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──────いえもん視点──────

料理をたらふく食べ、幸福感に包まれた後、俺達(通称)お茶組は茶葉の選定をしていた。


「この茶葉はどうです?苦味が強いですけど、香りが良いですし、お菓子の甘さも引き立ちます!」

「ん〜たまにはお紅茶とかどうですかね?香りもよし!味も良し!文句なしだと思うんですけど!」

「…抹茶、とかどうです?茶道に触れるのは…」


このようにして、お茶の種類すら決まっていない。それぞれがそのお茶が1番適していると思っているし、こだわりもあるため、誰一人引こうとしない。

しかし、どのお茶も正直素晴らしいため、どれであっても問題は無いはずだ。そう、思ってはいるが…


「美味しい緑茶ですよ!」

「上品にお紅茶!」

「伝統の味抹茶!」


…引こうとしないため、意見がぶつかり合う。そこにお茶がなかなか来なく、痺れを切らしたガンマスさんが覗きに来る。


「お茶まだですか〜?」

「「「お前/ガンマスさん は黙って ろ/てください!」」」


息ぴったりで、ガンマスさんに対する批難が飛ぶ。ガンマスさんが今回ばかりは、と大人しく引き下がるのが妙に印象的だった。

しかし、すぐそのあとまた誰かがやってくる。今度は誰だと思いながら3人で振り返れば意外な人物がたっている。


「やっぱりお茶だよな!ラテ!」

「…え?」「…ッ!!」「へ…?」


そう言って現れたのは純白のローブで身を包み、ローブの中はゆったりとした服を身にまとっている。服は光に反射して僅かにキラキラと輝いていた。頭上には天使の輪のようなものが浮いている。髪は水のような透明感がある淡い水色で、ショートカットヘア。目は深海よりも深い青色で瞳には自信に満ちた光を帯びている。そう、それは見間違いようがない。正しく──────ウパさんだった。


「え…?は?え、なにこれぇ?」

「ウ…パさ…ん?」

「に、偽物…?」


俺たち3人が戸惑っていると、不機嫌顔のめめさんが現れる。みんなバラバラで来るのはなんなのだろう。


「至急、お茶を淹れてください。私たち人数分+5人分でお願いします。客人…?まあ、とりあえず会議をしますので。今回ばかりは私がお菓子を用意しますので。」


ウパさんが戻ってきたというのに淡々と言葉を放つめめさん。ここで俺は違和感を覚えた。めめさんの言動や、ウパさんが戻ってきたこと、会議。ここから導き出される答えは──────

「いえもんさん、ぼーっとしないで手伝って。めめさんが無茶な命令するせいで急がないと行けなくなったから。」

「まあまあ、めめさんにも事情があるってもんよ」

「ウパは呑気すぎ。ひまなら手伝ってー」

「俺、お茶分からないからパス。」

「わたすは急須用意します!」

「俺はお湯を用意します。」


先程まで揉めていたと思えないほどのテキパキとした動きによって、すぐさま人数分淹れる。お茶の自然のように深い香りが俺の鼻の中で充満し、気分が自然と高揚する。


俺達が会議室へと入室する。会議室は静寂が訪れており、誰一人として話していないし、視認できる限り、無表情の人がほとんどだった。円形状の机に、丸を描くように全員が座っており、その前にはお菓子が置かれていた。メンバーはいつものメンバーの他、純白のローブを羽織った人がウパさんを含め、5人いる。しかし、ウパさん以外はフードをつけており、表情を見ることが出来ない。俺の予想通り人外ハンター達のようだ。

その人たちを含めた全員にお茶を配膳し終わり、各々の席へと着く。

全員が着席したのを確認すると、めめさんがひとくちお茶を含んでから話を切り出す。


「こんにちは。連絡もなしに訪問とは礼儀知らずですかね?」


最初からキレのある言葉だったが、特段驚きもしない。別に驚くべき事象では無いからだ。それに対して、人外ハンターであろうものの1人がゆるりと笑ったの、ような気がする。見えていないため、実際は分からない。


「え〜、酷いな〜。我々の仲じゃない♪」


声的には明るく振る舞われているが、言葉には棘と煽りがふんだんに含まれている。気分良く言っているのが腹ただしい、そういうかのような表情を浮かべ、静かな怒り炊いているラテさん。それをウパさんはまあまあ、となだめていた。と、言うか死んだはずのウパさんがこの場にいる時点でだいぶおかしい。しかし、このことには触れないでおく。これ以上状況をややこしくしたくなかったからだ。


「何しに御用で?」

「…今からそれを言います。慌てないでください」


明るそうなものが言ったことをガンマスさんは華麗に無視し、氷のように冷たい瞳を人外ハンターへと向ける。

その言葉を捌くのは先程からお菓子にもお茶にも手をつけていないものだった。声は女性だとしたら高い方だ。しかし、こちらは目ではなく声が氷のように冷たい。冷酷さと残酷さが際立っていた。


「…そもそも、フードを外したらどうです?お恥ずかしがり屋さん達(笑)?」


めめさんがまくし立てるように煽れば、人外ハンター達は小馬鹿にするかのような笑い声をあげた後、咳払いをし、フードをとる。






















ここで切ります!やっぱりウパさんを完全脱落させるとここから先まだ長い?ので寂しいな、とかウパさん推しに夜中に背後から刺されそうだと思ったので希望を書きました!まだ復活の兆しがありますよ!ね(圧)!

てか、mmmrの作品内…というかテラー内で100話超えてる物語これだけ説を出したい…てかこれだけだろ(断定)。この物語だけで10万いいねこい!(強欲の壺)

てことで!多分!まだまだ続くので!応援お願いします!いいねとコメント待ってます!ください!励みになってますので!


それでは!おつはる!

一明日を見るためにー

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コメント

62

ユーザー

お茶会で別のものを連想してしまった

ユーザー

早めに見れた!! 人外ハンターはやばくね

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