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つゆき「あーあ、めんどくせぇな(ボソッ) 」
学生の自分は勉強や進路、人間関係、人生にうんざりしてます。そして今1番めんどくさい事になってしまって……
お母さん「つゆき!どうして提出物ださないのっ!社会人になってからは当たり前なの。それの練習なんだから提出物はだしなさい!それに家事もなんで手伝ってくれないの?あんたもう高校生でしょ?ひとりで出来ることはしなさい。これだからつゆきは……(ブツブツ) 」
つゆき「次からは気をつます。(棒)」
お母さん「ちゃんとわかってるの?はぁ、」
ほんとに怒られるのだけは勘弁。提出物はちゃんと出してるっつーの。なんでこう勘違いがおきるのかなぁ。しかも、家事もしてるし。見てないのはそっちだろ?もう疲れた……何してもしてなくても怒られる。昨日だって……
先生「つゆきさん。どうして貴方は校則を守らないのですか。授業中にほかの教科をしてはならないとあれほど言いましたよね?それにあの机の落書きはなんです?一応学校の備品なんですよ?消えなかったらどうするんですか!」
いじめっ子1「つゆき、また先生に怒られてやんの〜(笑笑)まぁ、机の落書きも提出物隠したのも校則破ったと嘘伝えたの全部俺らがやったことだしな(笑)お前さ、ウザイんだよ。なんで生きてんの?死ねや、なぁ?邪魔なんだよ。あ、パン買ってこいよ。クラス全員のな?(笑)もちろん。自腹で(クスクス)」
いじめっ子2「拒否権なしね?なんせクラス全員がお前の事うざいだの消えて欲しいなどどうこう言ってる中で構ってあげてるんだからね(笑)今、消えてもらってもいいんだよ?」
いじめっ子1「それやとパンが無くなるだろ?」
いじめっ子2「あ、そっか(笑)」
つゆき「………。」
いじめっ子1/いじめっ子2「じゃあよろしく(笑)」
学校にも自分の居場所はない。家にも居場所はない。味方などどこにもおらん。やり返してもいいんだけど、退学になると色々面倒だから………。つまんねぇ。人生ってこんなつまらんのか?もういいや……。猿夢とか見たら死ねるっていう説話あったよな?…………人目のないところに行きてぇ。
ピロリン🎶ピロピロりんりん🎶
つゆき「あー、ゲームか。なんだ?」
ゲーム「長時間お世話してくれなかったので魔獣が死んでしまいました。CMを見ると新しい魔獣を育てることができます。」
つゆき「学生向きのゲームじゃないな。アンインストールかぁ、」
至福のゲームも嫌になった。何もかも楽しめなかった。全てが嫌になった。どうでも良くなった。そう思った瞬間、クラっとした。
つゆき「うわ、ちょっ。危な。ベットがあってよかっ……た。けど、ね……むけ……が……。」
気づいたらそこは知らない場所だった。知らない暗い空に、知らない硬い地面。雰囲気が暗く、どことなく“無”を感じられる。
ほんとにここどこだ?
???「あ、起きた?ねぇ、 」
つゆき「んー、、なんだ…?……ん?え?は?」
そこには高校生ぐらいの歳に、無地の和服に柄の入った羽織。目にかかるぐらいの前髪に後ろは長い三つ編み。しかもところどころ白が入った漆黒の髪。そして、虹色に輝く目をしていた。
???「なんだ?見るなり急に驚いて」
つゆき「目が覚めたら目の前に知らない人いたら驚くだろ……(ボソッ)」
???「そういうものなのか………」
つゆき「聞こえてたのか!?」
???「至近距離だしな。当然では?」
つゆき「………。」
変な間
???「黙っちゃった……ってか初めましてだよね?」
つゆき「そうですね……」
???「だよね、じゃあ我はムスカリ。たまにスカリと呼ばれる。呼び方はどっちでもいいけどな。」
つゆき「ムスカリ……どっかで聞いたことあるような……(ボソッ)」
ムスカリ「ん?初めましてなんだろ?」
つゆき「もちろんそうですよ?」
ムスカリ「……?」
つゆき「名乗ってもらったので、自分の番ですね。つゆきって言います。」
ムスカリ「つゆきかぁ……寒そうな名前だなぁ」
つゆき「え?」
ムスカリ「つゆにもゆきにもなる……」
つゆき「あー、、なるほどですね。」
あだ名か?それにしてもどうしたらその発言になる?……こいつも周りの奴らと変わらんのやろ。…というかムスカリ、ほんとに聞き覚えがある。どこで聞いたんや?どっかに引っかかるんよなぁ…なんかの名前か?というかこいつ地獄耳じゃね?
ムスカリ「なぁ、ゆきって呼んでいいか?つゆきも我のことスカリって呼んでくれて構わないから」
つゆき「まぁ、ええよ。」
ムスカリ「ありがと。んで、この世界のことなんだけど……」
つゆき「この世界?現実じゃないのか?」
ムスカリ「ん〜、現実では無いんだな。頬でもつねってみなはれ。」
つゆき「みなはれって……いったぁ!痛てぇよ……」
ムスカリ「当然のことだ。」
つゆき「………(ムスッ)」
ムスカリ「そう怒らないで、冗談の部類だから。とりあえず、ここは夢だな」
つゆき「夢……?冗談じゃなくて」
ムスカリ「じゃなくてだ。つゆきが思ったり、想像したりすればこの世界のつくりは変わる。ゆきがこの世界の夢主だからな」
つゆき「は?何言ってんだ?」
ムスカリ「まぁまぁ、とりあえずなんかだしてみなよ」
つゆき「んなむちゃ言われても……えーとこうか?」
ボン!
ムスカリ「……ゆき、これはなんだ?」
つゆき「うさぎのぬいぐるみだな」
ムスカリ「意外と可愛いところもあるんだな」
つゆき「可愛くねぇよ…馬鹿スカリ(ボソッ)」
ムスカリ「ゆき、照れてるんじゃないか?可愛いことしよって(笑)」
ほんとにいじるなよ……。ぬいぐるみには罪がないとわかっていても……。まぁ、居心地的には悪くないか。何故か分からんけど。………というか夢?、、、明晰夢じゃねぇか!?ほんとに………。まじでスカリは何もんなんだ?昔の人みたいな言い方するし…ムスカリっというのも引っかかる。
まじでどうなってるんだ?