主の勝手なお話です。 通報❌
何でも大丈夫な方だけどうぞ~
「完璧に仕立てましょうね」
早速、2人で採寸をしてもらう
「Yシャツだと、喉仏がないの
わかっちゃうから、ハイネックが
良いかもね…」
「あっそうか…」
「靴も底が厚いのが良いかも…」
「メイクは?いちょうさんと
もみじさんに手伝ってもらうの?」
-いちょうと、もみじ
男体で、私の配下だがもともと
手先が器用で、あちらでは人間の
仕組みを研究して、派手に
苦しむ道具から、地味に痛い道具を
作っては人間を喜ばせていた
こちらにきてからは、その知識を
生かして、私達のメンテナンス、
メイクなど全般に身体の面倒を見て
くれている
「ねえ?ウイッグもカラコンも
シルバーが良い!しょうたは?」
-ええい…もう切り替えよう!
「ええ…じゃあ、おんなじで…」
-まあさ…ホントに許してくれたのかな
・・・
「これ…俺?」
-え…カッコよ…
「お似合いですよ」
「しょうた…いつもと違うけど
こっちもめっちゃカッコいい♡」
「うれしい…けど、まあさ……俺達の
事務所にオーディション受けにきて…」
-男装なのに、興奮するってヤバい
「アハハハハ、うれしい♡
ありがとう♡あっ写真撮って!
皆に送ろ?」
バタバタバタ))
i「まあさ!写真…え…」
-その顔で、外でちゃうのかよ…
女でも男でも興奮させるって
どういうことなんだよ…
「あっ、ひーくん、似合う?」
i「…事務所にオーディション受けに
きて…」
-ヤバ…トップアイドルだろ…
「アハハハハ、たきざわくんに
写真送ろう…」
ハグッ))
「きゃあ!」
ra「え…まあさのふわふわは?」
-ええ~こっちも、ちょー好み!
all-ra「ラウ…消すぞ💢」
ra「ごめ~ん、どうなっちゃたの?」
「ギュッと押えてあるの!」
ra「へえ~下は?…ジリッ))」
「なにもしてない!来るな!」
-ホントに懲りない奴だな…
s「かわいい♡まあさ…なに着ようか…」
-ヤバい…2次元より2次元じゃん…
「アハハハハ、ありがとう♡
さっくんのお好みで♡」
・・・
ライブ当日
会場へ続く列
「ねえ、しょうた?」
「うん?」
「すごい行列だね…」
「うん、もっと、こっちこい」
珍しく腰を抱いて歩いてくれる
-たろうさんの車を降りてから、すぐに
目線を感じ…ナンパはともかく
案の定、スカウトの数がヤバい
名刺でトランプできちゃうんじゃ…
名だたるところもチラホラ…え…さっきの
人、うち?スカウトなんてあるんだ…
真剣に見てなかった…
自分に声をかけられるとまんざら
でもないけどな
「しょうた…ごめん」
「どした?」
「もちろん、しょうたもだけど…
知らない人に声をかけられて…
私がいるとおもいっきり、
楽しめないんじゃないの?」
「そんなことない!まあさと
きたかったんだから!」
「…ありがとう♡
しょうた、すき♡コソ))」
「へへ、俺もすき♡コソ))」
「うれしい♡」
・・・
念のための着替えはクロークへ
「結構、前かも、やったな!」
「ね、良かったね♡うれしい♡」
同性のカプが珍しいのか
遠巻きに目線を感じる
ファンとしては年齢が
若いせいもあるのだろう
先程とは違う感覚に
戸惑いを感じる
「しょうた、恥ずかしい」
「なにが?」
「遠巻きに見てる」
「ああ…」
「恥ずかしくないの?」
彼が腰を引き寄せる
-自分じゃないみたいだからな
「恥ずかしくない♡チュッ♡」
暗転
続く
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