テラーノベル
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110番「どこだ〜?ここ〜」
(なんか適当に歩いてたら来た事ないとこ来たな〜108番はついてきてないし、戻ろうかな〜)
「ん…?この道なんだ…?」
「何かが燃える音が聞こえる」
「ご飯かな?行ってみよ〜!」
110番「なんか臭いな…」
「ここから凄い燃えカスのような匂いと燃えてる音が聞こえる…」
(なんか嫌な予感がする…けど、好奇心が抑えられない!)
〈燃料室〉
110番「これなんて読むんだっけ、ねん…りょーしつ?」
「入ってみるか…」
「あれは、研究員の人…何話してんだ?」
「やべこっち来る隠れなきゃ!」
研究員A「やはり実験は中々上手くいかないな。増えるのは感情を持たないガラクタばかりだ。」
研究員B「そうだな。やはり110番や108番のような奇跡は中々起きないのか…」
「あれがもし沢山作れるようになれば我々は最強の戦力を確保していると言ってもいい。」
研究員A「そうだな…」
110番「…..」
「危ねぇ、バレるとこだった。てか戦力だとかガラクタとか何の話だ?」
「てかこれなに燃やしてんだろ。凄い臭いんだけど」
その瞬間110番に恐ろしい光景を見てしまう。
「いや違う、他の無感情な兄弟達だ…わずかだが僕は兄弟たちの違いがわかる…」
「…!?」
「あれは…109番…?」
「燃やされてるのか…?なんでこんなことを…」
研究員C「おい。そこで何をしている110番」
そう声をかけられると110番は命の危機を本能的に察知し、走り出した。
110番「やばいやばいやばい…!逃げなきゃ…俺がやられる…!!」
研究員C「待て!110番!くそ!」
「院内の全研究員に告ぐ!110番が事実を知り逃げだした!絶対に逃がすな!捕まえて眠らせろ!我らの最高傑作を必ずとらえろ!」
110番「くっそ…舐めんなよ!伊達に天才やってないんだわ…!」
110番は自慢の知識と記憶力を使い、道を間違えることなく外へ逃げ出してみせた
110番「はぁ…はぁ…きっつ…」
「なんでこんなことに…!」
「やばい…このままじゃ落ちる…やば…い…」
その場で110番は倒れ込んでしまった。
???「随分とボロボロなことで…」
「こいつがあの隔離された研究所から抜け出してきた奴か。連れてくか…」
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