~あてんしょん~
こちらは、『wrwrd!』様の世界観・お名前をお借りした二次創作となっております。
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先日ハロウィンだったということでササッと書きました。
めっちゃ短いし別に面白くもないので見たい方はどうぞということで。
一応魔です。
ではいってらっしゃーい。
「トリックオアトリック」
「そんなカスみたいな文言あるか?」
鬱は、こちらに向かって手を出すシャオロンの手を叩き落としつつツッコんだ。
シャオロンは叩き落とされたことで顔をしかめたが、すぐに何事もなかったかのように続ける。
「お菓子くれてもいたずらすんぞ」
「もうハロウィン過ぎてますけど」
「お前の腕時計ずれてるんちゃう」
「ずれてへんわ!そんな日単位でずれるか!」
「あと僕は腕時計つけてねぇわ!」とわざわざ袖をまくって腕をみせる。
シャオロンはそれを一瞥した後、優しく微笑んだ。
「いやまぁまぁ。俺ら存在自体がハロウィンみたいなもんやからしゃーないって…」
「何がしゃーないのか全く分からない」
「そんなことよりはよ菓子」
「いやねえよ」
鬱が首を振ると、シャオロンはため息をついてポケットをまさぐり始める。
呆然とそれを見ていた鬱だったが、取り出したものを見てすぐに息をのんだ。
そう、シャオロンが取り出したのはよくできた虫のおもちゃ。
「シャシャシャシャオちゃんっ‼⁉」
「ほ~ら大せんせぇ~」
シャオロンは満面の悪い笑みうかべ、虫のおもちゃを鬱の顔に近づけた。
おもちゃなので本物ではないのだが、それに気づいていないのか滅茶苦茶ビビり散らかして暴れている。
それはもう鬱自身が虫になったのではないかと思えるような奇妙な動きで、正直気持ち悪い。
「シャオチャン…シャオチャ…」
「…あ、目標文字数達成したわ」
シャオロンは突然棒読みでそう告げると、鬱の顔から虫のおもちゃをさっと引いた。
鬱は顔を真っ青にしたまま固まっている。
「はい終わり。ハッピーハロウィーン!」
鬱の反応を待たず、シャオロンは軽やかにその場を立ち去った。
「…は?」
腕時計つけてないですよね…?(確認)
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