「不思議な感じがするんだ・・・・君の元旦那が憎くてたまらないし、君がかわいそうで胸が痛む・・・だけどその一方で、どういうことが過去にあったのか知った今、なんだかホッとしているんだ
わかるかな?僕の気持ち、君が好きでたまらないのに、君も僕を好きでいてくれる感じはわかってるのに、いつも二人には見えない壁が立ちはだかってる気がしていたんだ、今はそれが僕が原因ではないとわかって、安心しているんだ」
「あなたが原因だなんてありえないわ」
私はぴったり彼に寄り添った
「愛しているわ・・・柚彦君」
私はこの気持ちが伝わるように、精いっぱい力を込めて彼に抱き着いた
「よおし!僕が君を怒らせたりしたら、今の言葉を思い出してくれよ!」
いきなり柚彦君が私の脇をくすぐった、私は大声で身をよじって笑った
とっても暖かな気持ちだった、朝日が差し込むシーツにくるまれながら
私たちはいつまでもお互い見つめあった