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綾波は正彦を保健室のベッドに寝かしつけた。
「加藤先生少し仮眠したら良くりますよ。」
「綾波先生ありがとうございます。」2人が談笑しているとさっきの不穏な影が近づい。
「私作業してますから。」
「はいおやすなさい。」正彦がベッドに潜っていると足音が聞こえて来た。
「加藤先生大丈夫ですか?」
「馬山かフラついてね。」馬山はモジモジしながら手紙を渡した。
「良かったら読んで下さい。」
「お前可愛い封筒じゃねぇか。」馬山は満足して保健室を出た。手紙を見て正彦は青ざめた。
「加藤先生へあなたのために私の毛髪を入れました私はあなたが大好きですずっと見てます。」と書かれていて馬山の髪が封筒に入っていた。
「加藤先生どうされましたか?」
「綾波先生…馬山が…。」綾波は正彦に渡された手紙を見て身震いした。
「加藤先生モテますからね悪質ですし生活指導の田中先生に言いましょうか?」
「いいえ俺が言います。」保健室を出て馬山を追いかけた。
「加藤先生寝てないと。」
「これは何の真似だ!」馬山の顔が悲しみにくれた。
「喜んでくれると思ったのに。」
「髪は大事にしなさいお前こんなことして喜ぶ奴が居るか?もしお前を好きな奴がこんなことしたら嫌だろ?」正彦は爽やかな笑みを見せた。
「すみません先生やりすぎました……。」
「俺50のおじさんだからさ若い子にモテるのは気が引けるんだよな。」馬山は頭を下げて走って行った。
「加藤先生大変ですね。」
「ええまぁ生徒達が分かるまで心理学を教えますよ。」
綾波は正彦の真剣さに無言で賞賛した。チャイムが鳴り教室に入ると黒板にポスターが貼られていた。
「誰だこんなことして。」
「中村俊介知らないの?まさりんに似てるでしょ。」正彦はポスターを剥がして「俺はは最近の役者は知らないんだよ。」と笑い瞬時に真剣な顔つきになった。
「誰とは言わないが女子生徒で先生に嫌がらせをしてきた今回の授業は手紙について話そう良いかお前ら手紙も恋愛と同じで相手の気持ちを汲み取らなくてはならない読み手が深いならない為には配慮や思いやりが大事だ一方的な内容は不快になるお前達高校生のうちに覚えておけ。」馬山はバツの悪そうな表情をした。
「先生は言いたいのはお前達は相手の気持ちを考えてない!」
生徒達は正彦の一喝に背筋を伸ばした。
「お前達は大人の一歩手前なんだ少しは学べよ!」チャイムが鳴り正彦が教室を出ようとすると馬山が走って来た
「先程はすみませんでした。」
「お前は優等生だと思った変わるなら今だ。」と言い捨てた。
「加藤先生の教えを響いてないのかしら?」
「教頭彼らはまだ子供ですね卒業するまで俺がみっちり教えこみますよ。」教頭の未仏は拍手した。