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七瀬【🍏♥️💛・⛄️🖤💚】
⚠︎ロメオ(王子様)世界線パロ(気持ち程度
お姫様とprさんの婚約要素がありますがktyprです。
「んッ♡ぅ”、はぁ”♡♡」
肌のぶつかる音が室内へ響き渡る。
西と東の国。その二国が存在し、僕とぷりちゃんは東の国に在する。まぁ、所謂王子様という立ち位置であり、やはり隣にはお姫様が居て、優雅に、穏やかに暮らしている…というのが相場だろうか。だが、僕達は少し違う。僕達はお互い男同士であり、夫婦でなければ決して許されない性行為までも行っている。合意だし、付き合ってるんだから良いのでは?とも思うが、やはり世間は許してはくれないようだった。やめなきゃだとは思っていた。ずっと。 でも、
「ぁ”ッ♡♡は、けちゃ”ぁ”♡♡」
「ん、 どうしたの、ぷりちゃん。」
「すきッ♡♡ ちゅ、ちゅーして”ッ♡♡」
「もちろん、♡」
ああ、本当に可愛い。こんなこと言われてしまえば、別れようなんて言えないし、言いたくない。誰にも、渡したくない。
「…はぁ、式典行きたくないなぁ。」
「いい加減出ないと、本当に怒られるよ?」
「やだぁ。 明日の式典はけちゃおも居らんやん。行きたくない。」
「ええなにそれ可愛い。」
「面倒事に巻き込まれた時の身代わりが居らん。」
「ぷりちゃん?」
「……あ、じゃあ頑張ったらご褒美あげるよ!」
「ご褒美ぃ?」
「頑張ったら、明日の式典終わった後ぷりちゃんがして欲しいことしてあげる。」
「…………ふーん。」
「まぁ、たまには式典に出ておかんとな。」
「んふふ、素直じゃないなぁ。」
こんな会話も、ずっと続くものだと思ってた。…いや、それは嘘か。それでも、まだ続くものだとは思ってしまっていた。後、数ヶ月は。いつかはこの関係がバレて、僕達の今の関係は終わってしまうのだろうとは感じていた。でも、思いのほか、その時は早く来てしまった。
「──ぷりちゃん! ……どうしたの?」
次の日、式典から帰ってきたぷりちゃんの表情は暗かった。落ち込んでる…とは少し違う。不安そうな、苦しそうな、そんな表情。
「…大丈夫?誰かに何か言われたの?」
「…………俺、結婚するらしい。」
と、眉を下げて笑うぷりちゃんを見て、嘘じゃないんだということは一目瞭然だった。…結婚?何言って…。だって、そんないきなり…。
「今日の式典でな、王様に呼び出されて、急に「こいつがお前の結婚相手だ」って、 …意味分からんよな。」
震える声で、そう言うぷりちゃんに僕は何も言えなかった。なんで。なんでそんな。
「……明日には、もう婚約させられるらしい。」
「ぁ、した…。」
じゃあ、明日で僕達の関係は終わりじゃないか。流石に、不倫はまずいし。 …数年続いたこの関係も、こんなに容易く終わっちゃうんだなぁ。
「…なぁ、けちゃお。 俺がして欲しいこと、してくれるんやろ?」
「え? あぁ、うん、」
「……朝まで、抱いて欲しい。 思いっきり奥突いて、いっぱい好きって言って、…今後俺がここに来るたびに、お前とのことを思い出しちゃうくらい、そんくらいの勢いで。」
「…でも、絶対身体キツいよ」
「何、 お前に拒否権無いんやけど。」
「…んは、勝手な人だなぁ、」
言ったのはそっちだからね。
と、優しくベッドに押し倒し、お洒落な正装を脱がす。…この綺麗な身体を見れるのも、僕だけじゃなくなるのか。 ……やだな。僕だけだったのに。そんなに独占欲は強い方じゃないと思ってたんだけど。
「…もう、挿れていい?」
「は、もう勃ってんの、」
「ぷりちゃんが可愛いから…。」
「……一旦待て。」
そう言って起き上がったかと思えば僕の性器に顔を近付けてきた。
「ぇ、え!?」
「うるさい。大人しくしとけ。」
そう言うや否や、僕のそれを口に含んだ。 …うそ、あのぷりちゃんが、僕のを…!!?
「ん、んぅ…ん、?」
「……夢みたい。」
「んむ…ぅ、は、んぇ…?」
やり方分かってないのも可愛いな〜…。全然上手ではないし、気持ち良くもないけど、視覚的にはすごくクる。 もう少し楽しみたいけど…。
「ちょっと失礼、」
「? ッんぶッ!!?」
「ぁ、やばいッ、これ、きもちぃ、♡」
「んぐッ♡ぅ”ぁ”♡♡ん”ッ♡♡」
「は、♡っはぁ♡♡ぷりちゃん、ぷりちゃん、♡♡」
「っ♡んはッ、♡♡ふ、ぅ”♡♡」
「可愛い、きもちいいよ、♡」
「ん”ッ♡♡ぉ”あ”う♡♡」
「っ、は、ぁ…♡♡」
「ん”、は…ぁ♡」
掴んでいた頭をゆっくりと離す。危うく逝きかけた…。
「……逝ってよかったんに。」
「最初はぷりちゃんと一緒に逝きたかったから…。」
「…あっそ、/」
あ、照れてる。可愛い。 …最後だから、頑張ってくれたのかな。いつもなら絶対しないもんね。
最後、最後かぁ…。
「……勃ってる。」
「ぅ、うるさ、」
「…挿れていい?」
「…………ん、」
彼の頭を撫でながらゆっくりと中を埋める。
「んッ♡ ぅ…は、ぁ♡」
「動いていい?」
「…いちいち確認すんな。 けちゃおになら、何されてもいい。」
「わ、 …もう、本当に可愛いんだから、」
ぎゅ、と抱きしめられ、僕も抱きしめ返す。密着した身体に比例して中に入っていたそれも奥の方にまで入り、耳元に甘い声が届く。
「っん、はぁッ♡♡ ぉく、♡きもち、ぃ…♡」
「んふふ、ぷりちゃんが好きな奥、たくさん突いてあげるからね。」
「っ、♡」
「ん、 …想像した?すごい締まった。」
「言うな…、」
「えー可愛かったよ?」
「聞いてない、」
「…このままぎゅーってしてていいからね。」
「んぇ、? っひ、ぁあ”あ”!!?♡♡」
「ちょ、もっと奥いっちゃうよ?」
「もぉ”きて”ッ♡♡んぁ”ッ!?♡♡や、♡けち”ゃッ♡♡」
抱きしめる力が更に強まり、こちらの意思関係無しに奥へと突き進む。…わぁ、いいな、これ、 ぷりちゃんが自分でリードしてくれてるみたいで…。
「ん”ん”ッ♡♡ むぃ”ッ♡しぬ”、しんじゃッ♡♡」
「これ、奥にやってるのぷりちゃんだよ?」
「だ、てッ、 けちゃ”との、♡きもち、ぃ”から”ッ♡♡」
「ええほんと?嬉しい、♡」
「は、っあ”♡♡も、っと♡♡ もっと、奥欲しッ、♡♡」
「ぇ、 それ、って、」
これ以上奥って、結腸じゃ…。
「け、ちゃ…♡♡」
「っ、! ……もう、 知らないからね!!」
ぐぽんッ、!♡
「あ”ッ、!!?♡♡♡」
明らかに人間の身体から聞こえてはいけないような音が聞こえ、ぷりちゃんの身体も痙攣して顔を背けていて見えない。
「ぷりちゃん、? 大丈夫?」
「ぁ”…♡ぅ”、あ…?♡♡」
顔を覗き込むと目は開いているが焦点が合っていない。飛んでる…?
「可愛い、」
心配よりもそんな感情が勝つ僕もどうかしているのかもしれない。だけど、本当に可愛い。
「っ、ごめん、」
「へ、 ッあ”ぁ”!!?♡♡♡」
「やばい、ほんとに、かわいい、♡♡」
「まッ♡♡けちゃ”ッ♡♡んく”ッ♡♡♡」
「はッ♡ぁ、♡ いきそ、♡」
「け、ちゃッ♡♡」
「ん、一緒にいこ、♡」
「んぅ”~~~♡♡」
「っ、くッ♡」
二人一緒に欲を吐き出し、一度抜いて白濁の入ったコンドームを外し結んでゴミ箱に捨てた。新しいコンドームを出そうと箱を手に取るとその手を掴まれた。
「ぷりちゃん?」
「…それ、いらん。」
「え?」
「…………無くて、いい、」
「ぇ!? だ、だめだよ!?お腹痛くなっちゃうし、!」
「そんなん知っとるわ! …けちゃの、中に欲しい、 ちゃんと、自分で後処理するから、」
「っ〜! そんなの、僕がしてあげるししたいよ!!」
「「したい」はやばいやろ、」
そう笑いながら言うぷりちゃんに更に胸がきゅう、となる。可愛い。幸せ。こんなに幸せなのに、
「……やだ、」
「え?」
「やだ、 結婚、しないでよ、」
ずっと抑えていた本音が漏れ出し、涙が零れた。驚いたような表情を見せたぷりちゃんも、少し目線を下ろして、口を開く。
「…俺だって、したくないわ。 ……どうせするなら、けちゃが良かった。」
「っ、やだ、やだぁ…、」
「だから、俺だって嫌やって、」
全裸で泣き出す…端から見たら相当やばい光景だが、今だけは許して欲しい。…どうせ、僕達以外なんて居ないんだし。
…僕の方がずっと好きだった。初めて見たその時からゾッコンで、必死にアピールして、奇跡的に結ばれて、長い時間をかけて、ここまでの関係になって…。なのに、たかだか少し地位が高いだけのお姫様に取られて。なんで、なんでぷりちゃんなの。急にって、そんなのふざけてる。ぷりちゃんの好きな食べ物も、好きなことも、寝起きが悪くて朝は少し不機嫌なことも、ツンデレなところも、照れ屋さんなところも、堅苦しい服が嫌いで式典が苦手なことも、何も知らないのに。名前も、知らないくせに。僕が想い続けてきた期間の一割にも満たないくせに。
「大好き、誰よりもずっと、ずっと好きだよ、」
「俺も、お前以上に好きになれる奴なんて居ない。」
そう言われ、また抱きしめられる。温かい。柔らかい。 …もし、もし僕が女の子だったら、生まれる時代が少し違えば、君と僕は、恋人のままでいられたのかな?もしそうなら、僕は人生で初めて神様を恨んでしまうかもしれない。 ねぇぷりちゃん、ぷりちゃんは平気なの?ねぇ、そんな奴との婚約なんて破棄してよ。一緒に逃げよう?ちぐ達の、西の国にでも逃げようよ。僕は、君さえいれば、何も要らないのに。…君は生きるのが上手だから、きっとすぐに彼女との生活にも慣れて、幸せに暮らすんだろうな。 ……嫌だな。
「…相手は、どんな人?」
「……知らない。初めて会った。」
「…なのに、結婚なんだ。」
「俺が一番思っとるわ。 …言われた時、相手がけちゃおだったなら良かったのに、って、思った。」
「…僕のこと好きすぎでしょ、」
「お前も人のこと言えんやろ。」
時刻は深夜の2時。ああ、早いな。時が止まって欲しい。まだ、一緒に居たい。このままで居たいのに。 …こんなに神様を恨んだのは、生まれて初めてだな。
「……朝って、何時まで?」
「…9時には、ここを出て、あの人達のところに行かないかん。」
「分かった。」
後7時間。長いようでとても短い。
「忘れられないくらい、忘れたくないって思っちゃうくらい、たくさん愛してあげる。 僕の全部、ぷりちゃんにあげる。」
「…やった。 ……きて、?」
コンドームの箱を投げ捨てて、身体を再び重ねた。
「ん”ッ♡♡ぅ”く、♡」
「は、ぁ、 ぷりちゃ、 キス、」
「ん、♡ っは、ぅ♡♡ けちゃ”、♡♡」
目にハートを浮かべ、離した唇にもう一度触れる。なんて可愛い。普段はあんなに王子様なのに。あんなにかっこよくて、キラキラして、どこかミステリアスに感じる雰囲気も美しい人。そんな彼の、ドロドロになって蕩けたこの表情を僕だけが知っている。
「…こんなので、女の子抱けるの?」
「……余裕やし。 お前こそ、俺が居らんくなったら何で発散すんの」
「イマジナリーぷりちゃんで抜く。」
「ふは、なんやそれ。」
愛おしい。可愛くて優しくて、かっこよくて綺麗で僕が唯一本気で愛した人。
「……愛してるよ。」
「…ぅん。」
切なそうに微笑むぷりちゃんに胸をぎゅ、と締め付けられた。…前までは、「俺も。」って満面の笑みで答えてくれたのに。もう、言えないんだね。言えなくされちゃったんだ。僕も、いずれ言えなくなるんだろうな。彼の後ろが怖いから。下手したら、彼まで罰せられてしまうから。
「……今日は、月が綺麗やな。」
カーテンが閉まった窓の方を見てそう呟く。見えるわけないでしょ。何を見てそう言ってるの。
そんな彼に、ふっと笑って「僕にとって月はずっと綺麗だったよ。」と返した。そうすれば幸せそうに微笑むぷりちゃん。…僕にとっては、君が月そのものだ。どんなに手を伸ばしても届かなかった君。ようやく届いたかと思えばこの様だ。
「ッぁう”!!?♡♡♡ ちょ、急にッ、!?♡♡」
「時間は有限だもん。 …ギリギリまで楽しもうよ♡」
そう言って、また唇を重ね腰を打ち付けた。
「……もう行くの?」
「10分前やし、結構ギリやろ。」
嫌いな正装に袖を通す彼を見つめる。
8時50分。後10分で僕達の関係は終わる。この城の時計を全て壊してしまいたいくらいの気持ち。
「…かっこいい。」
「なに急に。」
「本当にかっこいいんだもん。」
「ふーん?」
夫婦になればすぐに子作りを始める。その時、跡があるのはまずいかとかなり激しく抱いたが、跡は付けなかった。 …白くて、綺麗な身体。その姿を他の人に晒してしまうのか。
「……行ってくる。」
5分前。振り向くことなく扉へと向かうぷりちゃんに僕は思わず叫んだ。
「…僕は、!」
「ぷりちゃんみたいに強くないし、かっこよくもないし、 ぷりちゃんに相応しいのは僕だ!…なんて、言えないけど、 でも、誰よりも好きだった。 ううん、今も好き。命に代えても守る、なんて、そんな無責任なことは言えないけど、一番近くで、いつだって守れる距離に居たかった。」
「……行きたくなくなるやん。」
「…行って欲しくないもん、」
明後日は結婚式。きっと僕は今日と明日で泣きじゃくるんだろうな。お互いに少し腫れた目元は、僕だけ少し悪化しちゃうね。
「…愛してるよ。」
「俺も。」
ぱたん、と扉の閉まる音と同時に涙が溢れる。苦しい。想ってるだけじゃダメなんて、残酷だなぁ、
汗をかいてしまうくらいに暑苦しかった部屋は酷く冷たくなってしまっていた。
ついにやってきてしまった結婚式。目線の先には大好きな彼と、綺麗な花嫁。…ああ、妬ましいくらいにお似合いな二人だ。美男美女ってやつ?…苦しいや。 神父の言葉も耳に入らず、周りの「お似合いだね。」という言葉に目の奥が熱くなる。
「……。」
耐え切れなくて、気付けば僕は踵を返していた。
相手の幸せを願えるのが本当の愛だ、なんて言葉、僕は信じない。好きだから、愛してるからこそ幸せにしたいんだろ。これを愛だって言わないなら、なんと言うのか。
…ごめんね、ぷりちゃん。やっぱり、僕は強くはなれなかった。
「──けちゃ!!」
そんな言葉が聞こえた気がした。
「待ってや、!」
腕を掴まれ、足が止まる。 ……え?
「ぷりちゃ、?」
「……よかった。」
「な、んで…、 式の途中じゃ…、」
「…やっぱ、けちゃ以外とか嫌やわ。」
「ぇ…?」
「相手に言ったら、行っておいでって。元々、あっちも急やったらしい。王様が全部勝手に決めたんやって。」
あの日とは違う、少し安心したような、そんな笑顔。
「っまだ、一緒に居ていいの?」
「じゃなきゃ、ここに来てへんよ。」
「……大好き、」
「ん、俺も。」
誰も居ない。静かな木々に隠れて本来新郎新婦への祝福の鐘をBGMに僕らは唇を重ねた。
いつもより素直で少しロマンチックなktyprを意識してみました。prさんのktyさんの呼び方すごく悩みました。
なんとなく分かってるかもしれませんが自分はハピエンしか書けないです。
コメント
7件
神作すぎませんか……?読んでて涙が出てきてしまいました…🥹 主様のストーリーも書き方も好きすぎます💘
わー!またも主様のktyprが拝読できるとは🥹✨ 主様の書く大人らしい雰囲気に加え、禁断の愛なんて最高の組み合わせでした٩(*´ᗜ`*)۶♡余裕を装いながらも精神的には2人ともかなりキツそうで、相思相愛なのだと感じれてとても好きです🫶💕 コメント失礼しました!,,ᴗ ̫ ᴗ,,