「彼女のためにすべきこと」
准(じゅん)から 美穂(みほ)にデートの申し込みが入ったことを伝えたのは、退社する直前だった。
それから美穂のことが気になって……。
家に帰っても落ち着かず、まだ連絡は来ていないだろうと思いながら、眠る前にチャットを開く。
「え……」
予想に反して、美穂からの連絡はもう入っていた。
准からの申し込みを受ける、というメッセージを目に、胸が握りつぶされそうになる。
美穂が申し込みを断るとは思っていなかった。
だけど美穂は気持ちを整理する時間が必要だろうから、「待ってほしい」と言うと思っていた。
「はー……」
もらったメッセージを眺め、重いため息がこぼれる。
准は美穂と気まずくなることを不安がっていたし、美穂の気持ちを考えられなかったことも後悔していた。
准が交際のことはひとまず置いて、まずは自分を知ってもらいたい、と話していたの****************
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