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にょんとり書きます
12話の続きです
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第13話「夜明けのコンビニ」朝焼けの中で「好き」と言って
窓のカーテンの隙間から、うっすらと朝の光が差し込んでいた。
ジヨンが目を覚ましたのは、6時すぎ。
まだ世界が静かに息をしているような、柔らかい時間帯だった。
腕の中には、寝息を立てるスンリ。
寝ぐせのついた髪、ネックレスが少し胸元でずれていて、
その無防備な姿にジヨンはふっと笑う。
🐲「……子どもかよ、お前」
小声でつぶやきながら、そっと髪を撫でる。
それだけで、胸の奥がじんわりあたたかくなるのだから、もう何年一緒にいても“好き”は更新され続けてるらしい。
🐼「……ヒョン?」
まだ声が眠気に包まれたまま、スンリが目を開けた。
🐲「ん、起こしたか」
🐼「んー……ううん。なんか、夢見てた」
🐲「へえ。どんな?」
スンリは少しだけ恥ずかしそうに、ジヨンの胸元に顔を埋める。
🐼「ヒョンがさ、俺のことぎゅーってして、“ずっと俺だけ見てろ”って言う夢」
🐲「……現実と変わんなくね?」
🐼「だから、幸せだった」
ジヨンはたまらなくなって、スンリの額にキスを落とす。
そして、そっと言う。
🐲「夢じゃなくても言うよ。……ずっと俺だけ見てろ、スンリ」
スンリの手が、ジヨンのシャツの胸元をぎゅっと握る。
🐼「……うん、見るよ。見続ける。誰がなんて言っても、俺のヒョンはジヨンヒョンだけ」
🐲「……お前さ、時々本気でヤバいくらい、俺のこと好きじゃん」
🐼「今さら気づいた? 遅いよ」
そのまま、再び唇が重なる。
朝焼けの光の中で交わすキスは、
夜のそれよりずっと淡くて、でも確かに“今日の始まり”をくれるキスだった。
ゆっくり離れたあと、ジヨンがぽつりと言う。
🐲「さ、飯作るか。朝っぽいこともしないと」
🐼「え、俺が作るよ。ヒョン寝てて」
🐲「バカ、ヒョンとしての威厳がなくなるだろ」
🐼「……ヒョンって、威厳でできてんの?」
🐲「……お前な、ぶん殴るぞ?」
笑いながら起き上がる2人。
そんな他愛ない会話すら、今日の2人にとっては愛の証だった。
この朝、
“2人で迎える”ことが、何よりの幸せだった。
私話作るのは遅いのに文字打つのは早いんですよ
スマホ普段から使いまくってるから?( ᐙ )
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じゃあね