダー早くしろよ!」
と言った。俺は急いでみんなに追いつくために走っていった。
そうして少し歩き、旅館の前まで着いた。
「でっか!やっぱり改めて見るとでかいなぁ!どれくらいの大きさなんだろう。」
とひろゆきが興奮気味に言った。そうして乙姫は俺たちを中に案内した。
そして大広間と書かれた部屋につくと乙姫が
「ここで少しお待ちくださいませ。」
と言い、この中に俺たちを入れた。
そうしてしばらくすると食事が届いた。一流のシェフが作っているんじゃないか。と言うレベルの凄さの和食だった。
「すっげぇー!」
と俺が言い、周りを見るとみんなは既に食べ始めていた。空気は宴会のようになっていた。お酒は飲んで居ないはずなのに酔っ払ったようにみんななっていた。俺も楽しくて時間を忘れるほどだった。
食事が終わり、俺たちは風呂に入った。全員が風呂から出てくるとトランプやUNO、モノマネ大会などをして遊んだ。
「はいあがりー!」
「お前UNOって言ってないだろ!」
「あ、やっべ!」
と言う和気あいあいとした話をしながら色んなゲームをした。
これほどまでに楽しい時間は今までにあっただろうか。今までの疲れが全て吹き飛ぶほど遊びまくった。みんなが疲れ果てて寝かけている所に一体のロボットが
「起きてくださーい」
と言う声と共に俺たちの部屋に入ってきた。
その手には人数分、6個の玉手箱を持っていた。
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