テラーノベル
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「そうだ、君に聞きたいことがあるんだった」
「江ノ島盾子って名前に聞き覚えがあったりしない?」
苗木さんはしゃがんだまま、膝に顔を埋めた私を見ていた
「金髪のツインテールで、クマのヘアゴムをつけてて…」
「…聞いたこともないし、見たこともない…」
「…そっか、じゃあ聞き方を変えるね。」
「さっきの爆発、君が起こしたの?」
私がゆっくりと顔をあげると、真剣な顔で私の答えを待っている、苗木さんがいた。
「…そう、なるのかも。」
「その時の事、詳しく教えてくれない?」
「…うん」
私は、苗木さんに覚えている全ての記憶を話した。
「……辛かったね」
「……同情しなくていいのに。」
ぼそりと呟いたはずが、しっかりと聞こえていたみたいで、苗木さんが少し困った顔をしていた。
「あはは……僕、そういうのほっとけなくてさ……」
「……私が悪いからだいじょ───」
突然、左目に激痛が走った。
「い゛…!?」
即座に左目を力強く抑え、息遣いが荒くなった。
「狛枝、お前がいつまで経っても、来ないから心配して来てみれば…」
「こんなゴミクズの事を心配してくれるなんて…やっぱり日向クンは優しいね……」
「…もしかしなくても、私お邪魔ですね。失礼します…」
私が1歩後退ると、日向さんが突然手首を掴んできた。
「ひゃあっ!?」
思わず情けない声を出してしまい、そのまま日向さんの手を振り払った。
「…すまん、悪気はなかったんだ。」
「日向クンって女の子にそういうことするんだ…へぇ…」
「それは違うぞ!」
「…どうすればいいんですか、これ」
日向さんと狛枝さんが謎の喧嘩を始め、私をそれを、1歩離れたところで眺めていた。
「…喧嘩するほど仲がいいってこのことかな…?」
そう呟くと、日向さんがため息混じりにこちらへと歩いてきていた。
「はぁ……お前、名前は?俺は日向創。」
「それが……思い出せなくて……」
「そうか、無理しなくていいぞ。」
そういうと、日向さんの後ろから狛枝さんがすすっと現れた。
「狛枝、こいつと何話してたんだ?」
「さすがに名前がないのは可哀想だから、考えてあげようって話です。」
「……普通にメルとかでいいだろ」
「そんなあっさりと……?」
「まぁまぁ、決まったんだからいいと思うよ、メルさん。」
「なんかちょっと複雑……」
コメント
1件
うわ、急に左目に激痛!? それ、あの爆発と関係ありそうだよね……苗木くんが真剣に話を聞いてくれてるのが優しくて、でも「同情しなくていい」って突き放す感じが切なかった。日向くんと狛枝くんの軽い掛け合いで空気が変わって、「メル」って名前が急に決まっちゃうのもなんか微笑ましい(笑)。まだ謎だらけだけど、このまま二人(?)のやり取りをもっと見ていたいな。続き楽しみ!
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ラムネ🧊❄
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