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なんかもう色々意味わかんないところとか繋がってないところとかめっちゃあると思うんですくどお許しください…💦
えー、お待たせしてほんとに申し訳ないです。やぁっとスタートします!遅い!
最近いつにも増して小説読んでるんで、書き方とか工夫しながら頑張ります!
んーと、地図をしっかり書こうと思ったんですけど…力尽きました。
ざっくりとしか書いてないので狭く見えると思うんですけど、少し田舎の普通の町って感じです!小とか書いてるのは小学校とかですね〜。
あと、書いてはないんですけど公園とかは普通に出てきます。多分。
それと、海は海水浴できるとこで、階段あってそこ降りてけば 砂浜みたいな感じです!
ゆるゆる投稿日は本日金曜日になりま〜す!冬休み入ったんで少し投稿頻度上がるかも…?
主人公はお伝えした通りたつやです!少しだけ普段より関西弁強くなると思います!
本名はたつやっていう前提でストーリー進めてます!
ちなみにちなみに、これがぴちりすの力見せつけちゃおうプロジェクトですからね?
この作品で#からぴちの上位を取るのが目標ですからね!!(詳しくは重大なお知らせへ)
今回はプロローグで終わります!どぞ!
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ーやっとこれで、個性も、自由もいらなくなる。やっと解放される。
今日は中学の卒業式。男子のほとんどはスーツで、それ以外のやつもそれなりにかしこまった格好をしてる。女子も、白いフリルがついた服に、ふわっとしたスカート。ウエストが締まった服もあったな。まあ、卒業式、という感じやな。お母さんが『さすがに今日くらいは黒めの服着ていくんよ?』っつーことだったんで、黒のロンTにいつものジーンズを着た。黒い服なんて全然持ってへんから、選ぶのが楽で助かった。
卒業式が終わり、体育館を出ると、誰かが飛びついてきた。
「たっつん〜!!高校、ほんとに違うんだもんな…?」
「なんや、うりかいな、wびっくりしたわっ!」
俺の親友のうりだ。意地悪なところもあるけど、人が本気で嫌がることはしない、良いやつだ。
「…まぁ、俺が悪いんだよな」
俺とうりは一緒の高校に行こう、と約束していた。それなりに良い高校だそうだ。俺もうりとは同じ高校に行きたかってんけど…こいつが不合格だった。他の友達もみんなうりが入った高校に合格したらしい。まあ、しょうがないと思うけど…
「めっちゃ頑張ってたんに、なんでやろな。」
「ぅ〜、たっつん〜〜…」
「おい、泣くなって、wはいはい、!教室行くぞ!」
うりがしがみついたまま、教室に向かう。「うり何してんの!?ww」と他のやつにも笑われてた。「でも、たっつんとほとんど会えなくなるのは寂しいよな〜」「それはそう!」
「別に会えなくなるわけやないやろ?」とは言ったけど、そう思ってくれてるのは嬉しい。
どんどん廊下に学生が溜まっていくのを見かねた先生の「おーい!早く教室入れよー!」という声が聞こえた。その声を聞いて、教室に入ろうとすると、「たっつんくん」と誰かに声をかけられた。たっつんくん??普通、たつやくんじゃないのか?まあ、どうでもええか。
振り返ると、…誰やっけ?あ、えとさん、やったかな。いつも前髪で顔隠してるし、影が薄いからあまり分からへんかった。「ん?どうしたんや?」と返す。 「これ、落としたよ」その手には、俺がいつも持っている暗い色のハンカチ。これはおばあちゃんからもらったもので、俺のイメージとは全然ちゃうけど、持ち歩いている。
とりあえずハンカチが入っているポケットを確認すると、中は空っぽだった。「ああ、ありがとうな!」とえとさんの手からハンカチを取る。すると、爪に光がきらっと反射した。何もつけていなさそうなのに、すごいな、綺麗だな、と思った。自分とは違う。少し見つめていると、 「それ、おしゃれでいいね」と、えとさんは前髪の間から、垂れ目に近いけど、美しい、という言葉がふさわしい目を覗かせた。だからかは分からへんけど、えとさんを見ているとどきどきしてくる。それは、恋愛的にではなく、憧れに近いと思う。
今まで何も気にしていなかったこのハンカチが、えとさんに褒められるとすごくきらきらしたものに見える。なんでだ。不思議だ。ありがとう、と返そうとすると、「早く教室入れ〜!」と声がした。前を向き直すと、もう彼女は教室に向かっていて、背中が小さくなっていっていた。
ー中学校生活最後の日、俺は初めてえとさんと話をした。