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本人様とは関係ありません
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
紫side
チック症って診断された。
ADHDって診断された。
まだ子供の頃だったら楽だったと思う。
でも、もう親から離れて過ごしてる。
今更ADHDだって言っても誰も信じてくれない
チック症だってそうだ。
俺が学生時代の頃、虐められてたのも
ここに原因があったのか。
でも、性格は変えようとしても簡単に
変えられない。
脳の問題なのだから尚更だ。この事を
メンバーに言ったらどう失望されるのかな。
リーダーがこんなことを言ってたら
グループが成立出来ないのかな。
目をぎゅっと強く瞑る行為を辞められない。
直せる癖じゃないから。
過集中も何かを忘れたくて
そうしてる訳じゃない。
突発的な発言もそう思ったらいつの間にか
口に出てるだけ。伝えたくない事もそうだ。
橙『紫くんおはよ。…昨日大丈夫だった?』
紫『おはよ。どゆこと?』
橙『昨日、遊ぶ約束しとったのに』
橙『連絡も既読もつかんし、心配した…』
紫『………昨日……ごめん、っ…』
紫『忘れちゃってた…』
橙『良かった…』
橙『体調崩したかと思ったわ…』
紫『ごめん…』
橙『紫くんが無事なら大丈夫やで。』
そう言って、俺の頭を撫でてくれる。
橙くんも心の中ではそう思ってないんだ。
絶対俺なんか嫌いなはずだ。こんな
身近な人との約束を忘れるなんて屑な奴だ。
昨日は体調が悪かったわけじゃない。本当に
遊ぶことを忘れてて仕事をするつもりだった。
だけど朝、本を読み始めてから辞められなくて
結局朝から夜までただ本を読んでた。
辞めようとしても、あと1ページが多くて
どんどん伸びていく。
夜まで読んでたから寝不足のまま
今日の会議に参加する。
青『おはよう。』
紫『おはよ…』
青『……テンション低くない?』
紫『ごめん、…嫌な思いさせちゃった?』
青『ん、いや…うん…?…紫くん、大丈夫?』
紫『うんっ。』
困惑してる。
何を考えてるか自分でも分からない。
引っかかることが多すぎて
目の前のことも追えない。
自分の感情が分からない。今何を
思っているのか。周りが俺をどう思ってるのか
いつもよりも頭が困惑してる。
苦しい。
何をすればいいのかな。
俺は何をすればいいんだ。
考えろ。
考えろ。
青『紫くん!!』
紫『ぅ、なに…?』
青『いや…なんか…変なこと言ってたから…』
紫『…な、ぅ…んにも、ぁ…ない、ッ…』
橙『そのあ、とかう、とか…』
橙『……紫くん何かあったん?』
紫『ぁ、ッ…あっ、…なにも、ぅ…ないっ!』
青『なにも無い訳ないでしょ…』
橙『そやで、?…言ってみ?』
2人から詰められる。
もう隠せないのかな。
もう俺は外されちゃうのかな。
もう俺は仲間じゃないのかな。
橙『ちょ、…紫くん泣かんでや…』
青『ごめんごめんごめん…』
俺泣いてるのかな。
なんで、俺が泣いてるのかな。
口が動かない。感情が抑えきれない。
喉に力が入らない。我慢ができない。
俺、壊れちゃったのかな。
俺、苦しかったのかな。
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
青side
様子のおかしい紫くんがほっとけなくて
質問攻めだった。
でも、それは逆効果で僕らの声は紫くんに
届かず、紫くんは床に泣き崩れる。
まだ、僕らが疑問に思ってる行為は変わらず
泣いてるにも関わらず奇声が聞こえてくる
僕らが紫くんの背中を擦りながら
焦ってると後ろから声が聞こえてくる。
桃『なんで泣かせてんだよ。』
橙『なんか、様子おかしかったんよ…』
青『質問し過ぎちゃったかも…』
桃『馬鹿だなぁ…紫く~ん?』
紫『は、ッ…はぁ…はっ、ぅ…ぅう、ポロポロ』
桃『深呼吸して~。吸って~、吐いて~。』
そう言う、桃くんの声は届いたのか
桃くんの声に合わせて深呼吸をする紫くん。
それでも、奇声は止まない。深呼吸の合間に
入る奇声は意図的なものでは無いと思った。
力が強く入ってる紫くんの手。
深呼吸に集中したいのだろう。
意図的なものじゃないと分かったら
理由が更に気になる。
でも、紫くんの体調次第だ。
過呼吸を起こしたら疲れるに決まってる。
これから熱が出てもおかしくないから
会議も出来るか分からない状況。
紫くんの呼吸が整った時にはみんな集まってて
みんなが紫くんを心配そうに見つめている。
桃『落ち着いた?』
紫『……こくっ、…ぅ、……ぅ、ッ…』
桃『、?……とりあえずソファに座ろうか』
桃『疲れたでしょ。』
紫『ぅ、…あぅ、…ぁ、つか、ッ…ぅあ、ッ…』
紫くんの奇声が響く静かな困惑に満ちた室内。
これには場を回してた桃くんも困惑している。
でも、みんな紫くんがわざとやってるとは
思ってない。
紫くんが何か伝えようとしてるのは
伝わってる。
苦しそうに顔を顰め、手に力を入れてる
紫くんはわざとやってるとは思えない。
奇声を、強く瞑るまばたきを止めようとしてる
それは僕らにも伝わってる。
桃『落ち着いた方がいい。』
桃『焦んな、焦んな。』
橙『そ~やな。なんか食べる?』
橙『俺のバックの中にお菓子入っとるわ。』
橙くんにはなんでだよってツッコミたいけど
紫くんは2人の声が聞こえてない。
一点を見つめて、震えてる。
焦ってるんだ。早く伝えたいんだ。
紫『ん、ッ…ぅ、…げほっ、げほっ…』
青『喉痛いかな、』
桃『いっぱい泣いたもんな~っ。』
紫『ん、…げほッ…ぅ……ッ、』
黄『紫くん大丈夫……?』
紫『は、…うん、ッ…げほっ…げほっ…』
紫くんはそう言って黄くんに笑顔を向ける。
でも、咳は止まらず見る限り絶対
大丈夫ではない。
もしかしたら咳も癖なんじゃないかと
考える僕は殺してしまいたい。
でも、そう考えれば考えるほど
癖に見えてくる。
みんなが考え込んでて、静かな部屋。
そんな沈黙の場を最初に破ったのは紫くん。
紫『お、ッれさぁ、っ…』
紫『このまえ、びょ~い、ぅ…んいった、ッ…』
紫『そ、ッ…したらぁっ、…ポロポロ』
紫『ちっく、しょ~、ぅ…と、ッ…』
紫『え~でぃ、えいち、…ぅ、でぃ~って、』
紫『しんだ、っ…ぅ…んされちゃった、ッ…』
ぼろぼろと瞳から流れる水滴で顔を濡らして
そう伝えてくれる紫くん。
やっぱり朝から僕らが質問攻めをしたのが
悪かったんだ。
あんなに質問攻めされたら理解
追いつかないよね。
僕が自分の中で反省してる中
僕の隣にいた、橙くんが声を上げる。
橙『…俺らのせいじゃないからな。』
橙『紫くんが勝手に泣いただけ。』
橙『紫くんが説明せんのが悪いからな!!』
橙『青が謝っても、俺は謝らんから、ッ』
橙『紫くんが反省しろよ!!』
橙『イライラする、ッ…ほんとに、…』
そう言って、部屋を出ていく橙くん。
橙くんの怒鳴り声なんて初めて聞いた。
あんなに優しくて、滅多に怒らない橙くんが
ここまで声を上げたのはびっくりした。
でも、紫くんの方がびっくりしてるし
怖がってる。
ADHDは感覚過敏がある事が多いというのを
何かで見た事がある。
もし、紫くんが感覚過敏を持ってれば
橙くんの声は大きかったし頭に響いただろう。
桃『…青、説明して。』
桃『俺が来た時には紫くん泣いてたし』
桃『訳わかんねぇから説明して』
青『橙くんが1番に来てて…』
青『僕が挨拶した時に紫くんのテンションが』
青『低かったからそのまま聞いたら』
青『大丈夫って言って黙っちゃって…』
青『でも、奇声が止まらない?、から…』
青『声掛けても、全然反応しないから』
青『僕が耳元で叫んだ後…』
青『橙くんと質問攻めしちゃって…』
青『それで泣いちゃったの。』
赤『そ~いうことなのね…』
黄『紫くんもびっくりしちゃった?』
紫『こくっ、…ぁう…』
桃『そ~いうことね…』
桃『なんか、チック症って緊張とか』
桃『ストレス溜まってると』
桃『症状が出やすいんだって。』
桃『今、結構症状出てるでしょ。』
紫『ばれた、っ…w』
桃『そりゃわかるよ。』
桃『今までは隠せるくらい』
桃『収まってたんでしょうが、w』
桃『、俺らが気付いてないだけかもだけど。』
紫『んふふ、』
僕らの前でイチャイチャすんなよ(
𝙚𝙣𝙙 .
コメント
8件
えまって続きあります?((
え、橙くんどーしちゃったの?!笑 桃紫の絡み好き🫶🏻💕︎
ちょ、橙くんは!?笑