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手を振る風間君を尻目に、車が動き出す。
ハンドルを操りながら、朱虎がちらりとこっちを見た。
「何かあったんですか」
「ん~……まあ、あったっていうか」
サングラスを外した朱虎は彫りの深い、日本人離れした顔立ちをしている。風間君の言うとおりイケメンの類に入るとは思うんだけど、それ以前に纏っている雰囲気が威圧感たっぷりだ。
「朱虎って確か、背中に虎の刺青入れてたよね」
「ええ」
「だよね、いかにも入れてそうだもん」
「ヤクザですからね。それがどうかしましたか」
「あたしも、背中に刺青入れてそうに見える?」
車が大きく揺れた。
「うわっ!?」
「おっと、失礼」
朱虎は手早くハンドルを切り直した。
「スミ入れ*********
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