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srngです
domsubユニバース 注意
自衛よろしくお願いします。
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私にはパートナーが居る。
でもそこに愛がある訳じゃない。
私たちは「便宜上のパートナー」だから
始まりは二人で行った任務の時。
依頼人の護衛をする任務だった。
その時私は思ってもみなかった。
依頼人から無理やりCommandを使われるなんて、
そんな事があってから、セラ夫が「便宜上のパートナー」を持ちかけて来た。
身の安全の為に、と
確かに私のようなsubは危険が多い。
まだ命令を聞く奴隷のような扱いをするdomも居ると聞くので私はそれを3ヶ月ほど前に承諾した
<凪ちゃん?> [はい、?]
<あ、やっと返事した。>
[すみません、ちょっと考え事を、]
そんなに上の空だったのだろうか、
目の前の彼はこちらを覗き込むようにして話しかけてきた。
<凪ちゃん。今日うちでご飯食べない?>
[いいですね。お邪魔しようかな。]
そう話しながら目の前の残った仕事を片付けていく。
コーヒーが段々無くなっていき、日が暮れていく。
[んー…っはぁーやっと終わった…]
<お疲れ様凪ちゃん。>
彼はそういうと同時ココアを私の机に置いた。
[ありがとうございますセラ夫。]
<いえいえ、あ、そだ熱いからねそれ>
[あちっ]<言わんこっちゃない…>
ふたりで目を合わせてふっと吹き出す。
<はー…おっかしー>
そういう彼がものすごく綺麗に、かっこよく見えた。
私はきっとその瞬間に恋をしたんだろう。
<[ご馳走様でした!]>
私たちは約束通りセラ夫の家でご飯を食べた。美味しいお鍋だった。そう思いながら後片付けを手伝う。
[セラ夫、これ何処置いたらいいです?]
<そこの下ー>[はーい]
<ん、良くできたね“いい子”>
そう言われると同時、体の力がふっと抜けて床にへたり込む。
それを見た彼はふっと笑って言う
<“ソファで待ってて”凪ちゃん>
言われた通りソファで座って待つ。
不意打ちで使われたCommandのせいで頭がふわふわしてまとまらない。
でも1つ思う事があった。
「便宜上のパートナー」ではなく
「本物のパートナー」になりたい。と。
<凪ちゃん。どうした?>
[あ、いやちょっと考え事してました。]
<なるほどねぇ>
そういうと彼はふっと遠くを見るようにして考え事をしだした。
私はその横顔をじっと眺めていた。
綺麗な髪、瞳、まつ毛、どれも見とれてしまうくらいの綺麗で儚げな顔。
そんな顔を見ていたらふと彼と目が合う。
<凪ちゃん。>[なんですか、]
<俺、凪ちゃんにパートナーになって欲しい。便宜上じゃなくて、ちゃんと俺のパートナーに、恋人になって欲しい。>
私はその言葉を聞いた時嬉しさと幸せで胸がいっぱいになった。
[私なんかで良いんですか、?]
<勿論。俺のパートナーはアキラが良い>
[っ、よろしくお願いします。恋人として、パートナーとして、]
私たちはしっかりと抱きしめあった。
その後私は座っていたソファから抱き上げられて、彼のベッドへ連れていかれた。
<凪ちゃん。“こっち来て”>
指刺された場所は彼の膝の上。私はゆっくりとそこへ向かう。
<ん、“いい子”だね>
彼はそう言いながら私に軽いキスを落とす
頭がふわふわする。気持ちいい。そう思いながら彼の背中に腕を回しハグをする。
<はー、気持ちいい、>
それを聞いてバッと私は顔を上げた。
自分が口走ったのかと思ったが彼が言ったことに間違いは無い。
[気持ちいいんですか、?あなたも、]
<そりゃぁね、subに触られたり、世話焼かれたりしたら気持ちいいよ。>
私はそれを聞いて多幸感に包まれた状態でぎゅっと彼を抱きしめた。
今回は読み切り作品です。
読んでくださりありがとうございます。
いいねコメント等よろしくお願いします。