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一応太宰女体化です。生理です。私も今生理です。腹痛で死ぬ。
「……おい、手前。いつまでそうしてんだ」
ポートマフィアの隠れ家。重厚なカーテンが閉め切られた薄暗い室内で、中也の声が低く響いた。 返事はない。ただ、ソファの上で丸まっている太宰の、苦しげな呼吸の音だけが聞こえる。
普段の太宰なら、ここで「中也がうるさいから死ねなかったよ」とでも毒を吐くはずだ。だが今の彼女は、青白い顔をして、自分の腹部を抱え込むようにして震えている。
「……あー、クソ。ったく……」
中也は乱暴に頭を掻くと、キッチンから持ってきたマグカップをローテーブルに置いた。中には、中也が「これでも飲んでろ」と用意した、熱すぎるくらいの生姜湯が入っている。
「……中也……熱いよ……」 「黙れ。身体冷やしてんじゃねぇ。手前のその紙みたいな顔見てっと、こっちの気分が悪くなるんだよ」
言い方は刺々しいが、中也の手は驚くほど丁寧に、太宰の背中に毛布を掛け直した。 太宰は、熱を帯びたマグカップを凍えた指先で包み込み、小さく息を吐く。
「……死にたいのに。……お腹が痛くて死ねないなんて、滑稽だよね」 「死ぬ死ぬうるせぇ。……おい、こっち向け」
中也はソファの端に腰を下ろすと、太宰の身体を自分の方へと引き寄せた。太宰は驚いて目を見開いたが、抵抗する力も残っていない。 次の瞬間、太宰の腰のあたりに、大きくて温かい中也の手が、服越しにそっと添えられた。
「……ッ、中也……?」 「……重力で血の巡りでも弄ってやりてぇが、手前には異能が効かねぇからな。……こうしてんのが一番マシだろ」
中也の手のひらは、驚くほど熱かった。その熱が、芯まで冷え切っていた太宰の腹部を、じわじわと解かしていく。
「……中也の手、ストーブみたい」 「……うるせぇ。さっさと寝ろ、青鯖」
太宰は、中也の胸元に顔を埋めるようにして、小さく笑った。 いつもはあんなに激しくぶつかり合っているのに、こういう時だけは、彼の体温が誰よりも自分を繋ぎ止めてくれる。
「……明日になったら、全部忘れてあげるよ」 「……ああ、そうしろ。俺も忘れてやる」
中也はそう答えながらも、彼女が深い眠りに落ちるまで、その熱を分け与え続けた。 外は冷たい雨が降っていたが、その一角だけは、ひどく静かで、どこか穏やかな熱に包まれていた。
なんか満足しなかったので後でもう一回投稿します