knhb
オメガバ
設定ガバガバです。
ご本人様とは関係ありません
この世の中には男と女以外の性がある。
α(アルファ―)
β(ベータ)
Ω(オメガ)
人口においてβが最も多く、Ωが最も少ない。
αは社会において優遇され、能力にも恵まれている。
Ωは社会において冷遇され、時に性奴隷として扱われることも少なくない。
Ωは男でも子供を孕むことができる。
ヒートという発情期が高校生くらいに来るため、薬が必須である。
Ωはうなじをかまれないように守っている。
αとΩは番関係になれる。
…。とまぁ、よくわからない方はpix〇vあたりで調べていただこう。
これは、αの奏斗とΩの雲雀が愛を育んでいくお話である。
「ってなんだそりゃ。」
自分でそんなプロローグを考えて溜息を吐く。
俺、渡会雲雀は怪盗一家に生まれながら、Ωという障壁を持っていた。
「急にどうしたの?」
横で聞いてくるのは風楽奏斗。
マフィアの嫡男であり、αで俺の番(まだなってないけど)。
Ωの俺を差別しなかったいい奴。
他にも俺を差別しなかったいい奴はいるんだけど…。
今は外出中だ。
察しのいい方々なら誰だかわかるだろう。
「てかさっきから俺メタくね?」
「ちょっとひばの脳内まではわかんないかな。」
「わかりそうじゃん。」
「それはそう。」
アハハと二人で笑いあう。
最近常々感じていることを奏斗に聞いた。
「なぁ、奏斗。俺ももう21やし、そろそろあの、つ、番になってもいいんやない?」
「ん~?ひばは僕と番になりたいの?」
「そりゃっ‼…。俺、奏斗のこと好きやし。」
「へぇ~?」
「…。なにニヤニヤしとるん。」
「い~や?可愛いなぁって。」
「またはぐらかす…。俺がもし外でヒート来ちゃって誰かに嚙まれたらどうすんの?」
「そんなことはさせないよ。」
「え?」
「だって雲雀は僕のものなんだから。」
奏斗が近づいてきて俺の唇に触れる。
「奏斗…?」
そのまま奏斗の整った顔が近づき、俺にキスをした。
「っっっっ⁉⁉///」
「僕のもの、だよね?」
深い碧の瞳に見つめられ目が逸らせない。
俺は奏斗の言葉に頷いた。
「と、いうか。雲雀に番になりたいって言われるのぶっちゃけクるんだよね。」
前髪を上にあげ、俺に覆いかぶさってくる奏斗。
「僕がどれだけ我慢したと思ってんの?」
俺の肩に顔をうずめる。
「こんなに可愛い恋人がいてさ。」
「奏斗っ、そこでしゃべっちゃ…‼///」
熱い吐息がかかり変な声が出そうになる。
「雲雀。番になるってことはこーいうこともやるんだよ?」
「ひゃっ///」
耳元でささやかれ、こらえられず声を漏らす。
「番になりたいって言ったのは雲雀なんだから、まだいけるよね?」
「ひゃい///」
「わぁ、凪ちゃん見て。奏斗ってあんな感じだったんだ。」
「あ―――。ハイ。たらい可愛いですね。」
「凪ちゃん?目、死んでるよ?」
「リア充ですか。ハイハイ。お幸せに。」
「??凪ちゃん?」
「まぁ、いいですけどね。応援してます。もどかしかったですしね。」
「そーだねぇ。」
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