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読み終わりました…! いきなり“現実の歴史”をがらりと覆す設定で、冒頭から引き込まれました。徳川の天下統一で終わったはずの戦乱が、近未来のテロと経済崩壊で再び始まる——この世界観の構築がすごく丁寧で、続きが気になって仕方ないです。皇室の行方や47都道府県の離脱…一つひとつの情報が重くて、まだ1話なのにこの先の展開を想像せずにはいられませんでした。どんなキャラクターが登場するのか、今から楽しみです🌷
それは、ある日のことだった。
突如として、世界は混乱を迎えた。
日本列島――。
そこでは古くから幾度となく争いが繰り返され、何千万もの人々が戦乱の犠牲となった。
だが、そんな長きにわたる残酷な争いも、徳川家康による天下統一によって終わりを迎えた――はずだった。
西暦2073年。
天皇家に強い恨みを抱いていた富海平野氏は、自らが組織したテロ組織を率いて皇居を襲撃。大規模な爆破によって皇族の多くが犠牲となり、日本中に衝撃が走った。
しかし、これだけでは日本国家の崩壊には至らなかった。
生き残った天皇陛下は安全な場所へ避難されたものの、その後、富海平野氏の組織による暗殺を受け、崩御された。
皇位を継承できる皇族も存在しなかったことで、長い歴史を持つ天皇家は、ついにその歴史に幕を下ろすこととなった。
この未曾有の事件によって、日本全国では大規模な混乱が発生した。
政府は事態の収拾を試みたものの、政治的対立や社会不安は次第に深刻化し、各地では暴動や抗議運動が相次いだ。
そして翌年、2074年。
世界規模の金融危機をきっかけとして、世界経済は急速に悪化した。
金融機関や大企業が次々と破綻し、国際貿易は大幅に縮小。失業者が世界中で急増し、後に「第二次世界恐慌」と呼ばれる未曾有の経済危機へと発展した。
その影響は日本にも直撃した。
すでに皇室の崩壊と政治的混乱によって大きく揺らいでいた日本政府は、経済危機への対応能力を失っていった。
地方への財政支援や物資の供給も次第に滞り、各地で治安維持すら困難となっていった。
やがて中央政府の統治能力は完全に失われ、各都道府県政府は相次いで独自の行政・軍事組織を形成。
そして、ついに47都道府県すべてが中央政府からの離脱を宣言した。
こうして、長きにわたって一つの国家として存在してきた日本は、事実上崩壊した。
日本列島には無数の独立勢力が誕生し、各地で領土・資源・交通網を巡る対立が始まった。
かつて天下統一によって終わったはずの戦乱が、再び日本列島を覆い始めたのである。
西暦2074年――。
ここに、後世「第二次戦国時代」と呼ばれる新たな戦乱の時代が始まった。